推し本。
ネット小説の書籍化ですが、漫画化のできがよいので、原作を読んでみました。
1巻で、王子のゲスぶりが描かれ(自分は努力しない、武道の知識も平均以下で、エセリアのおかげで王太子になってる、って自覚がない)
こいつとは結婚したくない、としみじみ感じたエセリアが
本格的に「婚約破棄されたい」と仲間をつのっていきました
で、本作がその続きの2巻です。
悪役令嬢の怠惰な溜め息2 (電撃の新文芸) [ 篠原 皐月 ]
悪役令嬢の怠惰な溜め息 | 推し本探ブロ (veteranmama.com) このシリーズの既刊
推しのネット小説レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com) ネット小説の既刊
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悪役令嬢の怠惰な溜め息(2) 目次
9,ある意味想定内で、ある意味想定外の出会い
10,婚約破棄プロジェクト、本格始動
11,はた迷惑な、脳内お花畑カップル
12,驚天動地の音楽祭
13,秘密兵器、誕生
14,風雲急を告げる剣術大会
15,さまざまな思惑
16,被害妄想は、結局妄想でしかありません
17,参考文献は、「クリスタルラビリンス~暁の王子」
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悪役令嬢の怠惰な溜め息(2) ネタバレ注意
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グラディクト王太子は、賢いエセリアが本当に嫌い
で、その分自分が努力することもしない。
そして、エセリアと王太子が2年に進学したところで
一つ年下の、乙女ゲームのヒロインのアリステアが入学してきます
エセリアは、乙女ゲームの内容を覚えていたので
とっても警戒してたんですが
エセリアがいろいろ動いたことで、ゲームの内容が改変されたせいか
ヒロインのアリステアは、転生者ではないけれど
「バイブルにしてる本」の通りに行動してます
その本こそが、エセリアがほぼ小学生くらいの年齢で出版した人気作
「クリスタルラビリンス」でした
エセリアは、自分が覚えていた乙女ゲームを、ほぼパクッて小説化してまして
アリステアは、乙女ゲームの自覚なく、本の主人公(ヒロイン)を演じてまして
まずは、同じ年齢の第二王子の前をうろつきますが
第二王子が婚約者と仲良しなので、ターゲットをグラディクト王太子にすえます
で、オバカな王太子は、ヒロインのいろいろ難ありな言葉を受け入れて
二人はラブラブに
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かくして、脳内お花畑カップルが完成しますが
王太子のために、側室の実母が設定してくれた有力者の子息たちも
王太子のバカさと、彼が寵愛するアリステアのバカさに呆れて、二人ほどが離脱
王太子はいろいろ追い込まれていきますが、それもわかってない
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オバカカップルをさらに追い込むために
エセリアの取り巻きは、ちょっと変装して王太子側をいろいろ誘導し
エセリアにされた嫌がらせ、を宣誓供述書、という形で王太子たちに提出します
王太子は、自分の国の男爵から公爵までの貴族の名前を憶えていないので
宣誓供述書にサインされた貴族の家名が、でたらめだって気づかないのね・・。
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二回目の剣術大会には、第二王子が出場したので、王太子の生母はいらだつし
王太子は、ここで生母とアリステアを対面させようとしますが
まぁ、子爵クラスの小娘が側室に会うことは本来できませんからね
阻まれたことで、王太子は焦りますが、それでもアリステアを自分の妻へと望むわけです
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アリステアが自慢できるのは、ピアノ演奏なだけでしたので
王太子が、いきなり音楽祭を企画して、その音楽祭で、エセリアが
この世界にはない行進曲をぶちかましたので、名声があがったりしちゃいます
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王太子とアリステアの作戦が、どんどんつぶされていく中で
王太子たちは、自分たちが追い込まれてるのもわからず
ただただ、エセリアを排除したい、勝利は目前、と思ってるわけです
ってとこで2巻読了
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posted with ヨメレバ
篠原 皐月/すがはら 竜 KADOKAWA 2020年06月17日頃
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