佐伯泰英さんの時代小説。
好きで、いろんなシリーズを読んできましたが
出版業界のために、人気作家として継続で出してくださって
その分、もう、このシリーズ、終わりでいいよね・・。という
レベルのものも多々あります。
本作の、酔いどれ小藤次シリーズも
新、ってくっつけて、年代的にパラレルワールド的にしちゃってますが
まぁ、新しいシリーズも十分おもしろいから、いいかな、って
でも、そんな本作も、駿太郎が元服して
そろそろ完結らしいです。
嬉しいやら、寂しいやら・・。
雪見酒 新・酔いどれ小籐次(二十一) (文春文庫) [ 佐伯 泰英 ]
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1,奇妙な騒ぎ
2,活躍クロスケ
3,蛙丸の雪見
4,二口の真改
5,駿太郎元服
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小藤次は、尋常な勝負で打ち負かした武士の赤子
駿太郎を養育してます。
駿太郎の実父がでっかい男でしたので、13歳現在
駿太郎君の体は、大人なみですが
まだ前髪ですね、元服前。
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小藤次の家に、三河に引っ越した薫子さんから手紙が届きます。
そして、目の見えない薫子さまの代筆は
江戸でのねずみ小僧でした。
彼は、自分の名前を騙る悪党を、小藤次と一緒に成敗したことがあり
そんなこんなの縁もあり、薫子のとこで従者として働いてますね。
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さて、薫子さんからの手紙は、次巻以降の伏線で
江戸は大晦日近くになって
酔いどれ親子、と知らずに、因縁つける浪人者が現れて
番所にひったてられるんですが
その中の一人が、仲間を殺して番所から逃亡します。
でもって、こいつが、駿太郎一家を狙いそうだ、ってことに
☆
糸屋の娘さんが、鼻緒を切って
それを駿太郎に助けてもらったり
世話もの話が挿入される中で
小藤次や駿太郎の名刀を狙うやつはしつこく
相楽という、名刀の固執する浪人者と
駿太郎の真剣勝負となり、駿太郎が相楽を斬ります。
☆
この相楽は、元の藩や騙りで奪った刀を
暗黒街の刀屋に預けていて
藩の宝刀をだまし取られた用人とかは、必死の探索してまして
なじみの同心に頼まれたりしまして
勝負して、名刀の回収をすることになりますが
相手は、小藤次ではなく、駿太郎でした。
駿太郎、強い!
☆
真剣勝負に勝利したり
まぁ、いろいろ駿太郎さんは大人だね、ってことで
14歳になる正月を迎えて
駿太郎は元服します。
だれが元服の後見人になるか、でいろいろ考えて
結果、りょうの両親、駿太郎のジジが烏帽子親となりまして
一件落着ですが
元服早々に
小藤次の元の藩の領主から呼び出しがありまして
帰国するから、ついてこい、って
うん、波乱の予感。
ってことで21巻は終了です。
雪見酒 新・酔いどれ小籐次(二十一)posted with ヨメレバ佐伯 泰英 文藝春秋 2021年11月09日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle
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