ふつつかな悪女ではございますが(11) 中村颯希 推し本。私の感想レビュー備忘録。10巻の続き。誇り高き舞姫の最後。

推し本。もとなネット小説ですが、連載が続いてからは書下ろしです。

漫画化もされていて、近々アニメになるようです。おもしろいからね(^^)

2冊で、1つのエピというパターンが多いです。時々、1冊で完結の閑話的なのもありますが。

今回は、10巻との続きの11巻。金領の地での事件の落着編です。

ふつつかな悪女ではございますが11 ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ (一迅社ノベルス) [ 中村 颯希 ]

ふつつかな悪女ではございますが(11) 目次

プロローグ

1,玲琳、打ち合わせる

2,玲琳、潜入する

3,慧月、潜入する

4,玲琳、聞き出す

5、幕間

6,慧月、怯える

7,玲琳、突き止める

エピローグ

ふつつかな悪女ではございますが(11) ネタバレ注意

金領の地で、隣国のシェルパ王国からの第一王子を歓待する

っていうミッションがあり

選ばれたのは、金領の雛女である金清佳。

ただ、金家では、本家と分家が争っていて

事務の実権を持っているのが、清佳の反対勢力だもんだから

いろいろ邪魔が入りまして

倉庫に閉じ込められる、なんてこともありましたが

清佳と一緒に派遣された、黄玲琳、朱慧月、という

三人は力を合わせ、粉塵爆発を使って脱出

とりあえず、第一王子・ナディールを納得させることができました。

ただ、慧月が、侍女をかばってあおった酒が

麻薬効果のある酒で、結果、慧月は死にかけます

そこへ、玲琳が入れ替わりをしちゃったもんだから

慧月の体に入った玲琳が、死にかけることとなります

ツンデレ娘の慧月は、大好きな玲琳が自分の身代わりで死ぬかもしれない、ってことで

ついに、玲琳の兄である景彰に泣きついて

実は、すでに慧月を大事に思っている景彰は、すっとんできます

この二人の、やんわりコイバナが大好きです、私

最終的には、慧月の体に入った玲琳の精神が勝利しまして

生還するんですが

やられたらやり返す、というイノシシ娘である玲琳が本領発揮

第一王子から、母国の大物が、こっちの国で麻薬を流通させて

大金稼いでるから、その証拠探しに協力して、って申し出を

敵の拠点、天香閣に潜入することで、成し遂げようとします

天香閣は遊郭で、中に入るには遊女になるしかない

で、男たちは反対しますが

玲琳(中身慧月)と清佳は、絶世の美少女なもんで

遊郭では高値で買われて、かつ、最初は遊郭の主に献上されることとなり

慧月(中身玲琳)は、背が高くてそばかすのある、不細工系の娘だもんで

すぐに下女へとされます

中身玲琳くんは、下働きもとっても上手なので

いじめを吹き飛ばし、さくっと人気者となりますが

そこへ現れたのが、遊郭のトップであるきんよう、でした

彼女は主の次の権力を持ち、フロとか、三か所の出入りを支配してました

でもって、彼女こそが

昔、清佳が友情を持った女性で

なぜ遊女になったのか、いろいろ聞きたいこともあって

清佳は特攻しますが

きんようには、いなされておわります

主の方は、自分の周りに捜査の手が回ったのを知って

金を回収して、遊郭を放棄するつもりでしたが

景彰や第一王子たちは、捕縛のための証拠集めに手間取り

その際、清佳は、渾身の踊りで主の退出を引き留めます

が、主は、すでに遊郭を爆破して証拠隠滅を狙ってまして

主には逃げられ、きんようは、すでに梅毒の悪化で

麻薬がなければいられない体になっていて

清佳は、きんようがいろいろ裏でかばってくれてたこと

所詮は庶民だったから、清佳が王都にあがってすぐに売られたこと

などなどを知り、愕然としますが

きんようは、梅毒の進行を、麻薬の高熱で抑えつつ

遊郭の女たちも、できる限りに守っていたことなどなどを問わず語りにつぶやき

最後には、きんようを、清佳がかばって、結果的にきんようは死にますが

今まで、人にかばわれたことがなかったきんようは、人のやさしさに触れて

満足したように死んでいきます

爆破された遊郭の炎の中

道術で炎を使う慧月も扱いかねるのですが

そこへ、雷を操る皇太子さまが追っかけてきて

船で逃げようとする遊郭主を照らしだし

対象の船が分かったことから、炎を消すことはできなくても

移動することはできる!と、遊郭の炎をがっつり船に飛ばして

船は大破、主は捕獲され、第一王子が証拠とともに連れ帰ることに

清佳は、邪魔してきた分家を抑えたり色々があって

慧月や玲琳と一緒には、王都に帰れないけど

けっこう清佳に惚れてきた、第一王子に慰められて

きんようの墓を見つめて、心の整理とかしますね

さて、これから王都へ戻る慧月と玲琳ですが

玲琳の体は、すでに死が目前で

ただ、いれかわりをしてると、体調は戻ります

玲琳は、慧月が中に入っている時に死ぬ可能性もある、と

もういれかわりはしない、って言いだしますが

大好きな玲琳が死ぬことを許容などできない慧月は

ひそかに、絶対に入れ替わってやる、玲琳が死なない方法を考えると

堅く心に秘めます

ってとこで次巻へ

12巻は、閑話的な1冊になるらしいです

そして、13,14巻で、入れ替わりの色々が落着するのかな

4人の雛女たちの、それぞれのお話も終わったしね

完結まで、がっつり読みます

楽しみです(^^)

ふつつかな悪女ではございますが11 〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜

posted with ヨメレバ

中村 颯希/ゆき 哉 一迅社 2025年09月30日頃

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