断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す(1) 楢山幕府 ネット小説の書籍化。感想レビュー備忘録。

推しのネット小説の書籍化。

このシリーズのよいとこは、1巻ずつで、ちゃんと話にけじめがつくところ。

ネットの方は、現在4章まで上がっていて

本も4巻まで出てます。

学院生活のあとは結婚らしいんですが、さて

ネタバレ注意

断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す(1) [ 楢山幕府 ]

公爵令嬢となり

皇太子と結婚するつもりだったけど

腹違いの妹に陥れられ

修道女になるはずが

途中で襲われ娼館に売られて娼婦となったクラウディア。

その娼館で、姉のように慕う、元貴族令嬢のヘレンとのひと時に

こころ慰められるも、ヘレンは病没

その後、彼女を追うように、クラウディアは死んだらしい・・。

というのは、目覚めたら年齢逆行してやり直しルートに入ってました、って

逆行ルートで、断罪から逃げる、って話です。

本作の魅力は、娼婦時代の記憶があるってとこで

対人スキルが半端ない。

そして、前世?では気付かなかった、義妹であるフェルミナの悪意を

ことごとく踏んで壊してくとこですね。

厳しかった実母の葬儀の時からのやり直し

人前で泣くな、としつけられたのをとっぱらい

お墓にすがりつき、兄のヴァージルに泣きつくクラウディア。

で、わがままもやめて、兄貴と仲良しとなり

父上への対応もちょびっと変化させて

1年後の、フェルミナが家にくる時に備えます。

一回過ぎ去ってみれば、フェルミナの罠はとっても雑で

こんなのにハマった自分がほんとにばか、と感じるクラウディア。

そして、皇太子への態度も、大人対応なもんだから

皇太子が、どんどんクラウディアにハマっていくのね。

伯爵家の没落で、娼館に売られるはずのヘレンを

父のツテで救い出し、自分の側仕えにしたクラウディアです。

良かったね。

娼館時代にしていたストレッチとかの美容体操に

化粧品の試作とか、けっこういそがしいクラウディアです。

で、フェルミナの策略も

ヘレンと、今は仲良しの兄のヴァージルが味方になってくれてクリア。

勉強もきちんとするから、学校生活でも、皇太子と同じクラスになれました。

お茶会で突き飛ばされた、って騒ぐフェルミナに対して

皇太子が出てきちゃったので、大ごとになり

フェルミナが、クラウディアは私を恨んでる、とうさまは悪くない、とかいいだして

ヴァージルとクラウディアは、初めて父に兄妹を傷つけるなら恨む、って

子供に、面と向かって好かれてない、って言い切られて、さすがの父上も思うところがあるようです。

このシーン好き

是非、本編で堪能してください

学園生活で、皇太子を見たフェルミナは

皇太子をゲットしようと決めたようです。鬱陶しい。

学園祭、が挙行されますが、それをクラウディアが仕切るので

フェルミナが大騒ぎです

皇太子の婚約者候補にはルイーゼ嬢というのがいて

この子が、とってもまっすぐなので、クラウディアは嫌いになれないの

実はクラウディアは女性もOKだし

おっとこ前のクラウディアに、ルイーゼもちょっと揺らぐとこが素敵

男爵令息のブライアン

娼婦時代に、化粧品とかの取引のあった子でもあり

クラウディアは、こっそり援助します。

で彼は、公爵令嬢でありながら新興貴族の男爵の子である自分に

目をかけてくれてる彼女に惚れこむのね

ここらの貴族的やりとりは、是非本編で

皇太子はクラウディアにご執心です

まだ婚約者たちのひとり、ということではありますが

市中でのこっそりデートとかを計画する皇太子

外歩きではなく、店の奥を、まるっと王族仕様に変更したりしてね

さすが王子さま

で、クラウディアが、前世の記憶のトラウマで、フェルミナをとても恐れているのを知ると

王子様、消してしまおうか、って

おお、権力者、こわ

さて学園祭

楽団の楽器が見当たらず、大騒ぎの中、クラウディアが受け取りのサインをした、って

でも、サインを受けた使用人は、顔は覚えてない、って

で、あ、これはクラウディアではないな、ってみんなが

クラウディアがでていくと、使用人は、こんな美人は忘れません!って

公爵令嬢のサインを偽造するってことは結構大ごとで

でもそれを棚上げして、楽器捜しは継続中

そんな中、フェルミナが落ち着いているのでクラウディアは

どこかにフェルミナが隠していて、救世主のように発見する作戦、と見抜き

フェルミナが立ちまわれる場所を探して発見します。

学園祭は大成功

で、ルイーゼとクラウディアが校庭の隅に呼び出され

まぁ、フェルミナとそのバックの新興貴族たちの作戦でしたが

皇太子が乗り込んできて、成敗。

がクラウディアは、皇太子が何してるんですが!と本気で怒るので

好きな子を喜ばそうとして、嫌われた皇太子は落胆です。

クラウディアは実家に戻り、皇太子に言い過ぎた、って落ち込むから

ヘレンが兄のヴァージルのとこに駆け込むと

そこには、ヴァージルに慰めてもらいに皇太子がいたから

クラウディアに嫌われてない、ってわかった皇太子が

速攻プロポーズです。

そこへフェルミナがかけこんできて、嘘よ~!って

フェルミナは、修道院送りとなるわけです。

両親である王様たち公認で、公開はされないけど婚約者になったふたり

クラウディアは、貴婦人になります、って

つまり、婚前交渉なし。

王子様が、生殺しなのが番外編です

おもしろいので是非。

って感じで1巻読了

とっても面白かったんで、2巻読みます(^^)

断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す(1)posted with ヨメレバ楢山幕府 TOブックス 2021年09月18日頃 楽天ブックスAmazonKindle

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