推し本。
作家買いした文庫です。中村颯希作品で読んだのは、これでシリーズ3つ目。
どれも面白いから、すばらしい(^^)
白豚妃再来伝 後宮も二度目なら 一(1) (富士見L文庫) [ 中村 颯希 ]
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後宮も二度目なら(一) 目次
プロローグ
1,戻るつもりじゃなかった
2,残るつもりじゃなかった
3,庇うつもりじゃなかった
4,つぶすつもりじゃなかった
書き下ろし番外編
二度目の天運
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後宮も二度目なら(一) ネタバレ注意
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ネット小説で有名な作家さんですが
今回はカクヨムでの連載だったようです。
主人公の思惑と、斜め上の結果によって
ヒロインや、周りの人たちが幸せになる話が多いです。
本作では、ヒロインの「白豚妃」珠麗が
とっても魅力的だったので、一気読み
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帝の後宮にいた珠麗は、性格は天女だったけど
食べるのがやめられない白豚さんでした。
でも、配下に恵まれ、周りにも「珠麗では仕方ない」と
ほんわかされて色々許されてたんですが
ついに、後宮の悪意に捕まって(側室が妊娠したのに、中絶の薬を飲ませた)
額に焼き印押されて花街に追放、って刑を受けます。
でも、珠麗は知らないけど、ちょこっとした善意があって
焼き印は額ではなくて胸元で、服で隠れる場所へ。
☆
花街では、醜くて客を取れない、ってことで便器洗いを命じられますが
そこのいじわる婆に可愛がられ、いじめるお姉さまたちもいつの間にか懐柔して
そこそこの居場所を得ます。
その後、花街の店が火事で消失すると、そこの用心棒の男のとこに紹介所を書いてもらい
そこのでも、それなりに元気に生きておりましたが
帝の代替わりの時の「後宮の官女を増やす」ための女狩りに、捕まり
後宮へ戻ってまいります
☆
永久に後宮追放、ってことだったのに
戻ってきた珠麗は大慌てで、名前を珠珠、と変名。
さく、と逃げるはずが、珠麗を罪に落とした後宮の権力者・桜蘭が
純貴人をいじめていたので、仕方なく助けてあげました。
そしたら、郭武官(昔の後宮での因縁の相手)と二度遭遇しちゃって
その知識と美貌は、女官ではなく妃となるべきだ、って・・。
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妃として着替えさせられる時に、胸元の焼き印を見せたくないと頑張ったら
煽情的な姿こそが後宮女子の心得、みたいなとこで
奥ゆかしい、と高評価。
という感じ、でいろいろと珠珠の評価はうなぎのぼりとなります
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珠珠をおっかけてきたのは、元は花街の用心棒だった礼央
イケメンの、夜世界の元締めは、実は珠珠を愛してますが
闇世界の出身のせいか、まっとうな愛を知らず、語れず
それでも、彼なりに珠珠を愛して見守ってたのに、さらわれちゃって
お怒りです。
で、珠珠が後宮に連れ込まれた、ってことだけは把握して見守りですね
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いろいろ試験がありまして
そのたびに、落ちるための画策をする珠珠ですが
絵を描く時には
珠珠は、男色絵を描き、受けを郭武官の顔にしてやる!と張り切ります。
ですが、桜蘭の策で絵筆を壊された紅香が、半泣きになってるので
珠珠は、後宮時代の妹分だった紅香に、筆を投げて助けてあげます
紅香が猛然と描き始めたのち、大きな黒烏が入ってきて、会場は大騒ぎ
珠珠は、それが礼央の烏・小黒だと気づきます。来てくれた、って
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が、鴉の落とした文に「守料倍増」ってあったので
珠珠は、礼央への支払いに蒼白となって、金策に没頭します
後宮の高級品を模写して回って、地元へ戻ったら贋作三昧すれば!ってね。
最後の最後に再び紅香が妨害されますが、そのほとんどは珠珠に被害が
で、これで落札(お払い箱)になる!と喜ぶ珠珠ですが
雑紙の方に書いていた、贋作用絵画が高評価で、がっつり合格いたしました
はは
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楼蘭のとこには、珠珠が後宮時代に大事にしてた召使の夏蓮がいます。
いじめられてますね
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桜蘭もまた、後宮のあるじの宦官に、不用意に書いた文を取られて脅されてます
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次は、下戸の妃に、火酒を飲ませるよう命じられた夏蓮
自分も下戸なのに飲み比べを申し出、火酒は令央の好みだ、って盗み酒を目論んだ珠珠が
妃の身代わりとなって、珠珠と夏蓮の対決に
途中で夏蓮の急性アルコール中毒に気付いた珠珠が
花街での酔っ払い客扱いの技術で吐かせて看病します
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夏蓮は、桜蘭のとこにいとまごいに行き、珠珠の下女になる、って
桜蘭は珍しく素直に解き放ちますが
そのついでに、白豚姫だった珠麗は、実は夏蓮を裏切ってはなかった、って真実を語ります。
呆然として泣き崩れる夏蓮ですね
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令央がたすけにくる、って時刻に、夏蓮への看病で寝過ごした珠珠
もうだめだ!とがっくりする珠珠のとこに、夏蓮がきて、女官にしてください、って
実は、令央は傍で待っていてくれましたが、二人のやり取りを聞いて、バカめって
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さて、書きおろし番外は、珠珠の花街時代の話
一度目はうまくやれないけど、二度目からは、それはきれいに頑張れる珠珠
この話、ほんとに好きです。
ということで、2巻へ
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posted with ヨメレバ
中村 颯希/新井 テル子 KADOKAWA 2021年08月12日頃
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