俺はエージェント 大沢在昌 ネタバレ注意。面白かった!

日本にスパイがいたら?!

って感じのお話です。

小説とかでスパイにあこがれていた青年が、巻き込まれた、っておもったら

彼は公安の刑事でした、ってことから展開する物語です。

007になりたい俺と、時代遅れの老兵(エージェント)たちの

決死の大作戦

70歳過ぎの白川、という爺さんは

大衆居酒屋「ますい」の常連で、俺(村井)を「若者」と呼ぶ。

俺はスパイ小説を愛読して、スパイになりたかった、って言っているフリーター。

ある日、ますいに、白川あての電話がかかってきます

(白井は携帯電話を持たないし、自宅にいないから、ますいのピンク電話にかかってきた)

で、白川が家へと戻り

それと大差ない時間で俺も店を出てアパートへ

そしたら、白川から電話があって、俺のアパートへと移動してくる。

白川は、実はエージェントで、彼の仕事の再起動の合言葉が電話で伝えられ

見張りがついているから、俺のとこに潜みたい、って

実際、白川の部屋には男たちがふみこみ、様子見のやつらもいるから

俺は白川と一緒に、巻き込まれて行動することに。

車で白川を待っていると、ますいの女将が来て、車に乗せてというから乗せたら

銃で殺されかけて、助けてくれたのは白川

女将さんを撃ち殺して・・。

死体を載せて、白川のいうがままに、元ロシアのエージェントに助けを求め

死体の処理と、新しい車をもらって、俺の冒険ははじまる・・

はずが、実は俺は公安のデカで、白川を張っていました。

白川は、チーム・オメガに属する伝説のエージェントで

他に彼も含めて5人がいるから、彼らをスリープから覚醒させるために

白川と俺は順にめぐっていきます。

最初は女性で、結婚して孫もいて

この孫のミクが、見た目はきれいだけど性格極悪で

でもIQとか高くて、エージェントには向いてますね

ゲイの男に、知らぬ間に色仕掛けさせられる俺

で、その情報からいろいろわかってきます。

三人目のエージェントは釣り屋のおっさん。

そして、ますいの大将は、敵対のアルファと名乗りながら

今はもう、連戦時代のようなはっきりとした対立はない、って

なぜ、今頃になってロートルのエージェントが呼び出されたのか

そして、刺客が向けられるのか・・

真相を追うほどに死体はでてくるし

白川の元妻なんてのも現れて

最終的には、俺の実母の存在がキーになってました。

俺の両親は離婚して、父方に引き取られ

母は、実家の酒屋に戻り、政治家だった兄の地盤と継いで国会議員に

そして今、内閣副官房長官でした

彼女が知った、世界的エージェントの組織に

日本の官僚が関わっているって秘密を

口封じするために、ロートルがかりだされ

そのロートルに張り付いていた俺が引き出され、ってことでしたね

最終的には

老いても凄腕のエージェントに

官僚育ちにボンボンは撃退され

そして、そんな世界的組織を作ったのは

助けてくれていたあの人でした・・

という感じです

推理モノですので、いちおうラスボスは隠しておきますが

読んでるうちに、あ、この人だな、って感じにはなります。

ただ、謎解きも面白いですが

出てくるエージェントたちのキャラとか

冷戦時代の色々とかが面白かったな~

日本でスパイものを書くなら

これがベストか、って思い増した。

白川さんを舘ひろしあたりでドラマ化してくれないかしら

見てみたい(^^)

おすすめのエンタメ本でした!

俺はエージェントposted with ヨメレバ大沢 在昌 小学館 2017年12月13日頃 楽天ブックスAmazonKindle

読んで下さってありがとうございます(^^)

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