推しのネット小説。
ずるずるならず、しっかり起承転結するし
ゲーム、なんて思わずに、今の人生を楽しむ、ってテーマもあって
とっても善き本でした。
ネタバレ注意
盲目の公爵令嬢に転生しました(2) (レジーナ文庫) [ 波湖真 ]
推しのネット小説レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
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相思相愛のカイル王子に、無事に「自分は転生者」と打ち明けられたアリシア。
カイルとしては、実際には「転生者ってなに?乙女ゲームってなに?」って状態ですが
アリシアを信じる、と決めたので
アリシアの言葉を丸のみします。
けっか、いまのアリシアへの悪い噂とかが、エミリアが黒幕の策略、と納得?するわけです
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エミリアは、このゲームの世界を、上手にコントロールしないと
自分が抹消されちゃう、というか、世界がヤバイと本気で思っているので
エミリア、という主人公が王妃になる、ってエンドを目指してます。
そのルートのために、隣国からの王子である身分を隠していたアラミックを
そそのかしたりもするんだけど
隣国の王子のクーデターみたいになっちゃうのね
ものすごい大ごとなんだけど
エミリアは、実生活、っていう感覚が薄いから
危機感がない。
☆
一方アリシアもカイルも、この世界を必死で生きているので
友人であるアラミックの心の変化に心痛するし
まぁ、いろいろありますが
最終的にはアラミックは捕縛され
母国に命を狙われたりもして
そんな中、エミリアは実家の父をあやつる形で
いろいろアリシアを「ゲームでの悪役令嬢」にしようとしますが
ゲームではないので、封建社会での身分を超えた色々は
まるまる命に係わるわけです。
☆
エミリアに、この世界はゲームではなく現実、と繰り返したアリシアですが
最後の最後で、エミリアもそれに得心して
自分を金蔓にしか考えない父親を切り捨て
自分は身分をすてて、平民として「異世界の発想でいろいろ発明する人」となり
生きていきます。
☆
アリシアの存在があったからこそ
第五王子の地位を捨て、ムコとなる(身分的に王家から下る)カイル。
王家も公爵家も万々歳だし
政略結婚ではなく、幼馴染からの大恋愛だし
盲目のアリシアも、ちょっと無理して学院に聴講生と参加することで
友人もできたし、と見事に伏線回収、ハピエンの物語となりました。
ネット小説で
2巻くらいで、サクッとまとまる作品は少ないから
是非、楽しんでみてくださいませ。
推し。
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盲目の公爵令嬢に転生しました(2)posted with ヨメレバ波湖真 アルファポリス 2022年09月13日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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