天使たちの課外活動(8) 茅田砂胡 感想レビュー備忘録。

大好きなシリーズです。

最新刊ですが、前の「上巻」を読んだ時には

う~ん、間延び・・って思ってました。

ですが、上下巻を読むとすっきりしましたね。

なら下巻だけ読めばいいのか、っていうと

やっぱり上下巻読まないとダメなの。

ううう

下巻の最後のページにありますが

暁の天使たち、で三人が登場して(金銀&黒)

その後、クラッシュ・ブレイズシリーズの中の

夜の展覧会、で今回の、テオのレストランに飾られる絵の顛末があって

テオってだれよ、って方には

課外活動の6,テオの秘密のレストラン、を読んでいただいて

で、女王と海賊カップルが「ガラスの器」を買いにいくついでに

ルーファの素描を買い取る顛末は「女王と海賊の披露宴」に載ってます。

今回の上下巻だけでも、十分独立はしてますが

過去の関わりを全部しりたいなら

上記の4冊がお薦め。

わたしとしては、クラッシュ・ブレイズシリーズは絶品だと思うので

このシリーズは全巻、是非読んでいただきたい!

デルフィニア戦記を、図書館でたまたま借りてハマリ

一気読みしたくて全巻揃え、そこからの付き合いですから

ずいぶん長く読んでるシリーズです。

老人ホームに行くときには、絶対持ち込む予定です(^^)

あ、下巻のネタバレですが

現在、テオはお店が改装中なので、その間だけシティのホテルで料理を出してます。

そのレストランに、「まだ見ぬ黄金のと翠緑玉の君へ」という

世界規模の名画を「飾りたい」ってテオがいうから

持ち主であるルーファとかが、ホテルに飾ってます。

夜だけね

で、テオの料理の材料調達とか、絵のお運びとかには

ゼロハチっていう、特殊工作員があてられてましたね。

今回の上下巻、彼らの次回活躍の伏線にもなりそう

テオの料理が、拒食症みたいな少女を救ったり

レストランに来る人にいろいろな人生を思い出させる中で

副題のガーディ少年が、下巻で初めて登場します。

ゲルハルト・スタイン教授の幼名がガーディ少年で

彼をその名前で呼んだのは、ルーファの歌で現世に現れた

ドミニクの幽霊さんでした。

で、この幽霊さん、昔は画家志望だったスタイン教授の体を使って

太陽と月に贈る、ってルーファの素描を描いちゃいます。

現代の紙で、現代のペンで、描いたのは教授だけど中身は

天才画家ドミニク。ルーファの周りは魔法だらけですね(^^)

そして、スタイン教授が画学生だったころ

あるホットドックスタンドが美味で、それを作ってくれたのが

子供だったテオでした。

そんなテオの素描を、教授から贈られるテオです。

とりあえず、いろいろ落着の下巻。

でもって、これ、絶対続くよね!

ってことで、次巻も楽しみにしてます(^^)

天使たちの課外活動8posted with ヨメレバ茅田 砂胡 中央公論新社 2021年04月20日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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