推し本。
ネット小説の書籍化。ネットの方は無事に完結。小説の方も7巻で完結してます
最後はちょっと駆け足でしたが
人狼の秘密、とか、タイトルの理由とか、いろいろわかってすっきりしました
フシノカミ 4 ~辺境から始める文明再生記~ (オーバーラップノベルス) [ 雨川水海 ]
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フシノカミ 辺境から始める文明再生記(4) 目次
1,紙は折り重なり
2,紙は余白を嫌う
3,紙は炎より熱し
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フシノカミ 辺境から始める文明再生記(4) ネタバレ注意
3巻で、軍子会を卒業したアッシュです
アッシュたちの代は、歴代最高、と呼ばれるほど粒ぞろいで
同期たちは、まだ若いながらも、領内にちって、リーダーとして育っていきます
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ユイカのことをグレンは前から好きで
でもユイカはアッシュしか見てない
そんなグレンは、卒業目前に、ユイカに心を打ち明けます
真剣な告白だったから、ユイカも真剣に答えますね
遺恨なし、です
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13歳になったアッシュ
領都に残る費用は、イツキ様が負担してくれるらしいけど
借金を好まないアッシュは、寮管補佐になることで、居住費と食費を浮かしてます
領管は、同期生のケイ嬢。
同期が、本当に優秀。
村からは、村長が費用を出してくれる子が
今年も二人領都に来てます。人材育成に舵を切ってますね
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領地改革推進室長、になったのはマイカ
領主の後継となりそうな、一族がトップで
副がアッシュね
領地改革、ってけっこう複合的で
現状は、軍の携行食料の横流し対策としての、品質向上とかがあります
まずいから、売って(横領)金に換えて、ましなものを喰う、って流れを
ちゃんとまともな携行食にして、横流しをやめさせるって流れね
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で、税収が少ない地域、ってのがあって
それが、今年だけ、って理由がある場合
突発的自然災害とか、獣害とか、の場合は税金免除ですが
ず~っとダメなら、理由をきちんと押さえないと、免除してもダメってことで
ある村への視察が決行されます
1,携行食料の改善結果(実験)のために行軍する
2,行軍先は、領地が荒れていて、治安不安である税収減少地にしよう
3,ついでに視察もして
4,余っている現在のまずい携行食料も、もっていって手助け用にしよう、と
アッシュは、常に一つの行動にいくつもの経過と結果を求めます
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アデレ村の村長のマルコさんは、とても優秀な村長さんです
彼の娘が、現在アッシュたちの配下にいるレンゲ女史
優秀な父の娘は優秀って感じです
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アデレ村から独立した形で、親類他が多いのが
アジョル村。ここは20年以上不作の地で
村長がクソですが、一人娘で、レンゲの友人のスイレンが
バカ親父に丸投げされながらも、頑張ってました
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ずっとアデレはアジョルを援助してて
でも2年前の獣害で援助できなくなったから
アジョルを捨てて、アデレ村に来ては?って打診してくれました
ですがアジョルの村民、スイレンたちは
村は捨てられない、なんてひどいことをいう、って突き放したのね
☆
で、飢えること、飢えることで子供や老人が死ぬことを
自分の村で目の当たりにしていたアッシュは
人の稼ぎに乗っかってる癖に、ひどい、なんていうスイレンたちの村に
しずか~~に怒ります
スイレン本人はそんなに悪い子じゃないし
軍子会のグレン君は、スイレンと交友関係が生まれますし
マイカは優秀だから、案内役が遠征隊に友好的だと仕事がはかどる、ってことで
グレン×スイレンを応援します
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村の再建計画を本格的に始めるアッシュです
どうぜつぶれてもいい村なら、農業改善計画の試験場にしちゃおう、ってことね
グレンくんは、アジョル村と領都の伝書鳩となります
☆
室長の仕事と、アジョル村復興計画が平行して進み
携行食の品質改善には金がいる、ってことで
イツキ辺境伯代理は、金策に唸りますが
アッシュは、石鹸とかの技術を、仲良しさんに流出するのはいかが?って
どうせ、技術は広まるものだから、初期の頃に仲良しと共有して
初期なら高値で売れるし、買った方にもメリットあるし、盟友にもなれるし、って
アッシュが利点を並べます
最初は石鹸になりそうです
☆
教会の本を探して、農機具の改良も進めます
アジョル村は、モデルケースなので、万々新規ネタをぶっこみます
農業が軌道に乗るまでは、食料は領都から、になるので
馬車に乗せて食料を運び、その馬で、畑のおこしを改良農機具でやっちゃう
馬のレンタル代は、グイド商会がヘルプしてくれます
新興の商会ですが、辺境伯家に食い込み、さらに領地のためってなら
出る杭を打つ奴らもへる、ってことですね
☆
スレインの父親は、娘に丸投げしてたくせに
軌道に乗り始めた、と知ると出張ってきて、親だ、村長だ、って権力を持ち
アンチのやつらをまとめて、反抗勢力にしてきました
グレンは、スレインの苦境をアッシュに訴えますが
アッシュは、僕に頼む前に君は何をしたの?っと聞くのね
つねに、相手に成長を求めるアッシュです
グレンも、アッシュを尊敬してるし、いうこともっともだ、と考えます
ただアッシュは、助けるだけが、真実の助力ではない、って
ふむ
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1年目。結果が出ましたが
いくつかのダメ出しがアッシュから出ます
例年に比べれば、十分な収穫だとほめられると思っていたスレインは
落胆して怒りがわきますが
ダメ出しの箇所は、種植えの時とか、指摘されていた場所ばかりで
手助けするより、失敗させて頭と気持ちに刻み込む、ってやり方がアッシュ流でした。
☆
スレインのバカ親父が動き出したとき
森からトレントが出てきます
魔物は、人間への破壊力が半端ない
森の気配がおかしいから、森に入るな、ってアッシュが警告していたのに
村長は、森で食料をとってこい、って命じたらしい
20人以上が森に入って、戻ってきたのは10人以下だとか
アッシュは、人的資源を使いつぶされて、怒りまくります
農業の新政策のエキスパートになれる人たちだったのに!
☆
村長は、森から逃げてきた、自分シンパの連中と
あっという間に隣村に逃げちゃいました
レンゲは、皆のために、一人領都まで走ってトレント発生を教えてました
で、アッシュは、まずは村民の避難
次に、トレント征伐を考えます
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馬車でアジョル村に到着したアッシュたち
スレインは、皆に死んでほしくない、って説得して村の放棄をうながし
人々は、馬車に荷物を載せ、歩いて、領都への避難に
そして、森に入ってダメだと思われていた人たちは
グレンに森の歩き方、を教わっていた人たちがいて
彼らが、新農業のチームワークを生かして、無事に森から脱出、村に到着してました
アッシュは、人が助かったことを喜び
ついでにトレント征伐を計画します
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アルコールを精製した時にできたタールを陶器に詰めた
手製爆弾みたいのをいくつも持ち込んであったので
村に突入前のトレントを、穴掘って足止め
横から荷車ぶつけて転倒させると、タール爆弾で頭脳を破壊します
全部で8体のトレントのうち、3体はそうやって処分
残りは、村の中央に誘い込み、ぐるっと火の輪に追い込んで焼死を狙います
トレントの中身らしい魔物が1体飛び出して、アッシュとやりあうこととなりましたが
アッシュはあばらと右腕だけで、そいつを転倒させ、残りは
グレンたちが抹殺しました。
で、トレント征伐も完了。
また魔物を倒しちゃったね、ってみんな「アッシュだから」となってきました
慣れてきたね
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人狼を倒して、トレントを8体倒したら
アッシュへの結婚申し込みが殺到しそうなので
サクっと農民から上の地位を与えて、マイカとの結婚を考えないと
ヤバイ、ってイツキ様は思います
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アジョル村は廃村と決まりましたが
村丸っと一つの人口をどこが受け入れるか、ってのが難しい
でも、マイカとレンゲが、アッシュならどうするか、って考えて
新農法の伝道者、ってことなら、他の村も受け入れてくれる、ってのを思いつきます
お荷物の避難民ではなく、技術者として大手を振って派遣される感じね
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スイレンの親父のバカ村長は
今回、逃げたし、いろいろやらかしてるので、村長の地位を剥奪されますが
お前みたいな小僧に言われたくない、って逆切れするので
最後には、辺境伯直々の処罰書を見せて
反逆してください、っていいます
即刻首切りの処罰対象になるから、そっちの方が簡単だからね
ほほ、アッシュってばエグイ
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って感じで4巻終了です
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posted with ヨメレバ
雨川水海/大熊まい オーバーラップ 2020年12月25日頃
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