立ち読みしたら面白そうだったので読んでみました。
小説新潮連載の短編の推理小説集。
不動産のウンチク満載で、面白かった話と
そうでもない話がありました。
読後感は良いです。
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1,田町9分1LDKのなぞ
2,小岩20分一棟売りアパートの謎
3,浅草橋5分ワンルームの謎
4,北千住3分1kアパートの謎
5,表参道5分1Kの謎
6,池口袋5分1DKの謎
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不動産投資を始めよう、とワンルームを買った中山。
静岡在住で、リーマンで、老後のための都内の物件を買いましたが
現状を見るより利回り重視で
住居者居住中だから、132000円の家賃が入る、って購入。
管理費などなどが引かれるけど、十分な利回りだったのに
あっという間に居住者が退去。
住む人がいなくなったので、物件を見に行ったら、オンボロ。
前の値段ではとうてい借りてがつかない。
家賃を下げれば、当然利回り低下。
むむ。と思っていたら不動尊子と名乗る女性が、これはサギだって。
古い売れないマンションを持ってる者同士が
それぞれ居住者として家賃を払いあって、高値で売ろうというやつね。
それなりに面白かったけど、不動さんの登場が唐突でね~
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2つ目の話が一番面白かった。
古いアパートに住んでる学校の先生。
一棟売りのチラシをみたら、自分の住んでるマンションで
まぁ、単なるオーナーチェンジだと思っていたら
チラシには、一部屋空き部屋があるってあるし、その部屋は自分の住んでるとこだし
修学旅行から戻ってきたら、家具が動かされた気配があるし、って。
先生の部屋の家賃を、留守だって家主に嘘いって、着服していた
不動産会社社員の画策でした、おもしろかった。
やり方は、本編を読んでみてください。
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マンションに住んでる谷さん。
離婚して息子を育てていた前妻が急死して
いろいろあって、息子をひきとることに。
引きこもり、とのことだけど、前妻の生命保険で住むとこ確保すればなんとかなりそうです。
で、住まいを、谷の上の部屋にしようとしたら、ハトの死骸の嫌がらせや
上の階からは足音などなどが。
で、謎を解いてみると、谷の足音がうるさい、って階下からの嫌がらせ。
これは、ちょっとホラーでした。面白いので、是非
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4つ目は、不動産会社さんが善意?で画策したはなし。
安くても埋めたい大家と、もっと高くして大家さんを助けてあげたい不動産屋
ちょっとすれ違いですが、終わり良ければ総て良し。
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老後、趣味の場所を確保したくて、マンションを探してたら
荷物をそのままの状態での購入、って話があって
趣味の品が沢山で、ひょっとしてお宝かも、とも思い購入したら
荷物が全部なくなってました、って
なぜ?ってミステリーでしたが
マンションの住居人全部がかかわってましたね。
本編で是非
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メゾネットマンションの話。
自殺した、っていう事故物件。
気にしない、って購入した男性と、亡くなった女性の妹だっていう女。
これは、構成がちょっと難しかったな~
もうちょっと面白くなりそうでしたのにね。
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って感じで読了。
都会の不動産をめぐる、ちょっと不思議な事件の謎解き、っていう
ミステリーとしては良い素材だと思うのですが
謎解きする不動さんに魅力がないからな~
ちょっと残念でしたが、時間つぶしには十分な作品でした。
物件探偵posted with ヨメレバ乾 くるみ 新潮社 2020年12月23日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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