推し本。
大好きなシリーズです。
ヤクザの阿岐本組が、頼まれたいろいろを立て直していく話です。
ヤクザですが、任侠を愛するおやっさんと
中間管理職の日村と、配下4人が、疑似家族として楽しそうです。
任侠シリーズ | 推し本探ブロ 本シリーズ既刊の、感想レビュー備忘録
今野敏 | 推し本探ブロ 今野敏作品既刊の、感想レビュー備忘録
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任侠シネマ ネタバレ注意
任侠シリーズも5冊目。
出版社、学園、病院、浴場、今回はシネマです
1~2階に映画館「千住シネマ」をもち
3階からが不動産会社の本社「千住興行」
相変わらず、阿岐本の弟分である永神からの情報で
映画館をつぶして、移転するかどうか、って迷う会社の
コンサルタント、として参加することになった阿岐本組長です
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映画館はキレイだし、それといって瑕疵はない
では、何がいけないのか?と、組長と日村は頭をひねります
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同じころ、阿岐本組を所轄にもつ警察に
あたらしい係長・仙川が赴任してきて
ヤクザを締め付けて追い出すために
阿岐本組が出前を取ることさえ、店側へ圧力かけて
やめさせようとします。
ずっとマル暴担当だった甘糟は、やんわり阿岐本組へのあたりを
緩和しようとしてくれてて
ここは、ちょっといい感じです
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なぜ急にシネマ売却の話が出たのか
さぐると、シネマの地域を中心に再開発の話が
ふんわり生まれていて、そのための先手争いだとわかってきます
シネマをクラウドファンディングで支援しよう、ってネット情報に対して
半グレからの脅迫があり
その半グレが、阿岐本組の稔の元ライバルだったりして
この半グレが、再開発話の会社を脅したりして
その恐喝ネタを、仙川係長にチクルことで
日村は、阿岐本組への、仙川の集中をはぐらかしたりします。
うん、ここらのやり口は
とっても上手で頭脳戦なので、ぜひ本編を購入して読んでください
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出前がとれない、ってことで
2階に住む若い衆と一緒に、日村が一緒に食卓を囲み
台所でつくったごはんを、みんなでワイワイ食べることに
みんながほんわか、ほっこりしちゃうとこが良かった
疑似家族ね。
香苗が買い物してくれたり、食事つくったり
女の子がいるだけで、より家族らしくなるとこもよかった。
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いつもながら、立て直しの方は
頭を振り絞って好転するんですが
暴対法で、どんどん阿岐本組が追い詰められていくのは
読んでいて、ちょっとツライですね。
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次巻は、任侠楽団
一応、今現在は、この6作目の任侠楽団が最新刊です
早く、7巻目が出るといいな(^^)
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posted with ヨメレバ
今野敏 中央公論新社 2023年04月21日
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