面白かった!
今村翔吾さんのシリーズは
ぼろ鳶組が一番すきなんですが、あちらは完結しちゃったみたいで
現在残っているシリーズものは「くらまし屋稼業シリーズ」だけです。
相変わらずの面白さ!
今回、新刊予約がでてから、何度か新刊日が変更になったし
楽天ブックスでは売り切れがあったけど
待ったかいがありました。
一気読みしちゃいましたよ。
風待ちの四傑 くらまし屋稼業 (時代小説文庫) [ 今村 翔吾 ]
☆
序章
1、越後屋の切れ者
2,長屋の絆
3,白銀の狩人
4,四三屋の利一
5,暗黒街の地図
6,比奈の旅立ち
7,猿橋の上で
8,豪と疾
9,玄人の詩
終章
☆
越後屋傘下の小店で働いていた比奈が
その働きを認められて、越後屋へと栄転します。
引っ張ってくれたのは
越後屋の三大番頭のひとり富蔵配下の伊八郎でした。
伊八郎はとっても優秀で
やっぱり富蔵配下の店で、ヘンな動きがあるのを察知
比奈をつれて探りに行き、まずいものを見つけ
富蔵に報告に行く、って比奈に言いますが
翌日に店に現れず、死体で発見されます。
伊八郎はこなかった、という富蔵ですが
優秀な比奈は、伊三郎を殺したのは富蔵だと察知
昔、長屋が一緒だった頼りになる兄代わり・陣吾のとこに駆け込みます。
陣吾がくらまし屋を知っていたので、くらまし屋は
比奈を江戸からくらまして、隠里の甲州に送る事にします
問題は、相手(富蔵)が金持ちなので、あぶり屋を雇って追手にすることでしたが
関わった豪商の大丸の後継が、あぶり屋も雇えばいい、って
くらまし屋は、その案に乗ります。
☆
一方、くらまし屋と戦って、ちょっと間をおくことになった
虚の凄腕若侍・榊は
虚が自分の国にしようとしている、どうも蝦夷らしい
とこに送られて、その地での勢力争いの戦力とされます。
読み進むほどに、榊の相手はアイヌらしく
さらに、ロシアの鉄砲持ちの領主がいて、三つ巴になってるって
わかってきます。
榊は、自分を殺してくれる相手を探していて
アイヌの凄腕弓使いと戦って、勝利したこともあり
対ロシアで共闘を持ち掛け、その成果をもって、江戸へと戻ります
ここらは、アクションシーンが素晴らしいので
是非本編を購入して堪能してください。
本作は、ほんとにアクションシーンがすばらしい!
☆
くらまし屋の方は、富蔵が口入屋の跡取りの利一のアドバイス?で
金を大盤振る舞いして、比奈を殺すためと
あぶり屋から自分を守るため、に用心棒をやといまくります
裏世界のつわものが、ほとんど駆り集められ
比奈を庇う平九郎は、かなりの深手となります。
が、比奈たちを追うための追跡者・黒戌の玄九と知り合い
プロ同士の矜持で共闘して
比奈を玄九に託し
隠れ里へと走らせます。
ここらは、ほんとに手に汗にぎっちゃった。
玄九のとっつあんも超かっこよい。
この人、これからも登場するかな
☆
最終的には、あぶり屋は、うつろが派遣した
富蔵の用心棒とやりあい、二人とも深手の中
富蔵をあぶり屋が処分して、あぶり屋は消えます
で、平九郎の方も、隠れ里を守る凄腕が
里の出入り口まで出張ってきてくれて
比奈が里に入ったところで
比奈は里の者=守るべきもの、ってなって
平九郎への追手を粉砕してくれます。
おお
かっこよ
連載が続いている分
過去の登場人物がちょこちょこ出てきますので
??ってこともあるかと思いますが
本作だけでも、十分楽しめます。
でも、まぁ、1巻から読んでください。
ものすごく面白いから!!
ってことで読了
次巻も読みます(^^)
風待ちの四傑 くらまし屋稼業posted with ヨメレバ今村 翔吾 角川春樹事務所 2022年11月02日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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