龍女の嫁入り 白川紺子 推し本。私の感想レビュー備忘録。作家買い。龍王の娘と結婚したけど、夫の方も人間じゃなかった。

推し本

作家買いです。

白川紺子さんは、今まで文庫の書下ろしがほとんどだったから

今回の新刊本は、ちょっと割高だったかな。充分面白かったんですけどね

龍女の嫁入り 張家楼怪異譚 [ 白川 紺子 ]

白川紺子 | 推し本探ブロ 白川紺子既刊の、感想レビュー備忘録。

龍女の嫁入り 目次

1,龍女の嫁入り

2,銀蘭金梅

3,くくり鬼

4,女神の宿

5,5月は悪い月

龍女の嫁入り ネタバレ注意

エンケイは、都の大店の末息子で

父は、彼に高級旅館を任せてる

正妻の子ではなく、父の妹の息子、ってのが真実で

妹は、子の父親は神様だ、と言って、子供を残して亡くなってます

正妻は、そんなエイケイを嫌ってるけど、父はやさしく

兄や姉も、体が弱いエイケイにやさしい

大店の子として、おっとりと育ったエイケイだが

子供のころから虚弱体質

で、ある日、ほんとに死にかけて、実は幽霊とかが寄ってくるから虚弱ってわかります

道士の李が、何かを飲ませて臨死体験から助けてくれて

で、ついでのように、私の娘と結婚しなさい、って

小寧という乙女を連れてくる。

彼女は、道士の娘であり、龍王の孫娘でした

ですが、龍の姿にはなれない子なのね

エイケイは、まぁ、霊媒体質だから、相変わらずいろいろ寄ってきて

寄られると体調を崩すんだけど、小寧がいると、悪鬼が寄ってこない

彼女は、小柄だけど龍の力を使うと食欲がすごくて

そういうとこは人間ではないのね

エイケイが、虎に食われて、自分の成仏のために、さらに餌を虎のとこに運ぶ

ってのに巻き込まれたときは、すんでのとこで、虎を成敗してやり

馬から落ちて水死した幽霊が、馬を心配してついてきたときには

彼の頼みで、愛しい遊女に買った腕輪を見つけて中継してやり

で、その遊女の話を、エイケイが美談に仕立てて、無事に遊女から解放してやったり

エイケイの数少ない友人が、くびつり話の流れでたたられたときには

呪い返しで助けてくれたり

まぁ、エイケイが巻き込まれ、小寧が助けてやり

その過程で、小寧が人の営みを学び、などなどと日々を重ね

本作の最後に、龍の天敵が現れた時に

エイケイを助けてひん死となり

その時に、エイケイの実の父が天帝だとわかって

父の従者が助けに来てくれたりします

小寧が、龍の姿になれないのは、父が龍の尾を切ったからで

それで幼少期につらい思いをしたんですが

いろいろの中で、小寧は父を許し

エイケイも、はじめは龍のペット?みたいな感じでしたが

自分を助けてくれた横顔の美しさに、初めて小寧を女性とみて

って感じで、読了です

この二人の心が、ちゃんとくっつく話を見たいと思うので

次巻が出るといいな~

龍女の嫁入り 張家楼怪異譚

posted with ヨメレバ

白川 紺子 集英社 2024年11月26日頃

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