2021年世界経済リスク入門 渡邊哲也 推し本の感想レビュー備忘録。 この人の本は預言になる。

作家買いです

この作家さんの経済もの、ビジネス本は

株をやってる私には、本当にお役立ちで

新刊が出るとおっかけてます

私の熱烈推薦で、夫もガン読みしてます(^^)

ネタバレ注意

1章、香港と台湾から火を噴く中国リスク

2章、泥沼の米中貿易戦争の結末

3章、第三次ITバブル崩壊とGAFAの終焉

4章、世界に迫る金融危機の連鎖

5章、これからはじまる世界大分裂

香港のデモ

国際社会の目のある空港や金融街、外国人がいる場所で

分散して行われていて

アメリカ民主党のブレイン(頭脳)であったブレジンスキーが行った手法

東欧の「オレンジ革命」

先のものにインターネットを加えた「アラブの春」

もこれに類似てます。

チベットやモンゴルに手出ししたころの中国なら

とっくに武力行使してますが、最近はネットがあるから

中国も無理押しができない・・

香港は関税のかからないフリーポートで

日本企業の場合、まず香港へ、そこから中国本土とかに送っている

香港ドルは人民元と違ってドルが裏付けだから安心感もある

香港をつぶすと、中国の経済は混乱する

中国で広まっている顔認定

これを、香港で使いたいからマスクが禁止になりました

チベットの抑圧にも使われてます

香港の暴動で、いろんなことが赤裸々になってますね

中国は台湾が欲しい

半導体とか、とっても高度な技術を持ってるしね

現在の中国の発展は、台湾からの技術供与があってこそ

逆にいうと、中国から台湾を切り崩すと、中国の成長も落ちる

イギリスがブレグジットを終了させたら

米国との二国間協議で貿易を発展させ

その結果、東に目が向くので香港にも注目することになる

オーストラリアへの中国の侵攻も半端なかった

今やっと、オーストラリアは気づきつつありますね

反中に転じて、スパイ狩りもしていて、不当な移民も排斥してる

これは現在、アメリカ以上のスピードで広まってる

米中合意は、すぐに反故になる可能性が高い

安全保障や香港、ウィグル問題ね

で、アメリカは現在高値を継続してるけど

アメリカの歴史というかアノマリーで

最高値で規制強化、ってのがお決まり

台湾は中国から逃げる企業の受け皿になっていて

景気が急速に高揚してますね

中国は資本の自由化を認めていないので

中国で儲かっても、その儲けを外国へ持ち出せない

これを、米国の権力でなんとかしたい

でもこれを認めると、中国は一気に外資が抜ける可能性がある

ファーウェイ問題

中国はすでに5Gを各国で構築しつつあるので

アメリカや日本は6G作りに着手してる

香港のこの先

イギリスとアメリカは共闘して

中国の四大国有銀行の国際業務に締め付けをするでしょう

これは、日本がされた方法で

これで拓銀が海外から資金調達できなくなり

山一証券が連鎖して、海外資産を売却しまくることとなりました

これを、中国になるのね

いずれ

ソフトバンクグループがヤバイです

米中貿易戦争による経済減速懸念から

LBOへお金が流れなくなってる

IT企業がベンチャー買収で拡大する、ってビジネスモデルに

急ブレーキがかかったのね

さて日本の銀行も

稼ぎ頭であったアパートローンがダメになって

みずほ銀行はヤバイと言われるソフトバンクに投資してますし

海外のCLOを大量に購入してる

これも、最近警告がでてるので、銀行ってほんと、今大変・・。

アメリカは利上げ

EUはドイツの反対で金融緩和ができず

日本は0金利で一人勝ちで、本来ならバブルであるが

CLOを買う、って形でバブルを輸出してます

この考え方、とっても面白い!

で、日本がこれの引き締めを初めて

引き締められる最再王手が中国経済なのね

中国国内では、もともと信用力のない人民元だから問題ないけど

海外で爆買いしてるからね、不動産とか

これを、バブルがはじけて(日本の引き締めで)売却するしかない、ってことに

工場の機械化=産業革命

分業に基づく電気を使った大量生産=第二次産業革命

オートメーション化=第三次産業革命

IT革命=第四次産業革命

ビックデータなどをつかう=第五次産業革命

今は第四と第五の間

中国が世界の工場となったグローバリズム

安い製品、という利点と、製造業の疲弊、雇用減少の負の遺産をもたらし

格差が広がった

で、使い稼がせる先進国と、つくる新興国の関係がリーマンショックで崩壊

世界10大銀行のうち1~4位が中国銀行へ

アマゾンは日本の書店をつぶすが、税金を納めず、雇用もしない

グローバル企業が国家に発展をつぶされるのはGAFAが最初ではない

石油のメジャー、セブンシスターズが第二次大戦後から1970年まで支配していた

これが、OPECでとどめを刺される。オイルマネーの到来ですね

大きすぎてつぶせない銀行、も解体されて

銀行と証券の兼業が禁じられた

クリントン政権で、分離が統合されて肥大化したけど

トランプ政権は再び分離する予定

ヨーロッパは分離できてない

だからユーロは金融危機になる

今は特にドイツがヤバイ

米中経済戦争でGAFAの次世代事業がとん挫してます

アマゾンの国際郵便制度利用も、アメリカで破棄されましたしね

韓国問題で表面化した半導体

台湾と韓国が世界のシェアを握るが

高性能の部品は日本と、オランダが握ってます

いろいろ、おもしろい

ドイツ銀行がヤバイです

中国の銀行が世界トップの1~4位をしめてます

西側先進国がアジアは新興国を支配してきた構図が失われつつある

仮想通貨の話もありましたが、よくわかんなかった

量子コンピューターが登場して、仮想通貨のセキュリティが守れなくなったから

紙、の方が安心になっちゃったのね

さて、ITの最先端をめざす中国ですが

デジタル人民元にしちゃうと、政府のコントロールが効かなくなるのね

中国の富が外に出る、外資が逃げる、中国沈没ですな~

アメリカの政治

ネオコンの終わり

ネオコンは元は民主党だったのが、冷戦解消で共和党に鞍替えしたけど

トランプ登場で、共和党の主流から追い出されました

アメリカって多額の献金が合法なのね

だから、金のある人の意見が通る

すごい国だ。

中国よりの韓国

アメリカと組みたい北朝鮮

アメリカと喧嘩するイラン

イランに取り入る中国

トルコは親米から反米へ

過激な極右、極左がヨーロッパに出てきてるように

極右のトランプ大統領

極左のバーニー・サンダースやエリザベス・ウォーレンが

アメリカに登場してますね

メディアもその流れで

共和党側、民主党側のメディア

日本は、右寄りのテレビがないので、ネットがかなり保守的

グローバリズム=国境をなくして移動を自由に

これに不満が生まれているので

反グローバリズムの、分断の時代が来るのでせうね

中国も、西側から切り離されて共産主義に先祖返りするのかな?

あ~、面白かった!

とってもおすすめの1冊です

〜2021年「世界経済リスク」入門posted with ヨメレバ渡邉哲也 徳間書店 2019年12月25日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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