完結しました。
城がない、ってバカにされた主君のために
おやりの先っぽを4家分ぶったぎって、江戸で有名になった小藤次。
その城を再建したくて頑張った元主君に
引導を渡すための旅でしたね。
終わり方が、え、これで?って感じがせんでもありませんが
一応、死んでほしくない人は死ななかったし、エンタメとして楽しめました。
おすすめ(^^)
御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五) (文春文庫) [ 佐伯 泰英 ]
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1,山路踊り
2,二剣競演
3,血とは
4,山か城か
5,事の終わり
終章
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元の主である豊後森藩の参勤交代に誘われて
一度も行ったことのない先祖の地を訪れた、小藤次と駿太郎です。
ですが、森藩は、主の藩主をないがしろにして
国家老が権力を握っていて、刺客とかも送られてきたのが
前巻までのお話。
で、刺客をぶっ倒しながら、藩主の真意を探ると
森藩の中に城を作りたくて
金が必要で、国家老の抜け荷とかを黙認した結果
権力を握られた、ってわかります。
藩主は、将軍様にも目通り許される小藤次を通して
城を許可させよう、としたようですが
そんなこと、幕閣がゆるすことはない、って小藤次が一刀両断
藩主も、ついには諦めます。
で、その藩主の決断に合わせるように
小藤次と駿太郎が、国家老派閥を解体して
さくっと、江戸へと戻るのね。
☆
あらすじにすると簡単だけど
その間に、勝負とかがあります。
で、国家老と組んできた小坂屋ですが
まぁ、国家老に、一人娘の死の真相を曲解されて伝えられたせいもあり
真実がわかって、国家老を見捨て、財政関係も、森藩、好転しそうです。
☆
盲目の薫子を、老女ごと家族にしちゃって
望外川荘に戻る皆さんです。
旅行中に亡くなっていた新兵衛さんの葬式を挙行。
小藤次と駿太郎が剣を奉納して、物語は完結です。
膨大な時代物を書いてきた佐伯泰英先生
そろそろ終活に入っておられるようですが
無事に完結まで読めて、良かったです。
お暇な時に、いろいろ読んでみてくださいませ。
おすすめ
御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五)posted with ヨメレバ佐伯 泰英 文藝春秋 2022年08月03日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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