推し本。
ネット小説の書籍化。無事に3巻で完結、これ、とっても面白い。
悪役令嬢、ってことで覚醒したエセリアですが
王子からの婚約破棄を望み、罠にかけて、相手がゲスイこともあって罠は奈落まで伸びて
ついには、エセリアのハピエン婚約破棄が成立します。
善き。
悪役令嬢の怠惰な溜め息3 (電撃の新文芸) [ 篠原 皐月 ]
悪役令嬢の怠惰な溜め息 | 推し本探ブロ (veteranmama.com) このシリーズの既刊
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悪役令嬢の怠惰な溜め息(3) 目次
18、虎の尾を踏むグラディクト
19,チーム・エセリアの溜め息
20,悪役令嬢の本領発揮
21,接待係の神髄
22,暴走は、傍迷惑な所業です
23,波乱の婚約破棄宣言
24,茶番、開幕
25,婚約破棄、その後
26,真相はやぶの中
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悪役令嬢の怠惰な溜め息(3) ネタバレ注意
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グラディクト王太子は、自分の寵愛するアリステアのことしか考えてない
彼女の成績がわるい、となると
成績用の紙を取り寄せて、偽造するのも当たり前だし
王家の馬車なのに、王族以外であるアリステアを乗せても平気
でも、馬車を扱う誇り高き近衛騎士たちは、王太子への尊敬がなくなっていきます
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そして、婚約破棄を画策する「チーム・エセリア」ですが
王太子たちのやり方に、うんざりしてますね
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さて、婚約破棄の舞台にエセリアたちが選んだのは
王家が握りつぶせない、公式な場でした
で
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恒例となった剣術大会でも
敗者復活のための投票という事務処理をする生徒のために
接待係、が設定されまして
そこでの会話は「社交」としての会話技術が必要だけど
アリステアは、育ちのせいで知らなかった、のは仕方ないけど
学ぶということをせず(勉強しないで成績偽造を選ぶ女)
社交ひとつできない、と貴族や平民にも見放されます
ここらの社交術は、とっても面白かったので
是非、本編で。
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ついに、アリステアに公費でドレスを作らせたグラディクト王太子は、
婚約破棄を宣言すべく、身分の低いアリステアをこっそり入場させた上で
建国記念式典へと臨みます
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そして式典が開始され、王太子はエセリアを断罪しますが
証拠があるなら、ってことで王と王妃は別日での審議を約束
エセリアは、証拠が認められれば婚約破棄、認められなければ、王太子の領地を、と求めます
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さて、後日での審議の日
エセリアを断罪する供述書に書かれた貴族のサイン
その苗字は、貴族にはない家門ばかりで
エセリアが、男爵からのすべての家門を読み上げて、それも検証されて
グラディクト王太子の供述はでっち上げだとわかります
さらに、王太子が国庫の予算に嘘をつき、婚約者のエセリアに贈る、と言われたドレス代金が
アリステアのものになっていたこと
アリステアの成績偽造が、王太子とアリステアの主導で行われたなどなどがわかり
婚約破棄は成立しますが、グラディクト王太子は王太子の地位を剥奪されます
役立たずでバカタレの王子を押し付けられては困る、と
王子の実母の公爵家は、アリステアの子爵家におしつけようとし
子爵家は、後妻との子に相続させたいから、アリステアの実母の実家にアリステアと元王子を押し付け
押し付けられた男爵家は、もともと商家だったので、さっさと貴族を返上して、王子とアリステアから逃げます。
結果、グラディクトとアリステアは、辺境の男爵となりますが
金がない、ってことで、婚約破棄騒ぎで迷惑かけられた?エセリアに金を借りようとして
王様と王妃さまの逆鱗に触れて、王宮出入り禁止と、王都の屋敷の返上を申し付けられます
で、田舎の領地からは、税をたくさんとろうとして、王国の法律を破るから
まぁ、いずれ追い出されそうですね
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エセリアは、無事に婚約破棄を勝ち取り、結婚するつもりもないから
小さな領地をもらって、女伯爵となり、そこを豊かにして暮らすことになりそうです。
おしまい
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posted with ヨメレバ
篠原 皐月/すがはら 竜 KADOKAWA 2020年12月17日頃
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