推し新書
初めて読んだ作家さんですが
これまでも、いろいろルポライターとして新書を出してるようなので
さかのぼって読みたいかな、と思いました。
ただ、この人の本はけっこうお先真っ暗は話が多く
まぁ、そういう実体験の人々を多く取材してるから、こうなっちゃんですが
ルポだから、現実を伝えるだけで
だからこうしたら、っていう提言はないんだよね。
それが残念というか、ルポ本だから、仕方ないというべきか・・。
年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活 (講談社現代新書) [ 小林 美希 ]
おすすめの新書レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)
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年収443万円
給与所得者の平均年収。平均年齢は46.9歳
けっこう、年長だな・・。
この年齢で正社員の平均年収は508万円
以外は198万円
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1,平均年収でもつらい
2,平均年収以下はもっとつらい
3,この30年、日本社会に何が起きたのか?
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赤字毎月10万は
妻が扶養範囲で働く額くらい。
妻が病弱とかで働けないと、転落してしまう
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家のローンがあっても家があり
夫がいて子供が二人いて、近所に住む両親は健在
そういうクラスでも生活がつらい
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いつ職を失うかわからない、という危機感が大きい
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夜勤の倉庫の仕事は、けっこう年収が高いのね
昼夜逆転って、人気ないからか
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高校が無償化されても
制服や体操服で5万円、教科書代で15000円もかかる
小学校も、給食代がかかる
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若者が疲れすぎているのが、尋常ではないんじゃないか、と。
伊藤忠会長だった丹羽さんが、中間層の崩壊が始まる、って予言してた。
社会的な亀裂が、技術力の良さを壊していく
消費が弱まることで、企業力も落ちていく
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中流という意識
世帯主が正社員として働き
持ち家に住み、自家用車を持っている。
配偶者がいて600万円から800万円
独身で400万円から600万円
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3年ルールは、本来3年派遣で勉強したら
4年目からは正社員、ってはずが
3年たったら切って良い、になってる。
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40代の三人に一人が非正規雇用。
これは、すごい。。、
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老後破たんで生活保護がふえれば
国家の財政は確実に破たんする
うう
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って感じで読了。
本書の最初の取材先は
先の不安から貯金してる分、贅沢ができないってことですが
ポイ活とか、クレジットの使い方とか
そういうのはなかったな。
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お金が絶対的に足りない、という人たちも
モーニングが贅沢、っていうのは、定年後の人には常識なことだと思う
喫茶店って、お金とるからね
ただ、学校の制服、教科書、給食費とかは
無料にするのがありだと思う。
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認知症の身内を持った人の話は
これはもう、お金の問題ではなく、ケアマネジャーの話だな、と
切り離して生活保護をもらってもらって
本人は老後破たんしないようにしてもらうしかない
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まぁ、私も介護3人しましたから
もっとドロドロしたもんだとはわかってますけどね
設計図くらいロジカルに作っておかないと
感情だけだと、ほんと、まわらない
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なんて、感想を持ちました。
まぁ、明るい話ではないわね~
年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活posted with ヨメレバ小林 美希 講談社 2022年11月17日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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