初めての作家さん。
カテゴ的にはビジネス本かな。
コロナの時期に、おうちでじっくり読みたい本です。
分厚かったけど、さくさく読めました。
熱烈おすすめ(^^)
これ、漫画化してもおもしろいかもね
以下、備忘録として書いておきます。
☆
レオナルドダヴィンチ、って私生児だったのね。
で、おとうさん、認知はしてます。
婚約時代に他の女性と恋に落ち、婚約者は金持ちで、そっちと結婚。
認知されたレオナルド君は、じいさまに「最初の男孫」としてかわいがられてます。
おとうさんが公証人だったので、紙が身近にあり
当時、紙は高価だけど、不憫な息子には、書き損じの紙とかあげてたから
レオナルドダヴィンチ君は、メモ魔になったようです。
☆
さて、当時レオナルドくんのいたイタリアは全盛です。
船で世界に漕ぎ出していき、勇気ある者、リスクって言葉になるんだって
☆
14世紀初頭。ヨーロッパの10万人都市は
パリのほかはすべてイタリアにあったんですって。
ヴェネツィア、フィレンツェなどなどね
為替をつくることで、道中の野盗対策して
その手数料で儲けてる
で、銀行と簿記がイタリアで生まれたんだって
☆
キリスト教は利息をとることを許さない
なので、ユダヤ人が利息を取る業態に追いやられた。
☆
メディッチ家は、こっそり生きろ、と言われてました
バルディ家とか、メディッチの前に栄えた豪商たちは
英国王エドワード三世に金貸して、踏み倒されて、倒産してます。
すごい・・。権力の横暴
☆
メディッチは、各支店に任せる、って形で経営していきます。
沢山稼いで、きれいに使う。
いい言葉だ
☆
メディッチ銀行も破産します。
王族にお金かしてね、踏み倒された。
そしてイタリアから、オランダへと、覇権は移動します
☆
ローマとの決別。
ラテン語とか、ローマ数字をやめて、アラビア数字にね
今の数字はアラビア数字
☆
カトリックの魔女狩りから逃げた新教徒たちが作ったのがオランダ。
神が与えた職業にはげむこと、が節理。
イタリアの画家はカトリックで教会から注文受けてましたが
オランダは、教会の権力がないから、豪商たちが絵を求めるようになります
さらに、絵画が小型化もしていきます。
この展開、おもしろいな~
☆
カトリックのスペイン、ポルトガル、同盟に対抗するために
オランダは考えた!
宗教的には寛容に、簿記、株式会社、証券取引所、をつくることで
覇権をゲットします。
☆
でも、オランダの隆盛は、チューリップバブルとかではじけます
ここらは、日本の破裂と似てる
日本の覇権も短かった・・。
☆
次がイギリス。
木材がないから、燃やすものを探して石炭にたどり着き
石炭を掘ると、地下水がでるから、この水をくみ上げるために
モーターを探し
蒸気動力が研究され、それが列車になっていく。
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蒸気機関車は、軍事的に注目されます。
1830年代は、ナポレオンが失脚した時代だからね
☆
リバプールからマンチェスターへの鉄道
これで、儲けた人がいたから、どんどん鉄道熱が生まれる
☆
この列車を簿記にする時に、減価償却。の理論が生まれます
へ~
☆
じゃがいも飢饉による、アイルランド移民たち。
イギリスと対立して、弾圧されて、土地を奪われて、荒れた西においやられたから、じゃがいもしか食うものがなかった・・。
☆
結果、イギリスからアメリカに会計事務所も移動します。
歴史、ってすごい
☆
イギリスの鉄道が、アメリカにも入ってきて
鉄道にはお金がかかるから、証券取引所がハッテンします。
この頃、インサイダー取引は合法だったんだって。
これは、金持ちで情報を囲い込むな~
☆
で、ハリウッドには、バランスシートを理解する人がいなかったから
ユダヤ系ががっつり稼いでいきます。
☆
もともと、迫害されて米国にきた新教徒は
禁欲、勤勉で、労働を大事にします。
sあらにWASPたちは、金融取引もOKになります
ユダヤしかお金稼ぎができなかった中世と、ぜんぜん違うね
☆
で、アイルランド出身で、合法だったインサイダーで、汚く儲けていたジョーが
ルーズベルトの命令で証券市場の初代監査になります。
泥棒が、元締め、みたいなもんだったけど、悪党の親分が「しっかりやれ」っていうから、悪党も従うのね~。
おもしろい世界だ。
で、このジョーってのが、JFK(ケネディー大統領)のおやじさま
☆
投資家を保護するって概念が生まれてきます
そうだよね~、インサイダーがOKなんて、一部の株主しか優遇してないもん。
これが、パブリック革命
以降、投資家保護、がアメリカで一般的になっていきます。
☆
第一次世界大戦。
ドイツ有利だと言われていたのにイギリスが勝利したのは
レーダーがあったから。
そうなんだ~
☆
グローバルって言葉が国際を意味するようになったのは「1990年」から
その前はインターナショナル、が国際でした。
言われてみれば。そうだな
ベルリンの壁が崩壊した1990年ころからの変化ね
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ドイツのベンツ社が、アメリカの会計ルールだと赤字になるんだって
こういうことがけっこうあって、これではまずいだろう、ってね
☆
国際会計基準
アメリカ式かイギリス式か
つねに覇権は争われます
☆
イギリスは、土地が高いから、直進させて線路を引くけど
アメリカは、人件費の方が高いから、線路は山や丘を迂回します。
そして、連結決算って概念が生まれていきます。
おもしろいな~
☆
ここでおさらい。
中世イタリアで、自分のために行われた会計は
東インド会社のオランダ
産業革命のイギリス
投資家保護のアメリカにと発展し
他人のため、って概念になったのね
これを、中世イタリアのように「自分のために」と変化させようという
動きが生まれます
☆
米国の鉄道は長いから、区間長ってのを作って分けました。
この概念、標準+分ける、ってのがアメリカの根っこにあって
熟練工が一人でつくる、のではなき。複数の人が流れ作業を行う
ってのが、アメリカのメンタリティになっていく。
その顕著な例は、銃。
結果、南北戦争で、大量の銃がいきわたり、死者がすごいことに・・。
☆
さて、稼ぐときに考えるのは、
まずは、吸収して自分が大きくなる。
水平的統合。
ライバルが減ることでの勝利。
次は、下流を押さえて、自分のやりたいように。
これが垂直的統合ね
☆
で、持ち株の中の連結決算が重要になるのね
☆
会計と音楽で新ジャンルを生み出したアメリカは
世界を席巻します。
☆
禁酒法
まさか、って思っている間に成立しちゃったのね。
第一次大戦に勝利した直後だったから、みんな、乾杯したかったの。
で、
シカゴでアルカポネが稼いだ頃、ルイ・アームストロングが
トランペット拭き始めます。
レコードができた時代で、今も音源が残る、ポピュラー音楽の王様。
酒の場所でかかる音楽でもありました。
☆
で同じ頃に、マッキンゼー教授が新しい会計講座を始めます。
コストだけでなく、利益を見よ
過去でなく未来をみよ。
今の、年間目標とかを重視する経済学ね
これ、この前にはなかったんだ~
びっくり
☆
エジソンがうまれて
家電がうまれ
これに、月賦販売、をくっつけたのが
ジェラード・スウォーブ
GEの社長です
☆
そして、フランス革命で逃げたきた数字に強い一族が
デュポン家
火薬が家業で、これはきちんと計らないとダメだからね
その後、ナイロンストッキングとかも初めて
やんわりと、浸透していくわけです
☆
パソコンの調子が今一つで、この記事書くのに、何度か中断しちゃいました。
ボリューム多くて大変だった・・。
是非、本作を読んでみてくださいませ。
面白かったですよ~(^^)
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