推し本。
作家買いしたシリーズです。
三河雑兵心得、が面白くて一気読みしたあとに
このシリーズが始まりました。
時代背景は完全にリンクしてます。
あっちが家康配下で、こっちが秀吉配下。
イケメンで生まれが良くて弓の名手。
ハイスペックなんですが、いろいろ大変な人生です。
北近江合戦心得 | 推し本探ブロ (veteranmama.com) このシリーズ既刊の、感想レビュー備忘録。
井原忠政 | 推し本探ブロ (veteranmama.com) 井原忠政作品既刊の、感想レビュー備忘録。
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天王寺忠義(北近江合戦心得)(四) 目次
序章、時代遅れ
1,風変りな城・・琵琶湖城
2,石川合戦
3,救援、天王寺砦
4,織田水軍の壊滅、第一次木津川口の戦い
終章、戦国イノベーション
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天王寺忠義(北近江合戦心得)(四) ネタバレ注意
与一郎の配下には、巨漢の弁造というのがいて
かれが、手持ち砲弾の名手です。
ただ、着弾地点がゆらぐので、練習は欠かせない。
で、与一郎がお試ししたら、脱臼しちゃいました。
弓がひけないと、お役立ちできない男なので
秀吉さまはお怒りです
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浅井の忘れ形見の万寿丸が、生きてる設定だな。
ふむ
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安土城が建設中なので、腕がつかえない与一郎は、配下をつけて偵察です。
まぁ、味方陣営の城ですから、偵察というか観察か。
今までにない城で、それを秀吉に報告したら
元の図案は秀吉だったらしく、与一郎が「変な城」って言ったのでお怒りです。
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信長の人心掌握術は、恐怖と欲望。
これが上手だった
ただ、寵愛するのは、賢く、無欲な者。欲望が強い奴は、操るけど好みではない。
むずかしい棟梁ですね。
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今、与一郎は秀吉の弟の長秀が直属の上司です。
いい人だけど、吝嗇らしい。元は百姓だから、贅沢が敵なのね
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で、そんな与一郎のとこに、元カノのお弦が現れます。
女として使えるのではなく、髪を切って男として戦場についてくる、って
弓は確かに一流だし度胸もあるけど、女とバレれば、強姦輪姦まっしぐらです。
与一郎は拒もうとするけで、肩の脱臼が治るまで、って粘られて承知します。
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天王寺砦が急襲されます。
明智が守る、脆弱な砦です。
信長包囲網の一角なので、なんとしても維持しないといけない
信長は、ほぼ単騎で駆け出し、秀吉の命で、馬の名手である与一郎もくらいつきます
ほぼ100騎くらいしか追い付かなかった中に、弓一郎と、弦丸が侍ることができて
「毒矢」という愛称をもらいます
信長は、寵愛相手にあだ名をつけるのが趣味ですが
その名前がちょっと、うれしくない感じなのが特徴
でも、秀吉とかは、そういう信長の機微を察しているので、毒矢の愛称を大事にしろ、って弓一郎に
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さて、信長も先陣する戦いです
相手は念仏唱えて死を恐れない。
信長が落馬して、それを見つけて駆けつける弓一郎
で、奮戦しますが、信長は傷を負い、弓一郎もヤバイという時に
弦丸が駆けつけます
とっさに、「お弦」って呼んじゃって、信長に「女じゃないか」と叱られますね
戦場で、弁造が大活躍なので、他の武将から引き抜きがはいります
かなりの高額の扶持ですが、弁造は断り、それをみた武将は「良い配下だ」と諦めます
うん、このシーン好き
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弁造もスカウトされますが、信長の傍で名前を売った与一郎も、たくさんスカウトがきてるらしい
長秀さまが、高給なそっちがいいか、とどんより聞くと
長秀さまがいい、ときっぱり言う与一郎。で、長秀は、心底喜んでくれました
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信長は、無事に陣中にたどり着き、怪我の治療を受けます
秀吉は近くに侍って、与一郎を売り込みます
良い部下は自分の手柄、の時代ですからね
信長は、上機嫌でした
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さて、知名度の高い部下を、貸し出すのは、この時代の大侍の社交ですね
新興の秀吉には、なかなかそういう「キャラ」がいないので
毒矢、として名前が売れてきた与一郎が、いろんなとこに貸し出されます
とりあえずは、九鬼水軍です。
筒砲や弓を撃つときに無防備になるので、槍隊を所望して
その隊には、与一郎の旧友の藤堂を与一郎が指名しました。
藤堂は、手柄のチャンスに歓びます
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まぁ、結果的には、信長の水軍はコテンパンに負けます
これは、けっこう有名な史実です。
死ぬまで、船での戦いには勝てませんでしたね~
で、今回与一郎と藤堂君は、部下をまとめて、なんとか無事に脱出します
今回の、船合戦の描写、すばらしいので是非本編を購入して読んでね
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さて、次は秀吉の中国討伐です。
秀吉は、これで手柄を立てて、弟の長秀を副将にしたい
で、藤堂と与一郎に、死ぬ気で支えれば、扶持があがるぞ、と叱咤激励です。
でもって、戦場で逃げた与一郎の相場が
なんと、城に戻ってきましたね
良かったね
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ってとこで読了。
次巻も楽しみです。
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posted with ヨメレバ
井原 忠政 小学館 2024年08月06日頃
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