本日、貴方を愛するのをやめます なか 推し本。私の感想レビュー備忘録。ネット小説で推理ものでもある。

推し本。

ネット小説の書籍化で、漫画化もされてます

気づいたら異世界で、将来がバッドエンドだったので対策してざまぁします、って流れですが

異世界に来たのは自分だけでなく、前世での因縁もいろいろあって、と

けっこう複雑な構成で面白かった(^^)

本日、貴方を愛するのをやめます ~王妃と不倫した貴方が悪いのですよ?~ (レジーナブックス) [ なか ]

本日、貴方を愛するのをやめます ネタバレ注意

アーシアは、実家がなくなり、帰る場所もなく

レジェス、という旦那に浮気されながら生きてます。

それでも夫を愛してたんですが、ある本に書かれていた「日本語」が読めたことから

ここが前世で読んだ小説の世界と知り、バッドエンドを知り

そこから逃れるために全力投球します。

3年の間に、離婚準備を進め、自分をコケにした王妃を断罪する準備を進めたアーシアは

ついに、夫に反旗を翻します。

まず最初に、自分をバカにするメイドたちをクビにし、今後貴族社会で雇われないようにし

夫に押し付けられていた書類を破棄し、燃やし

夫が帰宅したら、離婚してやる、っていうから、どうぞ、って

離婚すると、妻帯者じゃないと王妃の警護にはつけないので

困るのは夫のレジェスですが、実家がなく、金もないアーシアが離婚するとは思ってませんでした

が、彼女は3年の間に作家となって自立し

公爵であるブルーノと交流を持っていたので、離婚したい方でした

離婚したくないレジェスが急にごねるので、王妃からもらった恋文を「告知する」って脅して

離婚のサインをゲットして、家を出ます

レジェスは、アーシアが破棄した書類の補填に追われますが

その間に、王妃の不倫相手がレジェスだと号外がまかれ(アーシアの手配)

まぁ。どんどんレジェスは追い込まれていきます

王妃は高位貴族だし、権力もあるし、ついでにいうなら前世の記憶持ちで

この世界は自分のためにある、と思っていろいろやってきましたが

同じく記憶のあるアーシアが、ことごとく先回りする形で

王妃は追い込まれていきます

側妃が産んだディノという、たった一人の王子が毒殺されそうになり

それを、なんとか防いだアーシア

で、アーシアの他にも、物語の先を告知する紙が、それぞれの登場人物に届けられ

だれから送ってこられてるのか、とか

前世の記憶が、どんどん引き出されるアーシアが

前世の、この世界の物語が、実は作者ではなく、他の人間にゆがめて書かれた世界だ、と分かったり

王妃の子供は、結局レジェスの子供だけど

そんな物語の流れは、本当の作家の願いではなく

王妃こそが、前世で物語をゆがめて公開した犯人で

その自分勝手な願いでの物語展開が、今回の人生で、初めて後悔することができて

さらに、こっちの世界で死んだ王妃が

前世でのひん死状態から生還して、自分がゆがめて作品を公開した、って告知して

その告知で炎上する中で

本当の物語を発売し直すかたちで、世界が修正されていく、という

ちょっと、難しい展開ではありましたが

あるべき姿に、物事がおさまり、本当の物語では

皆が幸せになる、って流れになっていきますね

ネタバレするのも難しいですが

一般的な、転生、ざまぁ、だけでないとこが面白かったので

推しです(^^)

本日、貴方を愛するのをやめます

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なか アルファポリス 2024年10月01日頃

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