任侠シネマ(任侠シリーズ5) 今野敏 推し本。私の感想レビュー備忘録。 シネマを持つ不動産会社の話。

推し本。

大好きなシリーズです。

ヤクザの阿岐本組が、頼まれたいろいろを立て直していく話です。

ヤクザですが、任侠を愛するおやっさんと

中間管理職の日村と、配下4人が、疑似家族として楽しそうです。

任侠シネマ (中公文庫 こ40-39) [ 今野敏 ]

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任侠シネマ ネタバレ注意

任侠シリーズも5冊目。

出版社、学園、病院、浴場、今回はシネマです

1~2階に映画館「千住シネマ」をもち

3階からが不動産会社の本社「千住興行」

相変わらず、阿岐本の弟分である永神からの情報で

映画館をつぶして、移転するかどうか、って迷う会社の

コンサルタント、として参加することになった阿岐本組長です

映画館はキレイだし、それといって瑕疵はない

では、何がいけないのか?と、組長と日村は頭をひねります

同じころ、阿岐本組を所轄にもつ警察に

あたらしい係長・仙川が赴任してきて

ヤクザを締め付けて追い出すために

阿岐本組が出前を取ることさえ、店側へ圧力かけて

やめさせようとします。

ずっとマル暴担当だった甘糟は、やんわり阿岐本組へのあたりを

緩和しようとしてくれてて

ここは、ちょっといい感じです

なぜ急にシネマ売却の話が出たのか

さぐると、シネマの地域を中心に再開発の話が

ふんわり生まれていて、そのための先手争いだとわかってきます

シネマをクラウドファンディングで支援しよう、ってネット情報に対して

半グレからの脅迫があり

その半グレが、阿岐本組の稔の元ライバルだったりして

この半グレが、再開発話の会社を脅したりして

その恐喝ネタを、仙川係長にチクルことで

日村は、阿岐本組への、仙川の集中をはぐらかしたりします。

うん、ここらのやり口は

とっても上手で頭脳戦なので、ぜひ本編を購入して読んでください

出前がとれない、ってことで

2階に住む若い衆と一緒に、日村が一緒に食卓を囲み

台所でつくったごはんを、みんなでワイワイ食べることに

みんながほんわか、ほっこりしちゃうとこが良かった

疑似家族ね。

香苗が買い物してくれたり、食事つくったり

女の子がいるだけで、より家族らしくなるとこもよかった。

いつもながら、立て直しの方は

頭を振り絞って好転するんですが

暴対法で、どんどん阿岐本組が追い詰められていくのは

読んでいて、ちょっとツライですね。

次巻は、任侠楽団

一応、今現在は、この6作目の任侠楽団が最新刊です

早く、7巻目が出るといいな(^^)

任侠シネマ

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今野敏 中央公論新社 2023年04月21日

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