推し本。
作家買いした本のシリーズ2作目。
主人公の絹子のその後とかも知りたいですが、2巻で完結してるみたいです。
大家、と呼ばれる人は、京都の斎さまらしい。
2巻は書下ろしです。
繰り巫女あやかし夜噺 ~かごめかごめのかごのとり~ (マイナビ出版ファン文庫) [ 日向夏 ]
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繰り巫女あやかし夜噺 かごめかごめかごのとり 目次
序章、かごめかごめ
1,ふたくちおんな
幕間、その一
2,かみきり
幕間、その二
3,てんぐ
幕間、その三
4,しんきろう
幕間、その四
5,きつねのよめいり
幕間、その後
終章、後ろの正面だあれ?
あとがき
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繰り巫女あやかし夜噺 かごめかごめかごのとり ネタバレ注意
絹子は、あやかしが祖先にいる子で
その卓越した機織りのせいで、隔離されちゃって死にかけます
そしたら、その体の血に潜むあやかしが表にでて
絹子は助かりますが、人外の身にもなっちゃいます。
自己防衛のために、ぼんやりした子に育ちますが
あやかしが見えるし、あやかしが体にいるので燃費が悪くて大食いです
そして1巻では、その身が危険になったら、あやかしが表に出て助けたりもしてくれます
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さて、現在絹子は、玉繭神社に寄宿して、巫女とかもしてますが
家事などをしてくれる同居人のクロと、相方のシロが
子供の姿で見えてますが、10年たっても大きくなってないし
他の人には猫にしか見えないらしい。
で、食卓として用意されるお膳は、シロ、クロ、大家、絹子、の他に
絹子がくっつけてきたりする「幽霊」の陰膳だったりしますね
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1話では、大家のとこに無理やりお祓いにきた
おっさんと若い娘がいて
娘の体に人面のおできができてまして、お祓いをしろって
見抜いた大家はおふだを貼ってやりまして
治療する息子さんへメッセージです
彼女は愛人で、昔、愛人と遊び歩いていた時に
当時幼かった息子が、別荘に閉じ込められて死んでました
その子が、男の傍にいましたね
絹子には見えてる。で、その愛人を囲う男は、噛むのが趣味で
その傷が悪化しての騒ぎでした
いやらしい話だったけどね
男は大臣で、引責辞任します。
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現在絹子は大学で臨時講師とかしてまして
その分、ちょびっと人間関係が広がってます。
どんな大学で、髪をばっさり切られた、って女子生徒がいて
妖怪髪きりだ、って騒ぎになりますが
女子生徒にはマメな恋人がいて、でも、そいつは模倣犯でした
ミュンヒハウゼン症候群。かまってほしくて病気になる、ってのがありますが
近親者を病人にするのが、代理ミュヒハウゼン症候群
マメだった恋人は、昔妹を殺してまして、今、髪切りで落ち込む彼女を
支配下にしようとしてましたね
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てんぐ、って話は切なかった
昔、恋人と添えなかった女性の念が浴衣に入り
悪いものではなかったけど、ちょっとヤバクなっていたので
大家は、その浴衣と仮面を依り代に、小さな社を玉繭神社においてくれました
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子供が連続して神隠しにあっていて
大家のとこにも調査の願いがきてたらしいけど
恋人を噛んで人面そうにした、あの爺の息子
治療をしていた息子が、ヤバかった。
髪も切ってたし、昔の恋人を撲殺してたし・・。
底なし沼に、神隠し、って言われていた子供を落としたり
放置してたり、
悪意の念にとらわれた沼の持ち主とかもいて
その殺された昔の恋人は
大家の血縁で、自分が自由になるために
大家を性的虐待して身ごもり、産んだ子を身代わりにして逃げて
恋人のとこに嫁にいくつもりが
その恋人に、けがらわしい、と殺されて
で、その念は、花嫁行列をつくって、彼のもとへ、という
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大家=斎、は、次の世代がいるので、もう力は少なく
ただ、自分が「作らされた」娘=一女、に力が移ったけど
彼女が、自分のような「傀儡」にならないよう
もうちょっとだけ、頑張って娘を守ってやりたい、ってね
なんか、もう一人主要なキャラがいるらしいんだけど
2018年の本作が書き下ろし文庫で出て
2025年現在、新作がでてないから、書かないのかな?
という感じで読了(^^)
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posted with ヨメレバ
日向夏/六七質 マイナビ出版 2018年05月21日頃
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