推し本。
大好きなシリーズですが、新刊がでたのが9年ぶりですよ。
待ちすぎて、前の話を忘れたので、読み直して
このブログに既刊の感想レビュー備忘録を書いてます。
どんな話だったっけ?と、いつも私も忘れるので
備忘録、大切ですよね(^^)
今回も、分厚い一冊でしたが、がっつり読み切りました。
で、水原女史の周りの男性陣
公安がらみの湯浅に、
一部上場企業の御曹司でありながら、ヤクザ社会に片足つっこんでる西岡タカシ。
タカシなんか、はじめは父親の仇(死んでないけどひん死にされた)とか、逆恨みしてたのに
いつの間にか、水原に惚れてきちゃって、本作ではそのイロコイが面白かった。
魔女シリーズ | 推し本探ブロ (veteranmama.com) このシリーズ既刊の感想レビュー備忘録
大沢在昌 | 推し本探ブロ (veteranmama.com) 大沢在昌既刊の感想レビュー備忘録
☆
魔女の後悔(魔女シリーズ4) ネタバレ注意
☆
日本ヤクザに、韓国ヤクザに中国諜報部に日本の公安
いろんなところと軋轢抱えて、それでも上手に生き抜いた水原。
彼女には、何人か恩人がいるんだけど
京都の尼さんから、13歳の少女が父親の墓参りにこっちにくるから
その警護をしてほしい、と依頼されます。
断るつもりはさらさらなく、がっつり仕事を受諾するんですが
水原を用心棒にする、ってことは訳あり、ってことです
案の定、新幹線で襲われそうになって、車で逃亡
車で京都に向かう間も、いろいろありまして
水原を拉致るヤクザも現れます
ただ、水原はヤクザの上の方と手打ちが住んでるので
殺されるはずがない、ってことで
タカシを経由して、上からストップかけてもらいました
ここらは、相変わらずのスリリング、上手!
☆
本田由乃は、亡くなった実父が、韓国政財界を震撼させた巨額詐欺事件の主犯で
その金の行方は、娘が知っているのでは、ということで
韓国系に狙われていたらしい
13歳の彼女が知るはずはないんですが、末期がんの母親はしっているかもしれなし
娘を人質にすれば、ハクんじゃないか、って流れらしいのね。
☆
さらに、水原は地獄島を脱走したときに、恋人の子を妊娠していて
中絶には遅かったんだけど、処分してもらってました
が、その死んだはずの子が、実は病院で入れ替えられた由乃ではないか、って
☆
あと、水原の恋人だった男には、父親が愛人に産ませた妹がいて
こいつが、水原を逆恨みしていて、水原殺しをヤクザに依頼してるらしい。
☆
韓国系からの襲撃、水原個人への恨みによる襲撃、と二つに相手が絞られていく中で
末期がんの母親の病状は悪化し
由乃を想う水原の気持ちは熱くなっていき、最後には、金のほとんどを韓国が得ることで
由乃は自由になれます。
ですが、その過程で佳乃の母は亡くなるのね。
DNA鑑定をすれば、すぐに水原の実子かどうかはわかるけれど、水原はその結果を拒否
身内がいなくなって孤児になった由乃を養子にする、って決めたとこで
本作は終了です。
完結、とは作者さんが言ってないので、またシリーズ新作が出るかもしれません。
いつもならが、大沢在昌作品はおもしろかった!!
☆
posted with ヨメレバ
大沢 在昌 文藝春秋 2024年04月19日頃
★
☆
☆
この記事が、読みたい本を見つけるヒントになったよ~、とポチして下さるとうれしいです 。
このブログは、読了した本のプロモーションを含んでおります。