悪役令嬢たちは揺るがない 八月八 推し本 私の感想レビュー備忘録。作家買い。ネット小説で1巻完結すばらしい。

推し本。

なろう、に連載されてた分の書籍化。

BL小説で有名な人でしたが、悪役令嬢ものも手練れでしたね~。とっても面白かった。

ずるずるになりがちなネット小説ですが、きれいに1冊にまとまっていて

読後感も良くて大満足です。推し

悪役令嬢たちは揺るがない(1) [ 八月 八 ]

悪役令嬢たちは揺るがない 目次

プロローグ

1,王太子婚約者

2,子爵令嬢

3,宰相息女

閑話、女子学生たちの噂話

4,侯爵嫡子

5,子爵令息

6,隣国公子

7,王太子

閑話2,男子生徒たちの噂話

8,聖女見習い

エピローグ

おまけ、とある王女のため息

悪役令嬢たちは揺るがない ネタバレ注意

ながれとしては、よくある話です

庶民出身の聖女が

愛のない結婚なんて!と、王太子婚約者の令嬢にかみつきます

で、王太子としては

庶民のことが知りたくて、聖女のお相手をしていただけで

充分な婚約者のいる自分と、なんとかなると思う女がいる、ってことは

想定外なのね。

聖女の躾が悪い、って子爵令嬢のサンドラは厳しく対処しますが

セラフィーナ王太子婚約者が、ほんとうに揺らがない姿を見て

これこそが、上に立つものとしての矜持だわ

と、自分の方を律しちゃうのね

聖女の躾を担当してるのが、宰相の家で

そこの長女のベルナルデッタは、先妻の娘で

後妻とその息子にいびられてまして、おとなしくしてますが

一度聞けば全部頭に入る、天才型でした

で、今回の聖女騒ぎの中で、もう自分がおとなしいふりをするのをやめよう、と決意し

女性ながら、侯爵家の後継となり、いずれは宰相に、とまで目標を拡大いたします

子爵令嬢の婚約者だった脳筋男のオルヴァは、最終的には子爵令嬢に見捨てられ

弟に、婚約者の地位を奪われます

ただ、廃嫡までは踏みとどまり、すんごい頭の固い年上妻をもらうことで

嫡男の地位はキープします。

で、脳筋の弟の、サンドラ子爵令嬢より年下のジェラルドは、

嫡子にはこだわらずに、サンドラの愛を求めます。賢い良い子です

ベルメルデッタの賢さを見抜いていた

隣国の王家の血筋にリュシアンは、彼女の才能を早くから見抜いていて

王家の血筋ですが、隣国の婿になることを厭いませんね

本作の三人の「悪役令嬢」になりそうな女性たちは

みんな、矜持を持って、生き抜いていくのが素敵です

最後には、聖女のアイニ、の話になりますが

愛は大事、という庶民の感覚を持ち込んで

学園では波乱の種でしたが

教会に戻ってからは、教会内の差別を、自分の力で改革していきます

そういう点では、一本芯の入った子となりました。

おまけ、で

王太子と王太子婚約者は無事に結婚し、たくさん子供に恵まれ

今は王と王妃になってますが

そこの第一王子が、婚約破棄、を申し渡されますね

で、そんなバカ男と、彼をそそのかす男爵令嬢の庶子

どっかでみたような関係ですが

今度ばかりは、婚約破棄した方の滅亡がうかがえますな~

とっても面白かった。

現在、漫画化が進んでますので、そっちもおすすめです(^^)

悪役令嬢たちは揺るがない(1)

posted with ヨメレバ

八月 八/春野 薫久 KADOKAWA 2023年11月30日頃

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