天使たちの課外活動(10) 茅田砂胡 推し本の感想レビュー備忘録。レティシア舞台編

推し本。人気のシリーズです。

作者デビュー作のデルフィニア戦記に嵌まり、

その後のスピンオフも全読みしてます。

「課外活動シリーズ」は

デルフィニアから現世?に帰還したリィとシェラですが

現在、連邦大学惑星の中等部にて

「困ったら相談してください」をスローガンに課外活動としてボランティアをしていまして

いろいろ巻き込まれるシリーズです。

現在は、大女優ジンジャーからの依頼で、球形劇場のこけらおとしテストに参加してて

それと並行して、学園祭で演劇することとなり

前作(9巻)では、ヴァンツァーが舞台にたち

10巻では、レティシアが舞台に立つこととなります。

ネタバレ注意

天使たちの課外活動10 レティシアの奇跡【電子書籍】[ 茅田砂胡 ]

天使たちの課外活動 | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

茅田砂胡 | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

本作の主役視点はレティシアです。

レティシアは、まあ、凄腕の殺し屋でしたから

それなりに擬態するのは得意だし

当然、役者なんて簡単なんだと思ったんですが

組んだ相手・ジョンからダメだしの嵐で

なぜダメだしか、って知るために、ジョンの背景を探ったりします。

ジョンのダメだしを回避すれば、とりあえずは大丈夫って考えでしたが

まぁ、演劇論とかいろいろありまして

ジョンと一緒に、医学部としてのボランティアとかもありまして

そこでレティシアは、快楽殺人の教授とかを見つけるわけです。

殺し屋は殺し屋を知る、って感じで

レティシアが、前に殺人事件の被害者となった事件に注目して

自分の手下にしたい、ってね

(この事件は、殺人にハマった医学部生徒たちを、レティシアとりぃで返り討ちにした話です)

教授は、自分と同じく人殺しに慣れた助手が欲しかったみたい

ルゥも出張って、こいつが人殺しと人救いの両方をやりつつ

金と名誉をゲットしてる、ってことで

レティシアが巻き込まれなければ放置なんですが

まぁ、レティシアを巻き込んだので

教授の頭をルゥがいじって、穏便に自殺してもらいました

ここらの展開は、是非本編を購入して読んでみてください。

そして、舞台の方は、マッチ売りの少女みたいな話でしたね

無事にレティシアは演じ切ります。

ジョンの過去、両親と妹を宇宙事故で亡くした顛末とか

泣ける場面がきっちりあるのが、作家の腕ですね。

今回も堪能いたしました。

次巻も楽しみです(^^)

天使たちの課外活動10posted with ヨメレバ茅田砂胡 中央公論新社 2023年06月21日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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