推し本。
アルファポリス作品です(ネット小説)。
ネットで読んでて、面白かったら
書籍化されて、それも2巻まで、さくっと出ました
書籍化であまり変化がないのがアルファポリスの特徴ですが
まぁ、原作が面白いので不満はありません・
推し
あなたに愛や恋は求めません(1) (レジーナブックス) [ 灰銀猫 ]
☆
あなたに愛や恋は求めません(1) ネタバレ注意
伯爵家の次女であるイルーゼは
奔放な長女のフィリーネに、昔から辟易してました
フィリーネは、ゾルガー侯爵家の跡取りのフレディと婚約していながら
イルーゼの婚約者で、公爵令息のハリマンと浮気してます
ハリマンはイルーゼをバカにしてるから
結婚しても、フィリーネを愛することはやめない、って宣言するような男で
イルーゼは、貴族の結婚は家の結婚なんだから
フィリーネがハリマンと結婚すればいい、と交換を申し出ます
ですがフィリーネは、公爵家よりも
権力と財力のあるゾルガー侯爵家のフレディと結婚したいので
交換に応じないのね
☆
イルーゼは、ゾルガー侯爵家の現在の当主であるヴィルフのとこに
一人で突撃いたしまして(一応、面談申し込みはしてます)
自分とヴォルフの結婚を申し出ます
(親じゃなくて、当人が申し出る、ってのが破格)
愛や恋は欲しくないけど、契約なんだから誠実さは欲しい、
っていうイルーゼの言い分が面白かったのと
強面で、女性をビビらせるタイプのヴォルフは(イケメンではある)
自分と面と向かっても、ちゃんと話せるイルーゼに好感を持ちます
いろいろ調べて、後継に指定したフレディが、後継に向かないってこともあり
自分が結婚して子供を産ませるのがよい、って判断したヴォルフは
イルーゼとの結婚を受諾します
☆
フィリーネは、ハリマンと結婚できてうれしいはずなのに
イルーゼの相手が、金持ちで権力者のヴォルフになったのが面白くない
ハリマンと正式に婚約すると
伯爵領はお金がなくて、ちゃんと領地経営しないと成り立たないとしり
勉強嫌いで領地のことなんて気にしたくないフィリーネは
それも不満
ハリマンも、フィリーネと婚約すると、彼女のアラが目立ち
二人は、大々的に婚約者をとっかえた、と発表されてほぼすぐに
お互いが婚約破棄を願うようになります
☆
さすがに相手が変わってすぐすぎる、ってことでしたが
イルーゼは、実家では両親に愛されてなかったけど
婚約者だったハリマンの母上とは仲良かったので
彼女のために、ハリマンが好きだ、と気づいていた
色々イルーゼと敵対していたアルビーナに
ハリマンとの婚約を匂わせます
アルビーナも実家が妹ばかりをかわいがるという
ある意味、イルーゼと似た家族環境だったので
二人は手を組み、ハリマン推しをする代わりに
アルビーナに、社交界での色々を教えてもらうことにします
(派閥が違うと、入ってくる情報が違う)
☆
ヴォルフに恋していたリシェルという王女がいて
隣国に嫁にいき、子供がなくて離婚されて戻ってきたんですが
ヴォルフの妻の座を狙ってます
ヴォルフのソルガー侯爵家は、情報網がものすごく
リシェルがイルーゼに手出しするのを防ぐために
ゾルガー侯爵家に花嫁修業に来る、っていうことにして囲い込み
結果、リシェルが駒にしようとしたのは
イルーゼのわがまま姉のフィリーネでした。
ハリマンとの恋をなくし(こんなはずじゃなかった、ってやつね)
リシェル王女のお茶会に呼ばれる、ってのに有頂天になって
そこでイケメンのクラウスって女たらしにひっかかり
貴族乙女の、結婚必須アイテムだった純潔をクラウスに捧げ
避妊薬だ、って渡されてたのが麻薬で
麻薬中毒状態になって、フィリーネは自宅に監禁されます
麻薬は国法違反なので
イルーゼは、ヴォルフとの婚約破棄まで覚悟しますが
ヴォルフは、フィリーネを病気療養で田舎に隔離して出すな、と命じて
病気だからハリマンとの婚約は必然的に破棄
イルーゼとゾルガー侯爵家との婚約は継続、ってしてくれます
☆
イルーゼの父の伯爵は
領地と地位をなくさないためにも、麻薬中毒を隠すしかなく
ヴォルフのいうがままになり
イルーゼは安堵しますが
田舎の領地の行かされるまで隔離されていたフィリーネが
屋敷から消えた、って知らせがイルーゼに届きます
☆
って感じで読了
婚約破棄されて
めげずに、直談判で夫をゲットして
破棄の元凶だった姉は、これでもか、とヒロインの足を引っ張る
って感じの展開の1巻ですが
これから、国家規模に話がでかくなるのが
本作の魅力です
ってことで、2巻へ
☆
posted with ヨメレバ
灰銀猫 アルファポリス 2025年04月01日頃
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