大好きなシリーズです。
この作家さんの「トッカン」シリーズと双璧の人気ですね。
竹内結子さんでドラマ化されてました。亡くなって残念です・・。
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1章、外商員、話を聞く
2章、外商員、弁護する
3章、外商員、家を買う
4章、外商員、再会する
5章、外商員、ヘッドハントされる
6章、外商員、走り回る
7章、外商員、エステートセールをする
8章、外商員、買い占める
9章、外商員、中学受験を迎える
エピローグ
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いつも、単行本がでて、文庫化されるんですが
今回は文庫書き下ろしでした。
だから、新刊を見つけた時は、おお、って(^^)
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静緒、あいかわらずやり手です。
長く外商してると、お客様の信頼も厚くなり
扱う額も増えますね~
この本読んでると、お金持ちの世界がとっても気持ちいい。
そして、このレベルではない自分は
お金持ちじゃないんだな~って、謙虚?な気持ちになりますね
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修平くんとは同居が継続中です。
ゲイで実家がお金持ちで、現在のマンションは、修平君の家の持ち物です。
静緒は間借りしてるのね。
はじめは何かとぶつかった修平との関係ですが
修平の親が、修平がゲイだと受け入れたことから、丸くなりました
親に否定されると、つらいよね・・。
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今回の静緒のお客様は鞘師さん
お金があって、美容整形したいけど怖いから、静緒に最初に実験?してもらってます。
お金があっても、親との関係がいろいろあって
だから、美容に走ってる、って読み進むとわかってきますね
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中学受験問題は、佐村さん。
元CAで、その時代の稼ぎを運用してるから、お金持ちに嫁いだけど
自分の資産もがっつりある。
息子を受験させたいけど、旦那の実家は進学校をのぞみ
息子はまったりさんだから、そっちに向かない上に
進学校にいく偏差値が足りない
で、佐村さんの聞き役を静緒がしてます
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デパートの中のコーヒー店の林さんは
もとはこの地所に店があった人で、今は店内に店をもち
デパートの社員の憩いの場なのね。
いい感じです
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NIMAさんは、両親を亡くして、ひきこもりで
でも、自分が作ったキャラがヒットして大金持ちとなり
静緒が担当してます。
宝石とか色々、パワーのあるものを集めるのが趣味
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お金持ちは、時間が一番高価だとわかっているから
選ぶ時間、テマを短縮するために外商を使うのね
とっても単純明快で納得ね
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静緒は、いつもギフト券とか持ち歩き、情報くれたり
いろいろしてくれたらすぐに払うの。
お金を使うことがリスクヘッジ。かっこいい
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NIMAさんが色々ネットで攻撃されたので、反論することになりました
でも反論するためにネガティブを読むから、心がすさむ
だから、雇ってやってもらう。
IPの開示要求のための仕事が、これからは流行になるかもしれませんね。
弁護士の紹介も、外商の仕事で
弁護士ついて、ネガティブ系はクリアしたけど
そいつが働いていた会社が、知らぬ存ぜぬだから
なめられてるって、ことになって
さらなる訴訟へとなっていきます。
これが外商の仕事なのか・・
凄いな~
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外商でお金を使う
お金を使うためにはイベントが必要
真理だな
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お金と友人と健康さえあれば、一人でも大丈夫。
でもそのお金って、どれくらいなんだろうな~
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静緒がヘッドハントされます
人とのかかわりが上手な彼女なら
どこでもやっていける、って
今なら、銀行でローンが組める
ローンを組んでから転職したらすぐに返せる。
父を高校生の時に亡くしている一人っ子だから
母と二人でマンション住まいができれば、って考える静緒です。
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で、そんな静緒の考えを尊重したいけど
修平は、今の静緒との生活が心地いいから、続けたい
結婚したいとかではなく、同居で。
金持ちの発想として、籍をいれちゃえばいい、って
静緒のおかあさんの子になれば
静緒と姉弟になって、楽しくくらせるし
ゲイとして、恋人ができたら、その時は別居すればいい、て
なんか、この発想は自由で魅力的だったな~
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清家の奥様が、癌が進行して自宅に戻りました
奥様の担当は、ずっと葉鳥さんでした。
伝説の外商バイヤーさん。
そして、エステートセールが挙行されます。
生前整理で、オークションして、そのお金を寄付するの
こういうの、これからもすすむといいな~
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そして、静緒が買おうとしていたマンションが
いきなり横取りされます
ローンではなく、キャッシュで買った人
それは、静緒の顧客の鞘師さんでした!
ここの顛末が面白かった!
悔しい、って思わないでもない静緒ですが
自分が買うよりも、ずっときれいに飾り付けされていく家に
なんか、満足しちゃうとこが、おもしろい。
これ、私でもそう思うとおもう。
お金のかけ方がかけ離れてると
嫉妬とかもないんだろうな。
さらに、売り上げは静緒のものだしね(^^)
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静緒が関わった中学受験も
綱渡りのような受験行脚で、最終的には希望に合格し
お礼になんでも買うわよ、って奥様にいわれたら
やっぱり絵でしょう、ってね
外商のふと客の一番は、絵なんだろうね~
上流階級 富久丸百貨店外商部(3)posted with ヨメレバ高殿 円 小学館 2021年03月05日 楽天ブックスAmazonKindle
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