異館 吉原裏同心(11) 佐伯泰英 ネタバレ注意 女男の暗躍と対馬藩の隠れ屋敷。幹次郎は伊勢半と飲み分け義兄弟に。壺振りお千も登場。

現在吉原は

筆頭老中松平と、田沼意次の復権を目指しての代理戦争に巻き込まれ

放火されて炎上

炎上後は、仮宅として、江戸中に見世が散らばってます

で、その間に、沽券の買い占めが図られましたが、それをなんとか防いで

さて、11巻です

1章、謎の辻斬り

2章、長い一日

3章、千切れた裾

4章、宮参り

5章、壺振りお千

風庵を取り逃がして、幹次郎は四郎兵衛に謝りますが

沽券買い占めの話がなくなったので、十分です、って

風庵を薄墨大夫の座敷に呼んだってことで

伊勢半の隠居が謝り金として500両だしたので、

幹次郎は受け取らないけど、会所が今回のいろいろに使いましょうって

いいね~。大金持ち!

仮宅での生活で、薄墨大夫は、実名の「加門麻」を幹次郎に明かします

汀女にも、もちろんね

汀女と麻は、姉妹みたいになっていきますね

で、伊勢半の隠居は、幹次郎に逢いたい、って言い出しまして

幹次郎が座敷に出ると、飲み分けの義兄弟、になっちゃいました

後ろ盾が大金持ちだぜ

すごいな~

そんな中、粋に女郎をかわいがっていた武士が殺されます

しかも、二人

刀傷から、同一人物、って推測されて

うかんだのが、男装女子

女男、って呼ばれているようで

仮宅営業の見世では、女郎に男装させると

その手の、男装した女を愛したい女、って客が増えるんだって

で、そいつが幹次郎にもちょっかいかけてくるし

吉原に、着物を売り込みたい、っていう京からの古一喜三次、ってのが現れて

この呉服屋のちりめんが

幹次郎との闘いで、着物の裾を残した生地とうり二つ

辻斬りと、古一のつながりが見えてきます

さらに、古一が店を構えた場所には

もともと仏具屋があって

そこの主を、職人が殺した、って事件があり、店は古一に買われたんですが

その殺人事件は冤罪だ、って

つぼ振りのお千がいうのね

そんな事件の間にも、甚吉のとこに生まれた

初太郎のお宮参り、があったりします

平和だわ

さて、辻斬りの女男は、対馬藩の重臣の娘だとわかります

異国の血が入っていて、体臭が強いので

いつも白檀の匂い袋を持ち歩いている、とか

で、玉蘭、という女は、松平家からの圧力で対馬藩から追い出されますが

行方がわからず

佐吉の探索の結果、幹次郎たちは

隠された対馬藩の異国館を発見、そこに玉蘭と古一がいるのを確認します

お千の敵の、古道具屋の元番頭の安蔵は

玉蘭、古一の一味でしたが、事の成就の暁には、始末される予定で

それを追い詰められた玉蘭たちに言われると

お千の手で成敗されました

兄の仇だったからね

対馬藩は、隠れ館がばれましたが

会所に処理を任せることで、被害者となって大目付の目を逃れることに

古一と玉蘭は、佐吉と幹次郎に成敗されて

一件落着です

異館2版posted with ヨメレバ佐伯泰英 光文社 2009年03月 楽天ブックスAmazonKindle

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