御留山 新・酔いどれ小藤次(25) 佐伯泰英 最新刊で最終巻の感想レビュー備忘録。

完結しました。

城がない、ってバカにされた主君のために

おやりの先っぽを4家分ぶったぎって、江戸で有名になった小藤次。

その城を再建したくて頑張った元主君に

引導を渡すための旅でしたね。

終わり方が、え、これで?って感じがせんでもありませんが

一応、死んでほしくない人は死ななかったし、エンタメとして楽しめました。

おすすめ(^^)

御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五) (文春文庫) [ 佐伯 泰英 ]

1,山路踊り

2,二剣競演

3,血とは

4,山か城か

5,事の終わり

終章

元の主である豊後森藩の参勤交代に誘われて

一度も行ったことのない先祖の地を訪れた、小藤次と駿太郎です。

ですが、森藩は、主の藩主をないがしろにして

国家老が権力を握っていて、刺客とかも送られてきたのが

前巻までのお話。

で、刺客をぶっ倒しながら、藩主の真意を探ると

森藩の中に城を作りたくて

金が必要で、国家老の抜け荷とかを黙認した結果

権力を握られた、ってわかります。

藩主は、将軍様にも目通り許される小藤次を通して

城を許可させよう、としたようですが

そんなこと、幕閣がゆるすことはない、って小藤次が一刀両断

藩主も、ついには諦めます。

で、その藩主の決断に合わせるように

小藤次と駿太郎が、国家老派閥を解体して

さくっと、江戸へと戻るのね。

あらすじにすると簡単だけど

その間に、勝負とかがあります。

で、国家老と組んできた小坂屋ですが

まぁ、国家老に、一人娘の死の真相を曲解されて伝えられたせいもあり

真実がわかって、国家老を見捨て、財政関係も、森藩、好転しそうです。

盲目の薫子を、老女ごと家族にしちゃって

望外川荘に戻る皆さんです。

旅行中に亡くなっていた新兵衛さんの葬式を挙行。

小藤次と駿太郎が剣を奉納して、物語は完結です。

膨大な時代物を書いてきた佐伯泰英先生

そろそろ終活に入っておられるようですが

無事に完結まで読めて、良かったです。

お暇な時に、いろいろ読んでみてくださいませ。

おすすめ

御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五)posted with ヨメレバ佐伯 泰英 文藝春秋 2022年08月03日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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