作家買い。
NHKでドラマ化されたシリーズで
現在、この3巻でおしまい。
他にも色々な時代小説を書いている作家さんなので
ゆっくり、既刊を読んでいきたい。
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泥付き大根
弥生鳶
兎にも角にも
子供質
雁金貸し
侘梅
鴛鴦の櫛
大川契り
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お縫いの兄の倫之助は
美貌の母に似てイケメンで
茶問屋の一人娘に婿入りして幸せです。
実家が盗人の故買やの質屋をやっていると知ってますが
それから距離を置く方向で、一人息子だけどムコに行ってるのね。
そんな茶屋の玉木屋の、義理の母
玉木屋の家付き娘のお杉が、石蔵って25歳年下の男にひっかかった、って話が
財産目当ての男では、と身辺調査をクロウト衆の父親に相談にきたのね。
お杉は、男の子を死産同然に亡くしていて
その子が、なんか、石蔵に似てるんだって。
でもって石蔵は、旅先で置き引きとかする小悪党で(今はやってない)
その頃の悪仲間に、玉木屋への押し入りを強要されるのね。
この解決方は、すごかったな。
気が短くて急ぎ働きの石蔵チームに、蔵の鍵を厳重にしてる、って教え
その代わりに、公儀に目をつけられてる高利貸しの蔵を紹介する
で、高利貸しの方は、公儀の手が入ると、全部没収の上で江戸を払われるので
蔵に半分だけ残して、賊に入られた、ってことで、半分を残し、江戸にも残れる、って
うん、すばらしい
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弥生鳶は、名人級のスリの名前。
残された孫娘のくったくを、みんなできいてあげます。
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あたりやの梅蔵ってのがいて
佐野屋の隠居が、加助の親切で心を入れ替えたこともあり
梅蔵も、佐野屋にいろいろしてもらったのに
こじきの父に連れられて育った梅蔵は
人の親切は絶対に信じない性悪説の持ち主で
お縫をなぐって、裏の買い物の香炉を奪ってトンズラです。
裏社会の義理を欠くとひどいことになるので
いろいろ探して見つけて、落着ですが、人を信じられないって
悲しいね
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子供が質入れされ、おいていった娘は決死で子供の祖父のとこへ
いろいろ調べると、子供の体は傷だらけ。
親からの失踪届け?もないのね。
虐待されてるのか、といろいろ長屋のメンツが動くと
その子は、痛覚のない子だったみたい。
親としてどうしていいか、って悩む父親に、生きていればいいじゃないか
と、子供を亡くした母がいいます。
うん、そうだよね
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お縫の姉が、金貸しに騙されて、3両のはずが5両に
まぁ、そのやり口が面白かった。
和紙って、すいて作るけど、その際に何層かになるからね
上の一枚が、さくっと消えるのね、すごい
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唐吉と文吉兄弟は、ばくち狂いの父に兄弟で陰間茶屋に売られ
兄の唐吉が、決死で文吉ともども逃げ出してくれて、今がある。
で、文吉は唐吉をとっても大事に思ってるが、唐吉が夜にあいびきする相手がいる
しかも身分の高い武士の娘。やばかろ、ってことで
いろいろ動いて、娘の許嫁は、けっこういい奴でしたので
許嫁男の方を、後押ししてやりました。
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おとしが千鳥屋に嫁にくるときのいきさつの話
茶屋娘として、美貌をたたえられて、鴛鴦の櫛を邪険にして
若い武士にてごめにされて、でも負けないキップを
儀一は愛したのね。
そんな両親のかかわりを、しっかり受け止めるお縫です。
あ、もとの話は、看取ってやった男が盗人の金隠しした男で
金がない、ってことで千鳥屋に押し入って、まぁ、いろいろあって
結果的には、千鳥屋は無罪放免、金はお地蔵様の建立に使われてました。
ちょっと面白い展開でしたね。
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って感じでネタバレしてます。
いろいろな情緒は本編を購入して堪能してくださいませ。
おすすめ。
大川契りposted with ヨメレバ西條 奈加 新潮社 2018年06月28日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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