推し本。
大好きなシリーズです。
第二部になったら、黄金の烏は殺されてるし、いろいろ、不幸すぎてすごかった
そんな中、たった一人で「ヤタガラスの世界」を守っていた雪哉です。
やり方はエグイけどね
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亡霊の烏 目次
序章
1,影
2,人質
3,野良絵
4,御前会議
5,変節
6,誤算
終章
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亡霊の烏 ネタバレ注意
山内は、神様が作った世界で
猿と烏がいましたが
神様が人に裏切られて荒らぶって
崩壊しつつありま
烏のトップは金の烏で
生まれ変わると、前世の記憶があるんですが
奈月彦は、前世の死に方が普通じゃなかったので、前世の記憶がなく
この普通じゃない、ってのが、神様が荒らぶった色々だったりします
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家族が大事な雪哉は、猿の攻撃とか、烏の世界のほころびとかを目の当たりにして
金烏だけが世界を守れる、って知ったので
奈月彦に忠誠を誓います。
ですが、神様の雷で、親友が死んだり
奈月彦が金烏だ、っていう、当たり前のことも理解せず
政争で奈月彦を殺され、その時に、必死に奈月彦を守っていた
親友の明留がむごく殺されたりして、いろいろ変化します
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世界が縮むから、八咫烏を養えず、減らすためにスラム街をつぶし
つぶすんですが、ちょっと情をかけて不完全だったから
恨みのゲリラ戦とかが続いてます
☆
本作では、スラムをつぶしたことでのゲリラ戦の話や
そんな中でも、雪哉を愛して実母同然だった梓が
雪哉の手配で預けられた、スラムの子の心をひらいていくと
そこへ、雪哉を慕う梓の息子で雪哉の弟の雪雉のことを
雪哉と間違う、という
とんでもない情報偏向があって
梓、雪雉、雪雉の妻、の三人が、テロリストに殺害される、という事件が起こります
雪哉の絶望と、復讐は苛烈となりますね
☆
今の宗家は、金烏ではないので、金烏代の凪彦です
彼は雪哉に、次の金烏を産むためだけの存在だ、って切り捨てられてますが
成長すると、自分の妻と二人
みんなで仲良く、という理想の世界を目指すんですが
そのやり方があまりに稚拙で
愛する妻を殺す、って脅されただけで、傀儡へと戻っていきます
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あと、奈月彦のたった一人の娘である紫苑の宮ですが
雪哉へ反抗して、政権奪還を目指してまして
こちらへの対応も、雪哉は抱えているわけです
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第二部になってから
八咫烏シリーズは、ほんとに暗い話で
最後、なんとかいい感じになるのよね!と願いつつ
新刊がでると買ってます
うう
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posted with ヨメレバ
阿部 智里 文藝春秋 2025年03月26日頃
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