三河雑兵心得(5) 砦番仁義 井原忠政 推し本の感想レビュー備忘録。足軽大将と信康の死。

推し本。

長篠の合戦がおわりましたが

次は、家康の嫡男・信康の問題です・・。

ネタバレ注意

三河雑兵心得(5) 砦番仁義 (双葉文庫) [ 井原忠政 ]

三河雑兵心得(井原忠政) | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

推しの時代小説レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

徳川軍議

1,反攻、北遠江

2,信康という男

3,東遠州の山賊

4,足軽大将植田茂兵衛

切腹

長篠設楽原での激戦から10日。

軍議がありますが、徳川の軍備は怒鳴り合いで

家康にとっては情報収集の場。

いけいけの平八郎がぶちまけ

家康が治めるという、定型芝居も継続中。

松井山城守を戦場でたすけたりもします。

宿敵武田のほかに

猜疑心の強い信長、と、浮気な領民の心を引き留めないといけない

家康、とっても大変。

で、国内でも、長男信康を担いで、家康に歯向かう流れがある・・。

この時代、信玄も身内を殺してるし、信長も殺してるし

身内殺しは珍しくないんだよね。

諏訪原城を攻めます。

諏訪は、勝頼の母の出自場所。嫌がらせも兼ねてるな。

寄せての大将は松平信康。

平八郎は、家康に仕えているので、信康を冷静に見てます

軍勢の前に立つ勇気と、統べる威徳はあるが、経験値が低い、って

武田が高天神城に兵糧を持ち込むから、なかなか攻められない。

なので、茂兵衛の隊が、山にこもって、兵糧行列を撃破することに。

三方ヶ原の死傷者は2000人たらず

でも武田の長篠戦では、1万人が死んでる。

8時間も鉄砲にトッカンさせたからね。

兵力、ガタおち。

山賊のように、武田の補給路を断っていた茂兵衛たちだが

家康家中のうろんな者を見つけ

その密書を押さえてしまいます。

信康の謀反の手紙?

ハメられた、ともいえるけど、これが信長の耳に入る・・。

家康は、今回のもろもろの手柄を、おおっぴらにはほめませんでしたが

茂兵衛の兜に、金色の前立てを許します。

おお、ご褒美!

茂兵衛は足軽大将になります

善四郎が、いやな奴の妹と結婚することが条件でもありました

家中を治めるために、家康の親族戦略。

でも善四郎は、嫁が美人でよい子だったらしく、満足してますね(^^)

乙部が茂兵衛のとこにきまして

綾女は、憎き武田を戦う諜報員として働いているので

茂兵衛が、綾女を探してうろうろするのは困る、って

さらに、大久保忠世が、弟の大久保彦左衛門を、茂兵衛に押し付けてきます。

ちょうど、山城の高根城の守備を任されたので

島流しみたいな感じかな。

で、兵士の気力が堕ちるので

猟師の鹿丸に、兵士を猟に連れ出してもらいます。

うさぎとかを仕留めて腕をみがき

気晴らしができて、肉が喰える

トレビアン!

茂兵衛は足軽大将になったので

富士之介たちも、苗字を持つようになります。

ほとんど動きのなかった武田側ですが

少数の移動を物見が見つけて茂兵衛に通報します。

であやうく茂兵衛が撃たれるとこを

小頭のハットリくんが庇って死んでいきました・・。

高根城に乙部が通報にきて

信康のうちくびが決まって、でも、身代わりがいて

いずれ戻す、って話だったけど

信康が逃げ延びてきたのを、服部半蔵が連れ帰り

信康本人が切腹することになりました・・。

いろんな史実に、上手に茂兵衛がからみます

上手な作家さんだな~。

とってもおススメなので、是非購入してください(^^)

三河雑兵心得(5) 砦番仁義posted with ヨメレバ井原忠政 双葉社 2021年02月10日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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