姑の遺品整理は、迷惑です 垣谷美雨 感想レビュー備忘録。涙出た。

タイトル買いです。

あんまり期待してなかったんですが、とっても良かった。

涙出た・・。

姑の遺品整理は、迷惑です (双葉文庫) [ 垣谷美雨 ]

姑の多喜が、急死したおかげで

急遽、残された賃貸物件を片付けることになった望登子。

夫は一人息子だし、遺産がなかったから

賃貸が続くほどに、家賃を払うのは望登子たち。

エレベーターのない4階に上るだけで一苦労です。

自宅からは遠い

団地のゴミ回収の日は決まってる

そして、姑は、なんでも膨大に取っておく人だった・・。

望登子の実家の母は、癌でなくなったけど、全部手仕舞って死んだ。

センスも良かった、と、いろいろ比べちゃう望登子です。

で、隣の家にうさぎを預かってもらってて

これ、うちが引き取るの?と

まあ、不満たらたら

でも、ゴミだしに苦労していたら

姑に恩がある、って自治会のおばちゃまが助けてくれるし

生活保護をもらってる、怠惰な女性、だと思った隣家の女性は

姑がいろいろ気遣っていた、やさしい女性だったりするのね

ベランダの両サイドの、壁には穴が空いてるし

これはなに?って謎も

ゴミ出しに通うほどにわかってくる

穴を通して、暴力亭主から隣家の母子は逃げてきて

もう一つの穴は、うさぎを捨ててこい、って言われた小学生が通る穴だった。

私も、実家の母、姑の遺品整理をしたから

読んでて泣けちゃった・・。

実家と姑と比べるのって、あるあるだし

姑の整理をしたからこそ

実家を相続した弟の嫁の、いろいろな気持ちもわかるようになった。

仕事ばっかだった、夫も、姑の荷物に思うところがあったのか

自分の部屋の整理を始めるし

お節介だった姑ににて

一人、ぽつんと母を待つ隣家の小学生を

うちに呼んであげられるようになった。

読後感がとっても良かったの。

ぜひ、読んでみてください。

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姑の遺品整理は、迷惑ですposted with ヨメレバ垣谷美雨 双葉社 2022年04月14日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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