推し本。作家買いです
この人のゴーストハントが好きでした。で、名作の十二国記。
本作も作家買いしたんですが、読後感は悪くないけど、夜読むのは怖い・・。
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営繕かるかや怪異譚 目次
1,奥庭より
2,屋根裏に
3,雨の鈴
4,異形のひと
5,塩満ちの井戸
6,檻の外
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営繕かるかや怪異譚 ネタバレ注意
1は、遺産相続した家の
不思議な一間の話
ふすまの前に箪笥を置いて、入れないようにした部屋
だけど、何度〆ても
そのふすまが開くのね
古くからの大工さんが、尾端さんを紹介してくれて
いろいろ話してくれたのは、昔、ここで不遇になくなった女性のこと
で、彼女は悪いことをするんでもないので
彼女のために、ちょこっと出入りできる場所を作って
外の方につくばいと、ひしゃくを置いてあげましょう、って
その後、ふすまが不審に開くことなないけど
ひしゃくが転がったりすることがあって
それを直してあげれば、大丈夫、ってね
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2,リフォームしたら、なんかいる、って言いだした老いた母
はじめは気のせい、だと思っていたけど
二人の子供も反応しだすし
リフォームで屋根裏をなくした時に
瓦がおいてあって、それを出さないようにしてあったから
同じようにしてみましょうって
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3,雨の日に、家の前に女が立つと
その翌日に、たった家の人が死ぬ、ってのがあって
次は我が家、っておびえていたら
直進しかできない「その女」は、袋小路の道でぐるぐる回っているから
道を作って、流してあげましょう、って
女は、少しずつ進んでいき、庭にできた道をたどって、奥の小路から
どこかへ消えていきました
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家の中にじいさんがいる、って怒る女子高生
おびえるより、黙って入り込まれて腹がたつ、って
で、その後この家
家人にネグレクトされた年寄りがいたってわかります
じいさんは、死んだあとも、いじめる家族から隠れて
こっそりお供えとか食べていたみたい
リフォームして、その時になんかしたら
もうでなくなったって
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井戸の話は、ちょっと怖くて興味深かった
井戸があるんだけど、地下水と海の水が混じっていて
海の水には、いろいろ沈んでいるから
それを撒くと濃縮されて陰の気配がこもるらしい
尾端さんが相談に乗ってくれて
井戸は神職さんにお祓いして埋めてもらって
雨水がたまるタンクを入れたらいいですよ、って
ふむ
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檻の外、はかわいそうな子供の話
ただ、そういう訳あり物件に
実の娘と孫をいれる実家の家族も
たいがいだな、
開けられなくて、ガスで死んじゃった子供は
親を恨まずに、助けて、って
母となった麻美は、尾端のアドバイスで
車庫の扉が外から見られるように、ひとりでぬけられるように
細工してあげました
子供は、自分で出られたみたいで
その後は、サワリはなくなりました、って
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って感じで読了
最後の話が、心に残ったな~
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posted with ヨメレバ
小野 不由美 KADOKAWA 2018年06月15日頃
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