青山繫晴氏
自民党の比例代表で当選(H18)
6年間の任期なので、現在、バリバリの現職です。
そして、いろいろ本を書いてるし
ブログも書いてるし
情報発信している方です
本作も、前に出版された本に書き足しして新書化したものです
★
日中には興亡史がなかった
中国はモンゴル、女真という民族との攻防で手一杯だったから
そして中国の内戦で勝った共産党により漢族中心の「中華人民共和国」が登場
★
この本の元は11年前(2008年)の「日中の興亡」です
★
始まりの章・滅びの門
2章、中華思想という幻は終わらない
3章、中国は次は東にすすむ
4章、中国が狙っている「第四の資源」
5章、軍事なき外交は無力である
6章、円、こそは国際通貨である
7章、2010年、東アジアは激動する
8章、これが日中謀略戦の実態だ
9章、日本がなすべきこと
終わりの章・希望の門
★
長野事件、知らなかった
聖火リレーがあって、スタートとゴールには中国の旗がまい
中国人がいて、日本人は入れなかった・・
こんなの、知らない・・
★
この国の主人公は誰か
主人公は国民であり、最終責任者も国民である
★
政治と経済は中国
エネルギーはロシアとアメリカ
安全保障はアメリカ
このままでは日本は三分割されてしまう
★
北京五輪のグロテスクさ
チベット、ウィグル、が独立すると国土は三割縮む
五輪の時に、地方では蜂起があり、それが弾圧された・・。
★
朝鮮戦争やベトナム戦争はあっても米ソ戦争はなかった
それでもソ連が崩壊したのは、ドルの力
でもそのドルが2008年に陥落する
ドルの裏付けであった米軍の軍事力がイラク戦争の失敗で、負けたから
★
プーチンのやり方は
日本に開発させて、環境に悪い、と止めさせて、押収して
それを自分のとこのものにしてる
★
アメリカは、市街地爆弾も人体実験としての原爆もやるが
領土を拡大する野心だけがない
不思議な国だ
★
武士道は死ぬことと見つけたり、というのは
後半だけで
もしもあなたが、誰かにために死ねるなら
人生も武士道も新しく輝くだろう、ってことなのよ
★
中国の海への執着は、地下に資源があるから
★
毒入りぎょうーざ事件があったな・・
中国はなんでもやる
日本の国連安全保障理事会への常任理事国入りを
中国は支持する、っていいながらちゃぶ台返しもする
★
現代の中華思想を押さえておかないと
資本主義と社会主義のイデオロギーの違いでの冷戦
今は資本主義と中華思想というイデオロギーの違いでの覇権争いです
★
日本
一つの文化を守るために男系、父系の天皇を守ってきた国はほかにない
★
中国は負け戦をしない
だから、弱いチベットを獲った
インドが目障りだから、弱いインドのシッキム地方を獲った
アメリカ軍がいなくなったからベトナムを獲りにいき
返り討ちにあった
でも本土は守ったけど島を取られた
南沙諸島である
★
東の日本にアメリカがいるから
海軍と空軍がおくれた
陸続きの国との闘いのための陸軍に注力したから
でも今、メタンハイドレートがある東の海を
中国は欲しくてたまらない!
★
2005年の反日暴動は中国国家がしかけたものです
で、中国はショックを受けるのですね
民衆のコントロールがきかなかった
企業は襲わない(引き上げられると困るから)
大使館と領事館だけを襲え、って
で、従わないモノをとらえたら戸籍がなない
一人っ子政策の落とし穴ですね
片端からとらえて殺した、って説もあるそうです・・
こわい・・
★★
米軍というのはおもしろい軍隊で
母国に駐留しない
駐留するのは州兵
州兵は、普段は商店主だったりする人です
それが、テロでツインタワーを壊されて
当たり前のように国土を守る軍隊に転換している
その流れで、米国兵は中東やその他から撤退したいのね
★
それでも、アメリカ軍が最強であることは間違いない
軍事力のない外交は無力なんですよ・・
★
国連憲章には、加盟国が決定に従って軍事力を行使するってある
日本には軍がないから、常任理事国になれない・・
★
北方領土、っていうからぼんやりしてる
ちゃんと島の名前でいいましょう
★
国際司法裁判所を、きっちり利用しましょう
やり方が、日本は本当に下手くそ
★
中国の潜水艦はうるさすぎてすぐに見つかる
見つかったら潜水艦は棺桶です
中国の陸軍の兵士の数は膨大だけど
運ぶ海軍、空軍がザルだから、撃ち落せば上陸できない
★
軍事法廷、軍法会議がない・・
これを作らないと、軍は編成できない。
★
デフレの打破は戦争しかない、が通説だったけど
第二次大戦後、唯一のデフレになった日本は
なんとかスパイラルを抜けられそうです・・
★
もともと円は、ドルとユーロに並んでの三大通貨だった
宮沢首相とかが頑張ったけど、アメリカにつぶされた・・。
★
靖国神社も、公的管理に切り替えて、お国で慰霊すべき
というこの案については、私は保留
★
2008年の北京五輪
2010年の上海万博が終わるまで、中国は動かない
(この本の最初が2010年に出てるからね)
でもって、この頃から
青山さんは、韓国が反米、親新中国になると論破してます
そしてこれからの日本の外交は
聖徳太子の事と同じ
「戦争にならない範囲で上手に争い、それをテコに対等台頭外交を行う」
★
中国の北朝鮮への態度
江沢民は、父親が日本のスパイだったから、反日がすごく
日本から人を拉致する北朝鮮が大好きだった
胡錦濤国家主席になると
ごりごりの社会主義者だったので、世襲する北朝鮮が大嫌いだった
って、そうなんだ~
★
これからは、中国の瓦解を待つのではなく
日本をないがしろにできない、というポジを日本は採るべき
★
北朝鮮のキムさんは、フランスあたりに亡命したいらしいよ
★
って感じの、一冊でした。
面白かったわ~
とってもおすすめ!
日中の興亡2025posted with ヨメレバ青山 繁晴 ワニブックス 2019年12月26日 楽天ブックスAmazonKindle
★
☆
☆
この記事が、読みたい本を見つけるヒントになったよ~、とポチして下さるとうれしいです 。
このブログは、読了した本のプロモーションを含んでおります。