推し本。
ネット小説の書籍化ですが、ネットに完全に追いついてますね
15巻で、帝の盲腸手術が決行されます
麻酔が確立されていないので、帝は遺言を書いたりしてます
ちゃんとした皇太子はまだ赤ん坊で
帝は、実は弟ではなくて息子だと気づいている月の君、を後継、と書きたかったんですが
月の君の実の母に、後継にしないで、と頼まれたりして、やめました
ここらの顛末は、いろいろあるので、ぜひ15巻を読んでください
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薬屋のひとりごと(16) 目次
序
1,嵐の前の静けさ
2,羅半の系譜
3,紅梅館
4,薬草粥
5,医官会議
6,面接
7,資料
8,呪いの壺
9,当主の娘・前編
10,後編
11,梔子と末摘花
12,厄介払い
13,赤茄子
14,ヤオの成長
15,書簡
16,長紗無双
17,翡翠翁・前編
18,後編
19,劉医官の懸念
20,世間話
21,通り魔・前編
22,後編
23,隔離
24,ホウコウ
終
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薬屋のひとりごと(16) ネタバレ注意
帝の手術が無事に終わり
元気になるので、皇太子問題も大きくならず
そんな嵐の前の静けさの中で
帝の母上の実家で、妾の娘が毒を盛られてる、って話が
月の君に持ち込まれます
帝の母上は、月の君の母上でもありますしね(実は違うけど、本人は知らない)
☆
妾が娘を看病してるんですが、その娘の発育が異常に遅い
医術を知る猫猫には、すぐに栄養不足、とわかります
妾は、自分の娘が死にそうなかわいそうな女、を演じてました
その子がいるから、追い出されることもない
で、見抜いた猫猫は、すぐに妾と子供を引き離し
で。正妻は、妾を恨んでなんかないけど
子供がいなくなって、次は「病弱な旦那様を持つ妾」の役を演じるために
夫である旦那様に、毒を盛るのを期待してますね
ここらは、とっても文章が上手に書かれているので、本編を購入して読んでくださいませ
☆
さて、栄養失調な妾の子を受け入れたのは、羅半のとこで
そこには、猫猫の同僚である、やお、とかがいます
彼女が羅半が好き。で、羅半はヤオがダメ
羅半兄は、ヤオが好き、と、屋敷の中で、合致しない恋心が飛び交ってます
ちょっと、コメディ息抜きタイムね
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さて、羅半の船が沈んで、裏の顔役の翡翠翁のとこに連れ去らわれたので
なんとかしてください!って駈け込まれ
猫猫が見にいくと、実は影武者だったりして、それを悟られないための
拉致監禁だった、って猫猫は、羅半の目くばせで察知ですね
羅の一族って、ほんと、頭のデキがハンパない
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さて、疱瘡の発生が知られ、村一つが隔離されますが
では、最初の疱瘡が誰からだ、って流れの中で
克用という、疱瘡の菌で人体実験されて生き延びた男が
経験者であり、医術を知ってる、ってことで
医療従事者として抜擢されますが
その人となりを知りたい、ってことで、なじみのある猫猫が色々聞かれ
聞かれた後に、自分なりに彼との問答をしますが
克用は、笑顔の下での経験話が真っ黒で
ひたすらに、善意のある者には善意を返し
そうでない者にはやり返す、ってことを繰り返してました。
自分で善悪を考えるより、もはや反射的に
鏡のように
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克用の有用性を思えば、疱瘡撲滅のためには彼は外せない
でも、こんな人を放置していていいんだろうか、という
ほぼ政治的な思惑になってきて
そこへ、月の君からの食事の誘いがあって
彼は、ずっとこういう世界でいたんだな、って猫猫は
ものすごく月の君へ共感します。
彼の肩に、額をくっつけて、充電なんかして
平民になってほしいな、と、珍しく本音をこぼす猫猫を
月の君は、じっと見つめてますね
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され、この二人の恋愛話はどうなるんだろうか
羅半とか、羅半兄のイロコイも気になるし
これからも連載続くかな?楽しみだな。
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posted with ヨメレバ
日向夏/しのとうこ 主婦の友社 2025年05月30日頃
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