作家買いです。
大沢在昌作品は、途中大風呂敷で、尻つぼみになる作品がいくつかありますが
本作は、きっちり顛末完了して、読後感も良かった。
バブルの頃へのノスタルジックな気分と
女を忘れない男の純情って感じかな。
とってもおススメです。
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バブルの時に、地上げとか協力して
ヤクザではないけど、度胸はばっちり身に着けた「円堂」君。
現在、65歳です。
バブルで色々がぶっとんで、自殺者が多々発生した不動産売買最前線で
慕っていた上司・二見に、結婚を考えていたホステスを寝取られ？て
二人は蒸発。
円藤は、その後結婚もせずに居酒屋の亭主に収まってました。
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二見は失踪時に、現在価格で20億という名車を持ち出していて
その車が走っているのを見た、って情報が
円藤の旧友で作家の中村から入ります。
車はともかく、生きているなら、二見と蒸発した恋人の君香と再会したい
と円堂が動き出すのですが
仲村が焼死し、その原因を探るうちに
20億の車を探して、ヤクザが動き出しているとわかります。
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ヤクザがらみの売春もどきの元締めの女性
ヤクザのヒモがついてる酒会社の女社長
昔からの知り合いのスナックのママ。
おお、こう書き出すと、円堂の周りは女ばっかりだな。
彼女たちが動き
君香とそっくりの女性が登場して
彼女がなんと、君香の姪だと判明して
君香の生存、二見の生存、車の行方が見つかり
円堂は、君香がなぜ消えたのか、という理由を知って
納得というか・・。
まぁ、大人の恋だから・・。
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仲村の死の真相が、最後にちらっとわかりまして
すべての伏線が回収されるなか
円堂は、君香の傍にいくのか？
ってとこでおしまいですな。
一気読みしちゃった。
とっても面白かったので、おすすめ（＾＾）
晩秋行posted with ヨメレバ大沢在昌 双葉社 2022年06月22日頃 楽天ブックスAmazonKindle
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読んで下さってありがとうございます（＾＾）
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