雪華邸美術館の魔女 白川紺子 推し本。私の感想レビュー備忘録。オカルトと現実の中の戦後上流階級の日々。

推し本。作家買いで読みました。

面白かったので、これ、2巻目、でるといいな(^^)

雪華邸美術館の魔女(1) (千夜文庫) [ 白川紺子 ]

雪華邸美術館の魔女 目次

1,子爵夫人の再婚

2,鳥啼き魚の目は泪

3,秘密の花園

雪華邸美術館の魔女 ネタバレ注意

戦前、父の愛人にさらわれた双子の妹の小百合

16歳になって、見つけ出された時には

両親は亡く、探してくれていた祖父も亡くなり

残っていたのは、双子の撫子でした。

で、戦後に華族は税金でいろいろ物納とかしてて

撫子は御殿場の避暑地の屋敷に住んでたので

小百合もそこへ引き取られます。

という、出生とか周りの人生の色々がある中で

撫子が相続してる「いわくつきの美術品」があって

雪華邸美術館、とか呼ばれていて

知る人ぞ知る、ってことで、ほぼ紹介でしか観覧者はこない。

で、小百合が引き取られて最初に来たのが

未亡人であった御厨光子さま。

戦後に、自分で商売も初めてやり手の美人さんです。

で、彼女が美術館で借りたい、と言ってきたのは

幽霊がついているというネックレス。

貸し出したくない撫子ですが、流れで貸すことになり

光子の再婚相手をお披露目するパーティーにも参加します。

小百合は、孤児院でひもじい生活をしていたので

食うことに貪欲で、作法もできてないので

撫子や、家庭教師役の橘に叱られますが

それなりに頑張ってます。

立食パーティーでも、がつがつしない、皿に取りすぎない、と叱られますが

そんなパーティーに幽霊が出て、光子の相手の偽証貴族男というのが

前にだましていた女性の祟りだ、いまも、他の人をだましてる、などなどと

正体丸裸にされる、という事件が起きます。

光子はネックレスを返しに来て、偽証男と結婚するつもりはさらさらなく

友人がそいつのせいで自殺したりしてたので、復讐に使った、って

撫子は、自分の家のコレクションがそういうネタにされるのは困る、とは言っても

にんまり、って感じで、そんな撫子に小百合も、どんどんなじんでいきます。

次は、心中の場面に置かれていた屏風を買い取りたい、って言ってきた戸田という男がいて

その人は、闇市時代に橘を助けてくれた人でもありました。

撫子に断られたあと、心中の女性の旦那で、男の弟だった柏木って男が窃盗で忍び込み

まぁ、見つかってふんじばられますが

撫子が、穏便に処理してくれたので、買い取りたいと言ってきた戸田が

カシってことにしてくれ、って

身に着けると死ぬ、ということで

未亡人の間を転々としてきたジェット素材のネックレスが

欲しい、って言ってきた未亡人は

死にたい人でした。

結婚したくないのに、兄に高利貸しとの結婚を迫られているらしく

幽霊騒ぎのことで、友人関係?にもなった光子のつてで

色々調べてもらい、屏風がらみで知り合った戸田から情報をもらい

で、その高利貸しが、撫子の叔父にも金を貸してることが分かったりします

撫子の叔父とか親族は

戦後のどさくさ、ってだけでなく、経済能力のない奴らで

それらが、財産を手堅く守っている撫子から、なにかと無心して金をとろうとする。

若いのに苦労してきた撫子のことを知り

小百合は、いまは私が傍にいるよ、って

小百合も、孤児院で、大人たちに食い物にされる子供たちを見ているので

目端がきくし、ちゃんと側で支えられますね

ってことで

死にたがりの未亡人には、うるさい兄に仲人から説教してもらい

自分の力で、華道や茶道の先生として生きていけそうです。

って感じで、身内のゴタゴタと

双子の姉妹の関係の深化とか

そんな人間模様に美術館の不思議品がからんで、面白かったです。

雪華邸美術館の魔女(1)

posted with ヨメレバ

白川紺子 U-NEXT 2025年08月20日頃

この記事が、読みたい本を見つけるヒントになったよ~、とポチして下さるとうれしいです 。

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

にほんブログ村

このブログは、読了した本のプロモーションを含んでおります。