楽園の烏 八咫烏シリーズ最新作 阿部智里 ネタバレ注意 前シリーズから20年後 雪哉がすごいことになってます

八咫烏シリーズ

松本清張賞を獲得してのデビューでした

謎解き、がちょっとありましたが

基本、ファンタジー

1作目の、烏に単は似合わない、はそれほどでもなかったんですが

雪哉が登場する、烏は主を選ばない、あたりで面白くなってきて

黄金の烏

空棺の烏、の二冊が、ものすごく面白かった!

雪哉が主体で、八咫烏の世界の事件の顛末を描いていたのがこの三冊

その後、玉依姫、っていう、八咫烏の世界と人間世界のリンクの話は

今一つで

弥栄の烏、っていう一部終了作品で、う~~~ん、って思ってました

それでも、6冊のシリーズを、新人としてデビューして、書き上げたのはさすが、だと思ってます

で、新シリーズは

弥栄の烏、から20年後が舞台です

なつかしい

長束、千早、とかが出てきますが

雪哉の豹変というか、まぁ、あの子ならこういう腹黒おっさんになりそう

とか思いましたけどね

本作は二部の最初の一冊

これからが楽しみです

1章、逃避行

2章、異界

3章、貴族

4章、地下街

5章、慈悲

終章、置き土産

民法の失踪宣告、ってのが最初のページにありまして

安原はじめ、という、くたびれたおっさん視点で、物語がはじまります

養子ばっかりの家族がいて

それも、みんな優秀で、起業とかしちゃう血縁のない兄とか姉がいて

で、みんな、末っ子のはじめを、それなりにかわいがり、心配してくれてる

なぜ心配か、っていうと

はじめが、養父のおっさんに、一番連れまわされて、影響を受けているから

そんなはじめのとこに、養父から相続した山を売ってくれ、って話が

続けて申し出られ、そのタイプから、みんな、バックは同じ奴だな、って

はじめは見抜きます

で、ある日、美人の「ご一緒してください」って言われ

追われるままに逃げ込んだトロッコの箱から出てみたら

そこは山内、八咫烏の世界でした

で、はじめの護衛として、貴族の北小路頼斗、ってのがつきます

人間界に留学したことがあるから、はじめとも会話が成り立つのね

で、山内では、現在「猿」に襲撃されているので

それだけ気を付けて、はじめの機嫌をとり、山内のある「山林の権利書」を

はじめから、雪哉が(山内の政府が)買い取る、のが最終ミッションなのね

でも、いろいろ見たい、ってはじめが行動すると

めったにないことなのに、猿に襲われ

頼斗だけが残り

はじめと頼斗が、あぶない!ってとこで千早に助けられ

そのまま地下街へと逃れます

で、ほぼこっから、頼斗の視点となっていきます

雪哉の側にいた千早は、雪哉のやり方をよく知ってるからね・・

頼斗は、盲目的に雪哉を信じてますが

はじめは、ここは楽園です、なんていう頼斗の危うさを見抜いてるの

で、雪哉たち政府側に制圧された地下街とか

そこから押収された人民がほぼ奴隷化されてるとことか

頼斗も、向き合っていなかった今の山内の世界が描かれていき

烏の天敵であるはずの猿は、本当はすでに絶滅させられていること

猿、という形で八咫烏を粛正しているのは、雪哉たち政府であること

などが分かってくるのね~

で、いろいろとありまして

雪哉が、ここまでするんかい、って感じの

冷徹な施政者となっとりまして

黄金の烏、とかで見知った

雪哉の友達たちが、出てこない、ってことは

たくさん、死んでるんだろうな・・

この作家さんのクセとして

押しキャラ(人気キャラ)がいきなり死んだり

腹黒マックスだったり

という、読者を裏切るのがとっても好き、ってのがあるから

これから先も、どんな風になっていくのか・・

で、はじめの養父が、実は山内の「地下街の主=朔王」だったらしい、ってわかります

はじめ、って名前は朔、っていう字なのね

山内は、山神さまの衰えで、いずれ抹消してしまうのか

それを防ぐために、雪哉はなりふり構わないようで

妻帯もしてませんね

まだまだ、伏線満載ですが

はじめ、とともに、人間世界に行くことになった頼斗とかが

どう動いていくのか

次巻がとっても楽しみです

楽園の烏posted with ヨメレバ阿部 智里 文藝春秋 2020年09月03日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle

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