推し本。
作家買いです。成瀬は天下を取りにいく、という名著の作家さんの3冊目?
今度は婚活を舞台にした物語です。
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婚活マエストロ 目次
1,婚活初心者
2,婚活傍観者
3,婚活旅行者
4,婚活探究者
5,婚活運営者
6,婚活主催者
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婚活マエストロ ネタバレ注意
40歳のウェブライター、猪名川が主人公
40歳の誕生日には、母と妹からおめでとラインが届くだけ
で、そんな彼に、アパートの家主から、知り合いの会社のホームページを
手直ししてほしい、って依頼が
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そこは婚活の事務所で、ホームページは古いし、なんかいかがわしい
とはいえ、とりあえずのぞいてみることに
ってことで、猪名川がいろいろ経験していきまして
その婚活パーティーを仕切るのが
「婚活マエストロ」と巷で噂の鏡原さんでした。
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取材とはいえ、真剣に婚活者として参加してほしい、と
のっけから鏡原さんにくぎを刺されて、ちょっと苦手意識の猪名川ですが
1話目では、いい感じになった女性についていくと、セミナーに勧誘されちゃって
でも、そこには婚活会社の社長と鏡原さんがついてきていて
がっつり罰金とって、追い払ってくれました
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猪名川の旧友たち二人は、一人は社内恋愛、もう一人は見合い、だと思っていたら
婚活アプリでの結婚で、びっくりの猪名川です
いろいろ変化してるな~と思う猪名川ですが
次の婚活取材は、シニアのパーティーのものでした
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未亡人になったり妻をなくしたり
今回はスタッフとして参加した猪名川は、一人の男性に肩入れしちゃいました
機嫌が悪そうな人だけど、かかわったから、と猪名川が親切にすると
なんとカップル成立
バイト代3000円と、焼き肉食べ放題の夕食付で
人の役に立った、という気持ちも得られて、猪名川は心地よい
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男性が足りないから、と婚活バスツアーへの参加を頼まれた猪名川です
こういうのもあるんだ・・。
本気の婚活女子もいますが、バスツアーで買い物できて、コスパがいい、と
割り切る女子もいる
ここらは、ちょっとおもしろかった
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友人の紹介で婚活アプリを利用してみた猪名川。
こじゃれたレストランで、割り勘デートですが
チャリで来た猪名川は、マッチングされた女子の好みではないようでした。
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大きな婚活パーティーに参加してみると
そこに鏡原さんも参加していてびっくり
AIマッチングでは、ばっちり、って出ていて、ちょっとうれしい猪名川です。
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パーティーが終わり、鏡原さんとサイゼリアに入る猪名川は
なぜ婚活マエストロ、とよばれるか、直接聞いてみます。
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フェロモン的なものが匂うそうです。
この人がこの人へと好意を感じてる、という匂い。
そんな二人が一緒にいられるように手助けすると、カップルが成立するのね
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婚活会社の社長が、心臓発作で倒れました。
前に倒れた時に、今度倒れたら会社をやめる、という話がでていたようで
鏡原さんだけでは継続できないので、廃業の流れです
猪名川は、この仕事にかかわってから、人の役にたてる、という実感があったので
さみしい・・。
もちろん、鏡原さんと会えなくなるのも、さみしい
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社長が出られないので、本格的に猪名川がスタッフとしてヘルプして
そんなこんなで最後のパーティーの時
鏡原さんがエレベーターに閉じ込められて会場にこれなくなって
ほぼすべてを、猪名川さんがやることに
前にパーティーの時に、いろいろ猪名川が骨折ってあげた参加者が助けてくれて
身分証をださない、冷やかし男を猪名川が扱いかねていたら
そこへ、最後だからと参加した社長が来て、彼を排除してくれます
鏡原も中盤から間に合って
なんとか最後の婚活パーティーが終わりますが
鏡原から、これからはふつうに連絡して会えばいいじゃないですか
って言われて・・
って感じで終了
先への恋バナがほのめかされてのエンドでしたね
読後感が、あいかわらずいい感じです
推し。
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posted with ヨメレバ
宮島 未奈 文藝春秋 2024年10月25日頃
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