魔女と使い魔の猫 アマラ 魔女のお話の短編集ですが、世界観は一緒です。ネタバレ注意。

作家買い。

今回は、魔女と使い魔のペアたちのお話。

短編集で、いくつかのペアが描かれてますが

最後に、みんなで集会ですね

魔女と使い魔の猫 [ アマラ ] ←あらすじ

魔女と使い魔の猫

手品で人を集めては、膏薬を売る行商人の薬売り。

王都から監察官が来るのを危ぶんだ領主が

薬売りを魔女にしたてて、民衆のガス抜きをします。

でも、彼女は本当に魔女で

女王の采配で動く鳥打帽の配下として動いてました。

かっこいい

旅の魔女と恋。と、カエル

魔女は血脈以外には、悪魔と契約を交わしてなることもある。

悪魔は、恋が成就したらわが手に、それまでは魔女として自由に

って契約を旅の魔女としてて、彼女の使い魔はカエルでした。

ある町で、恋しやすい旅の魔女が恋をして

その相手の調査を、カエルに命じます。

カエルは慣れたもので、情報通のカラスの親分に、脂身を土産に話をきき

すぐに、イケメンマッチョな男の住所を探り当てます。

でも彼には恋人がいて、でもその恋人は別れを選択します。

悪辣領主の画策で(ここらは是非本編で読んでね)

ちょうど、鳥打帽に監査官もきていたし

マッチョ男の恋人が、カエルにも優しいいい子だったので

鳥打帽に協力して、恋人の実家の借用書も処分して

ハピエンですね。

この話は、とっても面白かったです。

探偵は珈琲の香りとともに

カフェをやってる魔女・イプリア

でも、コーヒーを上手にいれられるのは、つかい魔のセバルス君でした。

鳥打帽から、不可解な殺人事件の調査依頼を受けたイプリアが動きます。

深窓の令嬢、と呼ばれる魔女が、殺人だ、って明言したんだって。

飛び降り自殺、というのもあって、連続殺人になります。

そして、ある禁断の薬にたどり着くわけですよ。

これも、ちゃんと推理ものになっているので

是非、本編で堪能してください。

善行は魔女の技ならず

ジルエッダという魔女が、よき魂を見つけて作った人形くん

彼のおかげで、森の生活が快適になって、魔女はご満悦ですが

この人形の魂が、善行の人で

上手にジルエッダを誘導して、森の民のために動きます。

薬を作らせたり

橋を作らせたり

山崩れ防止のためのダムを作らせたりね。

結果、魔女、ではなくて、善行の聖女になって

教会からの武力攻撃から救われちゃうの

面白かった

駆け出し魔女は朝日の中を歩く

孤児院を訪れた鳥打帽が、魔女の素質のある子供を一人選びます。

イースイーズ。

魔女には師匠が必要なので、鳥打帽は緑の魔女にイースイーズを預けます。

超絶有名な魔女ですが、気難しくて有名で

でも、イースイーズには優しかった・・。

緑の魔女の友人は、ドラゴンのエール。

そして森で負傷した狼・サラテリと知り合い、友人となります。

日々が流れ、緑の魔女への仕事の依頼を、イースイーズが受けることに。

人間の失踪事件で、もめるか、とおもいましたが

イースイーズはちゃんと解決できました。

ここらは、本編で読んでね。

緑の魔女は朝日の中で夢を見る

師匠の緑の魔女は、強大な力を持ってますが

そろそろ寿命らしいです。

魔女は、自分の死期がわかるのね

だから、弟子のイースイーズを

速く独り立ちさせ、出立させます。

見守るのはエールだけ。

昔、緑の魔女の使い魔だった鼠は

もう寿命で先に逝ってたのね。

素敵なお話でした。

緑の魔女の死をきいて

魔女たちがお悔やみに集まってきて

それをもてなすのはエールなのね。

って感じで読了

良かったな~

とってもおススメの一冊です

魔女と使い魔の猫posted with ヨメレバアマラ/大熊まい 宝島社 2019年06月

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