亡霊の烏 阿部智里 推し本。私の感想レビュー備忘録。雪哉(雪斎)が不幸すぎる・・。

推し本。

大好きなシリーズです。

第二部になったら、黄金の烏は殺されてるし、いろいろ、不幸すぎてすごかった

そんな中、たった一人で「ヤタガラスの世界」を守っていた雪哉です。

やり方はエグイけどね

亡霊の烏 [ 阿部 智里 ]

亡霊の烏 目次

序章

1,影

2,人質

3,野良絵

4,御前会議

5,変節

6,誤算

終章

亡霊の烏 ネタバレ注意

山内は、神様が作った世界で

猿と烏がいましたが

神様が人に裏切られて荒らぶって

崩壊しつつありま

烏のトップは金の烏で

生まれ変わると、前世の記憶があるんですが

奈月彦は、前世の死に方が普通じゃなかったので、前世の記憶がなく

この普通じゃない、ってのが、神様が荒らぶった色々だったりします

家族が大事な雪哉は、猿の攻撃とか、烏の世界のほころびとかを目の当たりにして

金烏だけが世界を守れる、って知ったので

奈月彦に忠誠を誓います。

ですが、神様の雷で、親友が死んだり

奈月彦が金烏だ、っていう、当たり前のことも理解せず

政争で奈月彦を殺され、その時に、必死に奈月彦を守っていた

親友の明留がむごく殺されたりして、いろいろ変化します

世界が縮むから、八咫烏を養えず、減らすためにスラム街をつぶし

つぶすんですが、ちょっと情をかけて不完全だったから

恨みのゲリラ戦とかが続いてます

本作では、スラムをつぶしたことでのゲリラ戦の話や

そんな中でも、雪哉を愛して実母同然だった梓が

雪哉の手配で預けられた、スラムの子の心をひらいていくと

そこへ、雪哉を慕う梓の息子で雪哉の弟の雪雉のことを

雪哉と間違う、という

とんでもない情報偏向があって

梓、雪雉、雪雉の妻、の三人が、テロリストに殺害される、という事件が起こります

雪哉の絶望と、復讐は苛烈となりますね

今の宗家は、金烏ではないので、金烏代の凪彦です

彼は雪哉に、次の金烏を産むためだけの存在だ、って切り捨てられてますが

成長すると、自分の妻と二人

みんなで仲良く、という理想の世界を目指すんですが

そのやり方があまりに稚拙で

愛する妻を殺す、って脅されただけで、傀儡へと戻っていきます

あと、奈月彦のたった一人の娘である紫苑の宮ですが

雪哉へ反抗して、政権奪還を目指してまして

こちらへの対応も、雪哉は抱えているわけです

第二部になってから

八咫烏シリーズは、ほんとに暗い話で

最後、なんとかいい感じになるのよね!と願いつつ

新刊がでると買ってます

うう

亡霊の烏

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阿部 智里 文藝春秋 2025年03月26日頃

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