望月の烏(八咫烏第二部.3)(10)阿部智里 推し本。私の感想レビュー備忘録。ひっさしぶりの新刊!第二部.1へと続くお話。

推し本。

大好きなシリーズです。なかなか新刊がでないんですよ。久しぶりの10巻目。

今度NHKでアニメ化されるようです。10巻も早くでてくれるとうれしい(^^)

購入して1日で読破。一気読みです。

望月の烏 [ 阿部 智里 ]

八咫烏シリーズ(阿部智里) | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

望月の烏(八咫烏第二部.3)(9)目次

序章

1,俵之丞

2,桂の花

3,凪彦

4,松高

5,雪斎

6,澄生

終章

望月の烏(八咫烏第二部.3)(9)ネタバレ注意

本物の金烏ってのは、山神さまと対面できる存在で

そうしょっちゅうは生まれない。

だから、たいていの八咫烏の長は、金烏代、と呼ばれてる。

そして本物が生まれると、外界との結界を繕うことができるし

過去の金烏の記憶も継承してる

でも、今現在の奈月彦は、結界を繕える本物の金烏でありながら

過去の記憶がない。

で、お供の雪哉と共に、いろいろまわってまして

最終的には、山神様と対面しますが

この山神さまは、自分を育ててくれる人間の娘が

約束破って戻ってこない、ってことで荒ぶる神になっていて

で、その山神さまの顛末を描くのが、5巻の玉依姫。

6巻で、山神様の狂乱から、八咫烏の世界が、いずれ滅びる、ってわかります。

それでも、なんとかハピエンだったんですけどね・・。

で、第二部が始まって

なんと、雪哉は冷血治世者になり、奈月彦はころされてまして

え~、と思っていると、8巻で、その顛末が描かれ

9巻で、奈月彦の一人娘が長束に手助けされて外界に出たってとこが描かれ

そして10巻です。

雪哉は、奈月彦を敬愛してますが、その基本にあるのは

自分の家族たちの国を守る、ってのがありまして

奈月彦が、いずれ滅びる八咫烏の世界のために

貴族の力で民を助けよう、として、貴族に謀殺されると

今度は、民を間引いて、小さくなった国を守ろうとします

その結果が、冷徹な施政者、ってことだったのね

と、10巻で分かりましたね

さて、奈月彦の一人娘の紫苑の宮が、追放されたんですが

なんとひょこっと戻って来まして

落女の澄生、として行政の端っこに加わります。

落ち目とはいえ、西家の娘である澄生は、ちょろちょろと少年金烏代行である

凪彦にいろいろを吹き込み

最終的には、雪哉の怒りをかって、って感じで

凪彦の後宮に押し込められそうになりますが

滝つぼにダイブして自殺します。

凪彦が、雪哉のとこの血相変えてかけつけると

雪哉は、澄生が、紫苑の宮だと教え、真の金烏を早く産め、と凪彦にうそぶくわけです。

ここらは、ほんとに冷徹でね~。

心冷え切ってしまってる感じがすごい。

そして、山神さまの山を、下界の法で購入するために、っていう

第二部の1の話に戻ります。

ここに、紫苑の宮がうろうろ登場してますから

まぁ、滝つぼに落ちたのは、上手なフェイクであり

それを、雪哉たち上層部もしっかり把握してる、ってことですね

うん、いろいろわかって面白かった。

次巻が楽しみです(^^)

望月の烏

posted with ヨメレバ

阿部 智里 文藝春秋 2024年02月22日頃

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