推し本
ネット小説の書籍化で、重版された、って口コミがあって、サクッと読んだら面白かった
ネットもチラ読みしたんですが、書籍化の方がいろいろ構成とかきれいになっていて読みやすい。
これ、魔法学院を卒業したまで、が本作ですが
ネットでは、地元に帰って、その後もいろいろありますので
ぜひ、続刊を出していただきたいな~。
ネット小説の書籍化って、いきなり電子だけ、とかになるからね。書籍化が良いです。
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騎士爵家三男の本懐 目次
序、誕生の理由
1幕、辺境武人の子
踏み出した新たな人生
分岐点
魔法学院での騎士爵家 三男のふるまい
騎士爵家 三男の研鑽
かくして、騎士爵家三男は故郷へと帰還する
騎士爵家三男に魅せられた者達
深慮の国王、遠謀の宰相
第一王子妃の策動
魔導卿の頭痛の種
軍務卿 継嗣の独白
騎士爵家のいとし子
☆
騎士爵家三男の本懐 ネタバレ注意
前世で、不遇な生まれのなか、他人に使いつぶされた人生でおいて、心臓発作で死んだ
ってとこまで覚えていた彼は
魔法の封建社会の世界に転生します
チートとかは持ち合わせてませんが
学ぶことの大切さだけは、前世で思い知っていたので
貴族の端っこの三男として、家にある本で知識を得ます
ただ、老人が子供の中に入っているので、違和感を持たれたくないってのと
元がコミュ障だったので、こっちでも表情がかわらず
それでも上の兄二人はかわいがるし
両親は忙しいけど、邪険ってことはなく
まぁ、中身が大人なので、ほっとかれてひがむこともなく
自分のことはサクサクしますね
☆
ただ、父上は放置はしてなかったし、兄二人も心配してまして
爺、というのが三男につきまして
家庭教師ではなく、地元の学校に通うことを推奨され
そこで、同じ年ごろの子と友達になったりして
人生って楽しいかも、を感じます
☆
10歳の魔力検査で、けっこうな力があるとわかり
その力の操作を知るために、魔法学院への進学がきまりますが
学院に進学する前には、婚約者を持つのが必須で
その相手は、田舎の貧乏騎士爵の息子を見下す娘でした
☆
押し付けられた相手で、騎士爵様も断りたい相手でしたが
一応、婚約が調い、婚約者も三男も魔法学院へ
☆
田舎の貧乏貴族だから、小遣いもすくなく
上位貴族が多いから、友人もないけど
学校で学ぶのが面白いし、そんな生徒を教師たちがかわいがってくれるし
不満のない三男です
ただ、三男の婚約者は、王太子にほぼ内定している
正妻の息子の第二王子に色目をつかい
第二王子も、そんな婚約者に篭絡される、って状態に
☆
三男は、実家を通して、とか婚約を整えてくれた上位貴族へとか
彼女への苦言を願いますが、彼女は聞き入れず
そしたら、第二王子の婚約者たる大公女さまから、ささやきが
(身分差があるので、ひとりごと、って状態で会話する)
王家では、三男の婚約者を試金石にして
第二王子とその類友を、ふるいにかけるようです
バカな王ほど傀儡にふさわしい、ってやつね
だから、婚約者への苦言は、かえってまずい、ってことを教えられ
三男は実家へと連絡して、きっちり婚約解消をしましたが
婚約解消の理由は、田舎の子爵家三男が悪い、って話が流れますね
☆
さて、三男は、魔力の量の他に二つのギフトをもらっていて
その一つが軍略で、その一つが魔道具制作でした
田舎で、庶民と一緒に走り回っていたからこそ、知ることもあって
その二つで、宰相の双子の、落ちこぼれ、って言われた方と仲良くなり
魔導卿の次男ってのも友となったりしてます
☆
宰相の息子は、三男の軍略をとっても高く買っていて
卒業式のパーティーの時に、三男に正装を贈ります
いつか借りを返してくれ、って
そしたら、卒業式では、第二王子が、大公女との婚約を破棄するって茶番劇をぶちあげまして
それを王族席で見る、ってのに
三男が呼ばれたので、一人では怖いから、宰相の息子を巻き込みましたら
あなたには、彼がよく見えていたのね、ってことで
双子の長男ではなく、三男の友人だった弟の方が宰相の家を継ぐことに
☆
大公女と知り合いになる田舎貴族だから
きっと縁を求めるだろう、ってみんな思っていたけど
田舎で、魔物と戦い、そのために自分の領地の男たちが死ぬのを見ていた三男は
三男の矜持として、王都より地元に学園で得た知識を持ち帰るのがすべてなので
パーティーのあと、サクッと田舎に帰ってしまいました
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魅せられた者たちは、
宰相の息子と、魔導卿の息子と、第一王子妃となった大公女と
三男に興味を持つ人たちが、なんで帰ったんだ!って地団駄ふむ話ですね
☆
って感じで読了
いや~。面白かった
ネットで読むより、本の方がおすすめです。
次巻、出してね!!!
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posted with ヨメレバ
龍槍 椀/桑島 黎音 KADOKAWA 2025年07月30日頃
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