推し本。
1巻目が面白かったので、2巻目も読んでみました。
1巻では、骨董店で働くことになったローザが、アルヴィンの秘密の力を知るとこで終わりました。
アルヴィンは伯爵家という、高位貴族の嫡男でしたが
神隠しにあって、戻ってきた時は年齢が増えてないうえに、感情がフラットで
結果、愛人の子、って設定で継承権もなくしてました
って感じの話が、2巻でわかってきます。
青薔薇アンティークの小公女2 (富士見L文庫) [ 道草 家守 ]
青薔薇アンティークの小公女 | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
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青薔薇アンティークの小公女 目次
序章、アールグレイの届人
1,妖精盗みのティーキャディ
2,黄色の女のボタニカルアート
3,リャナンシーにさよならを
終章、ポットの妖精のためにひと匙を
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青薔薇アンティークの小公女 ネタバレ注意
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感情面がフラットなアルヴィンですが
その観察眼は天才的だし、一度見たことは忘れません。
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ローザは、母の躾で上流階級の「所作と発音」を手にしてますので
きちんとした服を見ると、ほぼ貴族です。
あと、成長が遅くて(発育期に食べられなかったせいかも)
年齢が幼く見られたりもしますが
労働者階級であれば、十分「食い扶持を稼ぐ」お年頃です。
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霧の中、で金持ちの男性が時計を掏られるとこだったのを防ぎ
感謝されたローザが、送り届けられたとこは
ローザの働く、青薔薇骨董店でした。
で、紳士の名前はクリフォード・グレイ卿
アルヴィンの実の弟でした。
ただし、アルヴィンが妖精の国にいる間に、弟の方が年長者になってますね。
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紅茶は、当時でも高価な品で
グレイ家は、アールグレイ、がグレイ家からとられた、ってくらい
紅茶に関わりの深い貴族だから
紅茶の粗悪品が出回ってる、ってことへの調査をクリフォードが持ち込みます
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紅茶の茶葉の扱いから、箱引き出しが二重底になっているのを
すぐに見抜くアルヴィンです。
紅茶を運ぶ従業員が、給料では買えない高額の靴とか色々を持ってるのを見て
葉の横流しをしてる、って
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青薔薇骨董店に、絵を持ち込む夫人がいました。
所作も言葉も上流階級ですが、侍女も従僕もいない
そして、一枚の絵を置いていく。
絵を描いた人物を突き止め、あるカントリーハウでの会合を知り
それが、グレイ家に恨みを持つ貴族だとわかります。
で、アルヴィンが、カントリーハウスの客人を喜ばす、って形での招待状をゲット
ローザを連れてカントリーハウスに行くと
クリフォードがいました。
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クリフォードは、そこが阿片くつになっていて、貴族の男女が
阿片中毒にされ、それをネタに脅されてるとか
いろいろ勘づいていたんで、やめろ、と言いに来たんですが
そこんとこが、やんごとなき種族なもんだから
平民上がりの悪党には通じずに、自分の従僕を人質にされて
自分の腕に阿片の注射をしろ、と強制されるハメに。
そこへ、アルヴィンが追い付いて、阿片の倉庫とかもみつけて
知人の警官に通報済みだったので、一網打尽となりました。
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絵を持ち込んだのは、悪徳貴族の奥様で
それも、お金で買われて、自分の妻なのに仲間に娼婦扱いさせる奴のとこで
必死に、阿片のことを伝えたくての、絵画ばらまき作戦でした。
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今回の事で、ローザがちょこっと仲介して
アルヴィン兄と、クリフォード弟の関係が
緩和されましたね
お互い、言葉があまりに足りないですね。
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さて、妖精の国で奪われた感情を、アルヴィンは取り戻すことができるのか
ローザの出自の秘密は、わかるのか
この二点は伏線のままで
3巻が出てます。
次も、読む予定です(^^)
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posted with ヨメレバ
道草 家守/沙月 KADOKAWA 2023年01月14日頃
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