魔女の後悔(魔女シリーズ4) 大沢在昌 推し本。私の感想レビュー備忘録。もしや我が子?の登場。

推し本。

大好きなシリーズですが、新刊がでたのが9年ぶりですよ。

待ちすぎて、前の話を忘れたので、読み直して

このブログに既刊の感想レビュー備忘録を書いてます。

どんな話だったっけ?と、いつも私も忘れるので

備忘録、大切ですよね(^^)

今回も、分厚い一冊でしたが、がっつり読み切りました。

で、水原女史の周りの男性陣

公安がらみの湯浅に、

一部上場企業の御曹司でありながら、ヤクザ社会に片足つっこんでる西岡タカシ。

タカシなんか、はじめは父親の仇(死んでないけどひん死にされた)とか、逆恨みしてたのに

いつの間にか、水原に惚れてきちゃって、本作ではそのイロコイが面白かった。

魔女の後悔 [ 大沢 在昌 ]

魔女シリーズ | 推し本探ブロ (veteranmama.com) このシリーズ既刊の感想レビュー備忘録

大沢在昌 | 推し本探ブロ (veteranmama.com) 大沢在昌既刊の感想レビュー備忘録

魔女の後悔(魔女シリーズ4) ネタバレ注意

日本ヤクザに、韓国ヤクザに中国諜報部に日本の公安

いろんなところと軋轢抱えて、それでも上手に生き抜いた水原。

彼女には、何人か恩人がいるんだけど

京都の尼さんから、13歳の少女が父親の墓参りにこっちにくるから

その警護をしてほしい、と依頼されます。

断るつもりはさらさらなく、がっつり仕事を受諾するんですが

水原を用心棒にする、ってことは訳あり、ってことです

案の定、新幹線で襲われそうになって、車で逃亡

車で京都に向かう間も、いろいろありまして

水原を拉致るヤクザも現れます

ただ、水原はヤクザの上の方と手打ちが住んでるので

殺されるはずがない、ってことで

タカシを経由して、上からストップかけてもらいました

ここらは、相変わらずのスリリング、上手!

本田由乃は、亡くなった実父が、韓国政財界を震撼させた巨額詐欺事件の主犯で

その金の行方は、娘が知っているのでは、ということで

韓国系に狙われていたらしい

13歳の彼女が知るはずはないんですが、末期がんの母親はしっているかもしれなし

娘を人質にすれば、ハクんじゃないか、って流れらしいのね。

さらに、水原は地獄島を脱走したときに、恋人の子を妊娠していて

中絶には遅かったんだけど、処分してもらってました

が、その死んだはずの子が、実は病院で入れ替えられた由乃ではないか、って

あと、水原の恋人だった男には、父親が愛人に産ませた妹がいて

こいつが、水原を逆恨みしていて、水原殺しをヤクザに依頼してるらしい。

韓国系からの襲撃、水原個人への恨みによる襲撃、と二つに相手が絞られていく中で

末期がんの母親の病状は悪化し

由乃を想う水原の気持ちは熱くなっていき、最後には、金のほとんどを韓国が得ることで

由乃は自由になれます。

ですが、その過程で佳乃の母は亡くなるのね。

DNA鑑定をすれば、すぐに水原の実子かどうかはわかるけれど、水原はその結果を拒否

身内がいなくなって孤児になった由乃を養子にする、って決めたとこで

本作は終了です。

完結、とは作者さんが言ってないので、またシリーズ新作が出るかもしれません。

いつもならが、大沢在昌作品はおもしろかった!!

魔女の後悔

posted with ヨメレバ

大沢 在昌 文藝春秋 2024年04月19日頃

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