薬屋のひとりごと(16) 日向夏 推し本。私の感想レビュー備忘録。馬閃の進まない恋、娘を病気にする母、翡翠の曇り、疱瘡の発生

推し本。

ネット小説の書籍化ですが、ネットに完全に追いついてますね

15巻で、帝の盲腸手術が決行されます

麻酔が確立されていないので、帝は遺言を書いたりしてます

ちゃんとした皇太子はまだ赤ん坊で

帝は、実は弟ではなくて息子だと気づいている月の君、を後継、と書きたかったんですが

月の君の実の母に、後継にしないで、と頼まれたりして、やめました

ここらの顛末は、いろいろあるので、ぜひ15巻を読んでください

薬屋のひとりごと 16 (ヒーロー文庫) [ 日向夏 ]

薬屋のひとりごと(16) 目次

1,嵐の前の静けさ

2,羅半の系譜

3,紅梅館

4,薬草粥

5,医官会議

6,面接

7,資料

8,呪いの壺

9,当主の娘・前編

10,後編

11,梔子と末摘花

12,厄介払い

13,赤茄子

14,ヤオの成長

15,書簡

16,長紗無双

17,翡翠翁・前編

18,後編

19,劉医官の懸念

20,世間話

21,通り魔・前編

22,後編

23,隔離

24,ホウコウ

薬屋のひとりごと(16) ネタバレ注意

帝の手術が無事に終わり

元気になるので、皇太子問題も大きくならず

そんな嵐の前の静けさの中で

帝の母上の実家で、妾の娘が毒を盛られてる、って話が

月の君に持ち込まれます

帝の母上は、月の君の母上でもありますしね(実は違うけど、本人は知らない)

妾が娘を看病してるんですが、その娘の発育が異常に遅い

医術を知る猫猫には、すぐに栄養不足、とわかります

妾は、自分の娘が死にそうなかわいそうな女、を演じてました

その子がいるから、追い出されることもない

で、見抜いた猫猫は、すぐに妾と子供を引き離し

で。正妻は、妾を恨んでなんかないけど

子供がいなくなって、次は「病弱な旦那様を持つ妾」の役を演じるために

夫である旦那様に、毒を盛るのを期待してますね

ここらは、とっても文章が上手に書かれているので、本編を購入して読んでくださいませ

さて、栄養失調な妾の子を受け入れたのは、羅半のとこで

そこには、猫猫の同僚である、やお、とかがいます

彼女が羅半が好き。で、羅半はヤオがダメ

羅半兄は、ヤオが好き、と、屋敷の中で、合致しない恋心が飛び交ってます

ちょっと、コメディ息抜きタイムね

さて、羅半の船が沈んで、裏の顔役の翡翠翁のとこに連れ去らわれたので

なんとかしてください!って駈け込まれ

猫猫が見にいくと、実は影武者だったりして、それを悟られないための

拉致監禁だった、って猫猫は、羅半の目くばせで察知ですね

羅の一族って、ほんと、頭のデキがハンパない

さて、疱瘡の発生が知られ、村一つが隔離されますが

では、最初の疱瘡が誰からだ、って流れの中で

克用という、疱瘡の菌で人体実験されて生き延びた男が

経験者であり、医術を知ってる、ってことで

医療従事者として抜擢されますが

その人となりを知りたい、ってことで、なじみのある猫猫が色々聞かれ

聞かれた後に、自分なりに彼との問答をしますが

克用は、笑顔の下での経験話が真っ黒で

ひたすらに、善意のある者には善意を返し

そうでない者にはやり返す、ってことを繰り返してました。

自分で善悪を考えるより、もはや反射的に

鏡のように

克用の有用性を思えば、疱瘡撲滅のためには彼は外せない

でも、こんな人を放置していていいんだろうか、という

ほぼ政治的な思惑になってきて

そこへ、月の君からの食事の誘いがあって

彼は、ずっとこういう世界でいたんだな、って猫猫は

ものすごく月の君へ共感します。

彼の肩に、額をくっつけて、充電なんかして

平民になってほしいな、と、珍しく本音をこぼす猫猫を

月の君は、じっと見つめてますね

され、この二人の恋愛話はどうなるんだろうか

羅半とか、羅半兄のイロコイも気になるし

これからも連載続くかな?楽しみだな。

薬屋のひとりごと 16

posted with ヨメレバ

日向夏/しのとうこ 主婦の友社 2025年05月30日頃

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