皇后の碧 阿部智里 推し本。私の感想レビュー備忘録。精霊たちの世界。皇后は生きているのか?

推し本。作家買いです。

阿部智里作品で有名なのは、八咫烏シリーズ。全部読んでます。

で、本作は、違う世界観での一冊目。よくできてました。謎解きのカタルシスもばっちり。

皇后の碧 [ 阿部 智里 ]

皇后の碧 目次

序章

1,鳥籠の宮

2,巣の宮

3,宴

4,探索

5,襲撃

6,帰還

終章、かつてのこと

皇后の碧 ネタバレ注意

序章で、ナオミの故郷がドラゴンで焼き尽くされ

両親が死んだ描写から始まります。

助けてくれたのは、風の精霊の王でした。

ナオミの美しい碧の目を、見込んでのことでした。

孔雀王ノアは、美しい妻を得ていたけど

子供ができない、ってことで妻のアビゲイルは、離婚してチリとなることを選びますね

ナオミは、孔雀王の庇護下にありますが

土の精霊なので、土蜘蛛、とか呼ばれてます。

ノアに拾われて5年。ナオミは16歳になりました。

で、孔雀王より格上である

風の精霊すべてを束ねる蜻蛉王シリウスが、ノアの王宮に来ます

昔、ノアの妻を奪っていった男は

今回の訪問で、ナオミの美しい目を見つけて、名前を問います

それが、夜伽への合図でした

シリウスには皇后イリスがいます

元は、ノアの妻だったのを、その美しい目を見つけて、自分の妻にしてます

ノアとイリスは相思相愛だったのに

国のためにイリスを贈った、ってことになってますね

で、ナオミは伽に選ばれますが、シリウスは指を触れず

ナオミの気丈さとその碧の目を気にいて、シリウスの王宮「巣の宮」へと招きます

ナオミは馬鹿ではないので

何か目的があるはず、って尋ねると

その理由を知る事ができたら、ちゃんと寵姫として迎えよう、って

寵姫候補、となったナオミが巣の宮に到着すると

後宮を束ねる「ジョウ」という老いた宦官がいました。

老いの前にチリになる、ってのがこの世界の価値観でしたが

ジョウは醜く老いたままでシリウスに侍ってます

それが、ナオミの最初の疑問でした

皇后がイリス、第一寵姫フレイヤは火の精霊、第二寵姫のティアは水の精霊ですね

皆に挨拶して、目通りするするのが最初のミッション

三人は、好意的に受けてくれました

で、ナオミは高位精霊ではなくて力が使えないんですが

ジョウは、力の使い方、を一緒に学びましょう、って言ってくれて

ナオミはジョウに好意を持つんですが

ナオミに一人だけつけられた侍女のアダは

イリスはもう死んでるかもしれない、それを探り出せ、というミッションを

密かにノアから与えられているので

寵姫候補として、素の宮のどこにも出入り自由、っていうナオミに

ノアがくれた「姿を隠すマント」を着せて、探り出すように命じます

(寵姫候補のナオミの方が偉いんですけど、ノアのとこでは

女官候補として、アダにしつけられたので、その順位感覚が抜けない)

で、いろいろ回っている間に

皆の前にいるイリスは、本当のイリスではないらしい、とか

ノアだけでなく、土の精霊たちもシリウスへの反旗があって

そのために、イリスは死んだ、火竜を召喚、って流れとなり

でも、ナオミは、イリスは本当に生きてるってことと

自分が土の精霊と羽持つ精霊のあいのこで、だからこそ

実は強い力があって、それが、土壇場で発揮されたりします

ここらのアクションシーンはぜひ本編で

フレイアに頼んで、アダ+土の精霊反旗組が呼んだ火の竜を

撃退して、接戦になったら、水の精霊のティアも参戦して

反旗組は撲滅

で、謎が解けたナオミは

反旗を翻した、ノアのとこに、シリウスと共に向かいます

こっからは謎解きになるんで

ぼかしますが

シリウスの正体は、かの人で

ノアは、イリスが生きているのに契約を破ったってことで

その姿が罰としてぼろくなり

原子に換えるところを、羽の王として生きながらえさせることになりました

昔の残虐王だったシリウスと

イリスが皇后になってからのシリウスが別人で

その理由も解き明かされ

あいのこ、であるナオミは、素の宮での、差別なき世界に大満足なので

どうぞ、寵姫としてこのまま暮らさせてくださいませ、って感じで

大団円となります。

面白かったな~。

皇后の碧

posted with ヨメレバ

阿部 智里 新潮社 2025年05月29日頃

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