任侠楽団(任侠シリーズ6) 今野敏 推し本。私の感想レビュー備忘録。楽団の立て直し、というか、仲たがいの調停かな。

推し本。

大好きなシリーズです。

これを書いている時に、シリーズ7が出版されました。

読みます(^^)

任侠楽団 (単行本) [ 今野 敏 ]

任侠シリーズ | 推し本探ブロ 本シリーズ既刊の、感想レビュー備忘録

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任侠楽団 ネタバレ注意

阿岐本組が、いろんな企業に手出しして

立て直していくシリーズです。

今回は、いつもながら、阿岐本組に話をもってくる永神親分が

コンサルタント、として

正式?に依頼してきましたね。

楽団としては、かきいれ時である、公演の前に

楽団が二つに割れたので、どうにかしてください、って依頼でした。

阿岐本組は、組長の下に5人しかいないので

弱小すぎて、広域暴力団指定は受けてません。

ただし、組長が異様に顔が広くて、大手の組のトップとも

サカヅキを交わしているから、いろいろと「通じて」しまいます

阿岐本組の組員は

まぁ、世間をドロップアウトした子たちなので

阿岐本組長が、いろんな企業の立て直し事案を持ち込むと

知らない会社の会社員のフリとかができて、とっても楽しそうですね

この、組員たちのキャラが立っているのも魅力です

今回、新しい指揮者がドイツからくるんですが

その人が実力主義、ってことで

プロの楽団員ではありますが

バイトとかしてる人も多いので

オケを第一にしない、と実力派の若手が

古株をなじったりして、結果、分裂騒ぎです

で、そんな中、来日したドイツ人指揮者が

背後から殴られる、という傷害事件が起きました。

事件性をうやむやにしたい所轄(赤羽署)に対して

警視庁捜査一課から、指揮者さんからの訴えがある、ってことで碓井刑事が出張ってきて

犯人捜しが始まります

この、本部からきた碓井刑事は

サクット阿岐本組長以下の身分を見て取りますが

排除しないで、犯人捜しです。

で、阿岐本組としては、もとからの依頼通り

楽団を一つにまとめないといけない

犯人捜しと、一つにまとめること、が同じゴールになりそうなので

刑事の申し出で、一緒に動くことになります

で、楽団の一人が、ジャズの公演にも参加してるってわかり

この公演に、ドイツ人指揮官が関心を持ち

音楽家としての交流がはじまってから

犯人は、ドイツ人指揮者の通訳もかってでていた

サブ指揮者だとわかりました。

被害者のドイツ人が、訴えを取り下げ

犯人は、楽団員じゃなかったし

仲間割れも、サブ指揮者の画策でしたし

すべてがマルっと収まって

刑事は本部に戻り

阿岐本組は、依頼を完遂、って感じで読了

今回は、刑事さんと一緒にお仕事、ってとこが

新しかったけど

ちょっと、はじめのころの面白さが抜けてきたな~

次巻も読みます(^^)

任侠楽団

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今野 敏 中央公論新社 2022年06月21日頃

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