大好きなシリーズでしたが
年上愛妻の汀女のほかに
もと花魁の加門麻が側室として登場してから
なんか、女性ファンにそっぽ向かれてる感じ。
私も、あんまりな~。
あと、巨悪、ってハズの神守の相手ヤクが
けっこう、さっくり敗れていくからな~
☆
「あらすじ」
端午の節句のその日、大門前に立った男女。
一年余の京での修業を終え、吉原に戻った神守幹次郎と加門麻であった。
再会を喜び合う吉原の面々だったが、
長い闘いで吉原が失ったものは大きかった。
幹次郎は会所を率い、吉原を再生させることを誓う。
そんな中、廓で小さな騒ぎが。
やがてそれが幕閣を巻き込む大騒動へと発展していく。
新しく始まる吉原の運命やいかに。
☆
8代将軍の孫である、老中の定信とは、愛妾のお香を助けた縁で、なにかと便宜を図ってもらってましたが
京都にいる間に、次世代の老中の太田さんと懇意となり、次の権力ツテはばっちりですね。
☆
1,八代目誕生
2,たばこ入れ
3,絵描き澄乃
4,磯次の暗躍
5,隠れ湊の船軍
終章
☆
吉原に戻って、会所の四郎兵衛を継いだ神守。
こちらは町人だから、帯刀しませんが
裏同心として、刀で決着することもあるという
二役を開始です。
京都との交流から
おたがいの郷の舞子さん芸子さん、の交換会とかも企画開始です。
☆
仙右衛門は、神守の副におさまり
もろもろ移行する中で
てっぽう河岸、と言われている吉原最貧の場所を
改善したいな~、と思う神守です。
で、そんな場所に自分から落ちた遊女が
地元の悪たれから逃げるための吉原に来た、って知りまして
いろいろ動いて、悪を成敗する話が一つ。
☆
海に出る個人の船に、大砲のっけて、海賊行為してるやつらを見つけ
老中に、その船拿捕させて徳川の船にしちゃうって計画が
すすんで完遂する話が一つ
☆
船頭の政吉の孫の磯次ってのが登場したりします。
で、いろいろ助けてやってきた村崎同心が
賄賂を強請取ろうとする現場を押さえられちゃって
そろそろ、村崎さん、退場かな・・。
☆
この1冊前で、四郎兵衛の仇は
文庫本の後半でいきなり成敗されちゃってね
なんか、う~っという感じです。
それでも、暇つぶしにはなるので
ついつい新刊を買っちゃうの。
ただ、このシリーズの前半はほんとにおもしろいので
これから読んでみたい、って方には、オススメなんですよ(^^)
独り立ちposted with ヨメレバ佐伯泰英 光文社 2022年03月15日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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