ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 豊島晋作 感想レビュー備忘録。

本屋の平積みから立ち読みして

面白かったので購入。

あたりでした。

ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」 [ 豊島 晋作 ]

おすすめのビジネス本レビュー | 推し本探ブロ (veteranmama.com)

世界は被害者であふれていて

広大な被害者意識の連鎖でつながっている。

この一文を読んで、購入を決めました。

隣国韓国とかは、完全にこれだな~って。

加害者の面があっても、見ないふりする。

そして、ロシアがヨーロッパに圧迫されてるっていう

被害者意識が、今回のことかな~って。

日本とドイツは、めずらしく加害者としての贖罪意識がある。

あれ、イタリアはないんだ?

今回のウクライナ戦争

始めから、アメリカの同盟者であるナトーが相手だった。

で、今回のていたらく

ロシアは今後、国際的な地位を低下させる可能性が高い。

ちょっと前のイギリスみたいだな・・。

ロシア軍の疑問

世界最高水準と言われている最新鋭のタンクが出てこない。

赤の広場のパレードでは、さんざん披露してたのに。

理由、虎の子だったので、ウクライナごときには使えない

理由、クリミア半島占領以降の制裁で、量産が困難になってる。

捕獲されたら、最新鋭の機密がバレちゃう。

アメリカ軍の保有する三分の一が貸与されてる。

もともとウクライナには汚職が多く、腐敗と横流しが王道だったけど

2014年のクリミア併合後は、それも収まってきたって

おお、危機感が出たんだな

ロシア軍の伝統

最初はひどい戦い方で、だんだん修正して盛りかえす

ほんとか?

情報戦

ウクライナの危機に、他国から「自分たちの税金をウクライナに使っても良い」

と感じさせるのが、大きい。

ほ~

確かに

情報開示に積極的だったのがバイデン

理由は、アフガン撤退の失敗

アメリカ情報部は、あれほどはやくタリバンに陥落させられるとは

読み切れなかった。

だから今回のウクライナでは、名誉挽回が必要で

情報隠匿、というセオリーを押し切られた

サイバー攻撃

システムそのものを壊す

サーバーを壊す

情報を盗む、などなどがある

FacebookやTwitterは、大きすぎて

情報をぶつけて壊すことができず

今回の戦争でも、ウクライナに使われてる

そして、ウクライナはIT先進国

日本はサイバー国としては三流以下

うん

わかる

セキュリティー人材が足りない

トヨタという大きな企業のサプライチェーンの片隅から

攻撃されると、トヨタがダウンするという

実体験があっても、対応が鈍い

ロシアが使ったあと

Natoは、核で反撃すするのか。

独ソ戦争

ソ連が弱かったのは、スターリンが軍幹部を殺しまくったせい

20世紀のロシアに、幸せな時期ははほとんどなかった

おお

ロシア革命

ドイツに侵略された第二次世界大戦

ソ連崩壊

国家存亡の危機が3回も

そして、一番怖いのは無秩序

だから、現政権の崩壊が怖い

プーチンの論理によって

ロシアの地政学的危機は増加した

Natoは拡大し

中国は台頭し

兵士の犠牲で国内の総生産も減っている

ロシアのトップは無秩序を押さえることができる強権でなければならない

これは、とっても逆説的だな

現在のキーウは

対空ミサイルが機能しても、黒いダストがひどい。

ウクライナの人は、危機の時には禁酒するそうな

これは、初めて知った

日本の大本営発表はフェイクニュースとして

嫌われてはいるけど

現在のウクライナを見ると、戦意高揚はモチベーションのために必要か

ポーランドとウクライナの急接近。

現在、ポーランドはNatoに入ってる

東欧諸国は、ロシア人が民主主義より独裁者を選ぶのを知っていた

国民性って、あるんだろうな・・。

NATOは、ロシアに怯える東欧諸国の駆け込み寺だった

フィンランドが、ソ連にひどく侵略されたことを

この本で初めて知りました。

ポーランドをドイツとソ連で分割し

バルト三国とフィンランドをソ連の支配下に、って

密約があったんだって

フィンランドの独立性は

侵略を絶対に許さないという強い意志と

そのために何が必要か、という冷静な戦略

すばらしい

プーチンは対話できる相手ではない

スウェーデンも、国是であった中立を捨てた

これもまた、すごい変化

フィンランドの国家ぐるみの臨戦態勢

備蓄とかね

バルト三国

スターリンから解放されて

ドイツに侵略され

ドイツが追い出されたら再びスターリンの圧政が

ロシア人は、自分たちを解放者だと思っている

ウクライナのロシア語系住民の

ロシアは自分たちを見捨てない、という幻想は敗れた

アフリカケニアの国連大使の名演説

プーチンの暗殺は難しい

元より、ロシア軍でクーデターは成立しない

ロシア諜報部、軍の監視が強力で、クーデターができない

オリガルヒ

新興財閥

500人のオリガルヒで、99.8%の国民の資産を上回る

これは、ひどい・・。

オルガリヒには政治力も軍事力もない

プーチンに反対すると暗殺される。

こわ

一番現実的なのは

ウクライナの勝利

最後の皇帝の時の革命が、プーチンをおそうかもしれない

ロシアによりウクライナ侵攻は

中国による台湾侵攻の先例

習近平が、台湾侵攻に

米国が介入しない、と感じた時がタイミング

日本には、大規模な米軍が駐留することになる

自衛隊はロシア軍を笑えるか

これは、キツイ・・。

とても興味深く、一気読みしました。

オススメします

ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」posted with ヨメレバ豊島 晋作 KADOKAWA 2022年08月02日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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