大好きなシリーズの最新刊で
なんと、源吾たちの若かりし頃のお話でした
これを読むと、シリーズの1巻からが読みたくなります!
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序章
1章、炎聖
2章、死の煙
3章、ならず者たちの詩
4章、親子鳶
5章、火消の乱
6章、鉄けいと呼ばれた男
終章
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付録に、登場人物の年表があって
これがとってもお役立ちでした!
1740年前後にたくさん生まれてるのね
火消しの雛たち
まさに、黄金の時代です
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序章が菩薩の内記ではじまりまして
この人、裏で人身売買とかしてる、って本編に載ってる人で
え~、って思ったんですが
この頃は、亡くなった天才火消しの兄上を継ぐために
それは一生懸命だったのね・・
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加賀鳶とかも、本編で出てくる勘九郎の父上がトップで
でもって、尾張藩で、火消しの神様みたいに皆に慕われていた
甚兵衛って人がいます
この人が、仲間もろともに、焼死させられるのね
この場面は、本当に壮絶だった・・
だからこそ、一人生き残った甚兵衛の復讐心が共感されるんだけどね・・
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源吾の父上は、重内って言われてますが、源吾はもとより
仲間にも、それほどデキル男には見えてないんだけど
加賀鳶とか、火消しの大御所たちは、重内をとてもかってます
で、いくつかの不審火がおきて
鳶も、火消しも、助けに行った人が全滅するっていう
恐怖の煙が発生してるとわかり
江戸火消したちは、若者を投入するのをやめる、って決議します
それを受けて
源吾とかの若手がそう反発しまして
煙の正体をさぐり
被害者の共通点を探り
で、甚兵衛が生きていての復讐だ、って気づくのね
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尾張藩の火消しを全滅させた事件です
幕閣にも共犯者がいたようで
そいつらは自分がかわいいので、甚兵衛が狙った最後の犯罪者を
おとりにして、火消しさせない、ってもろともの滅亡を図りますが
それを若手は黙ってみてられなくて
火事が出たら消すんだよ!って走り回るわけです
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で、最後には落着するんですが
源吾の父上が亡くなるとこが泣けた・・
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ああ、ネタバレではこの熱さはとても伝えられないので
ぜひ、本作を読んでくださいませ
でもって、これを読んだら、絶対に全シリーズ読みたくなると思うので
ぼろ鳶組シリーズを読破してくださいませ
お正月に、とってもほどよい長編小説となってますえ
黄金雛 羽州ぼろ鳶組 零posted with ヨメレバ今村翔吾 祥伝社 2019年11月01日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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