推し本。
作家買いです。金融リテラシーの本です。知ってることも多々ありますが
勉強になるとこも多々あったので、推し。
明解!金融講義 世界インフレ時代のお金の常識・非常識 [ 高橋 洋一 ]
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金融講義 目次
1,経済ニュースに流されないための金融基礎知識
2,金融政策とは何か、量的緩和のもっとも優しい解説
3,金利の基礎知識、日銀の金利操作による金融政策
4,為替の仕組み、円安で日本は大丈夫か?
5,金融からみた、戦後日本経済史
6,金融政策の失敗で読む平成経済史
7,金利のある世界への転換、には要注意
8,自分のお金を守るための金融リテラシー
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金融講義 ネタバレ注意
国民所得を増やすには
減税と金融緩和がもっとも有効、というのは世界の常識
なのに、金融緩和でハイパーインフレになる、という
間違った考えがはびこっている
2024年10月に
手取りを増やす、と、減税と社会保険料軽減を訴えた国民民主党の躍進は
支持された、というとっても良い例でしたね。
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貯蓄も投資も、金融商品という意味では同じもの
ともに、企業にお金がいく
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LINE誘導による金融詐欺に、ひっかからないように。
これも金融リテラシーの一つ
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新NISAは撒き餌である
と、高橋洋一氏は言ってます
理由は、総額が少なすぎて、株で生計をたてるには足りない
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どうしても投資したければ国債に
と、高橋洋一氏は言ってます
私は、国債と相場の二本立て
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国のバランスシートを見れば
日本の海外に持ってる資産がどれだけデカイかわかる
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統合政府のバランスシート
政府と、その子会社である日銀を連結させると
政府の負債はかなり減る
国債は金利を払う必要があるけど
その金利は日銀が刷ってるお札だから
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金融政策とは、金利の上げ下げと、お金の量の調節の二つだけ
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名目金利は0以下にはならないけど
実質金利は0以下にできる
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量的緩和を始めてやったのはスウェーデンで
世界恐慌に対して、インフレ目標を導入していち早く恐慌から立ち直った
すばらしい
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金融政策とは雇用政策である
これは、箴言
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金融政策の目標とは
インフレの目標達成よりも、雇用増と失業率低下である
働く場所があってこその、金融政策
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金利の上下で
市中でのお金の量も上下する
これは、昔教科書で習ったな
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自国通貨が10%安くなると
GDPは1%程度増える
円安なら、GPSが増えるのか
円安って、経済的には追い風なんだ
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海外投資をしてる企業も
円安になると手取りが増えて=業績があがる=株価が上がる
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円安で金利が上がり、インフレになる、という論調は間違い
金融政策は為替(円高円安)とは無関係の目標でうごいてるってことを
きちんと押さえておこう
(前記した、雇用増と失業率低下のためのもの)
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他国から、お前は円安がすぎて、お前のとこのばっかり売れて
うちの品が売れない
と文句が来るのは当たり前だが
円安なのに、国内から文句がくるのはおかしい
食物とかの輸入が上がりすぎる、って話ですが
国家規模で考えるなら
食料品とかの輸入より、輸出からの恩恵の方がデカイ
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為替介入は無意味である
まぁ、東北大震災の時の売り浴びせの際には
介入して頑張る必要がありましたね
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為替介入に使う準備金があったら
国民に還元するべきだ
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円安で一番もうけたのは日本政府
米国債、米ドルが、為替介入用にプールしてるが
それらが円安ですごい額になってる
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高度成長とは、日本の極度に安く設定された円安で成り立った
それが外されて、高度成長はとまった
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固定相場とは、為替介入しない相場ではなく
つねに介入し続ける相場のことである
変動すると、介入で修正するんだな
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石油ショックでのインフレ、というが
実態は、マネーの過剰な流動性だった
360円から、円高になったので
企業が倒産しちゃうから、国が為替介入した
どんどん円を増やして円安をキープしようとしたので
結果、紙幣が増えてインフレになったのね
ここのエピは、とっても勉強になった
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貿易自由化のあとに、金融の自由化がおきる
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大蔵省のスキャンダルで
日銀が力を持ちすぎた
現在、大蔵省って名前が財務省になってるしね
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小泉政権は、デフレ対策したかった
そのためには金融政策が必要で
金利の上下による、量の緩和で、失業率や雇用増を行うべきだったけど
大蔵省を蹴落とした日銀が、拒んだ
当時の政府が日銀に介入できるのは、人事権だけだった
ほ~
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デフレ対策をきちんと見ていた安倍晋三さんが
デフレ対策としての金融政策と、消費税への懸念を訴えて当選
黒田総裁が起用せれて、やっとデフレがおわる
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リーマンショックで、世界中の中央銀行が金融緩和に踏み切ったのに
日銀だけがやらず、日本の経済は落ちた
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安倍政権と黒田総裁
このコンビこそが、安倍首相の長期政権の根っこ
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金利のある世界、というのは
金融業界のための言葉である
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利上げに前のめりな植田日銀総裁のせいで
2024年の7月は、ブラックマンデーを超える株価暴落となった
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金利上げは、銀行だけばぼろもうけできる仕組みである
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アメリカが金利上げしたから、日本もするべきってのは
おかしい
米国の経済ギャップと日本の経済ギャップは違うから
日本は、失業率も雇用増もいまのとこ順調なんだから
冷や水になるような金利上げは必要ない
銀行だけ稼ぐことになる
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財務省と日銀と、日本のマスコミが合致してる誘導
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日本のデフレ問題は
他国のような経済問題ではなく、政策問題である
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財務相のバランスシートには子会社の日銀が入ってない
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国債は、手堅い
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年金は絶対に破綻しない
最初は55歳
次が60歳
今は65歳からの年金受給
やがて70歳からになる
うしろになっていくほどに、必ず年金はもらえる
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日本の相続税は、所得税+相続税の二重取りで不公平
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なんて感じで読了
とっても勉強になりました(^^)
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posted with ヨメレバ
高橋 洋一 ソシム 2025年01月18日頃
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