人気の時代小説の3冊目
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1章、お針殺し
2章、冬瓜の花
3章、百面の銀蔵
4章、義太夫の子吉
5章、汀女の覚悟
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家治が亡くなり、遊里は喪に服してます
で、汀女の手習い場に、みんなが集まってますね(^^)
さて、吉原は、田沼さまに近かったので、田沼失脚で、ちょっと旗色が悪い
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さて、そんな吉原で人殺しです
お縫い、であるお針のお辰が殺されました
吉原では着物の注文が多いので、腕のいいお針には小金が貯まる
で、その金を貸していたので、恨みではないか、って
お辰は針箱に、判じ物のようなヒントを残して、金を隠してました
さらに、切り見世のお兼が殺されます
お辰殺しの発見者だったお兼は、犯人を見て強請っていたらしい。
犯人は、お辰に使い走りをさせられていた身内でした
恨みでね
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お辰のお金は、一部はもみ消しのために同心たちへ
残りは、吉原の堤の補修とかにあてられるそうな
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吉原見番を始めた大黒屋が、裏で動いてました
で、喪が終わって、吉原が再び解禁となります
で、幹次郎には、敵からの刺客が
25両で刺客を請け負い、幹次郎にたおされました
さて、汀女は、吉原で先生をしてますが
吉原で働く両親のとこの子には、長屋で無料で師匠をしてます
良い人だな~
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幹次郎には刺客。吉原には金の払えない客を送って散財させて赤字に
大黒屋は色々やってきます
反田沼派をバックにして、大黒屋は、吉原会所に成り代わりたいようです
で、赤字散財の手下に、亀蔵というのが使われると知った幹次郎が
亀蔵がいるらしい寺に踏み込みますが
亀蔵は、凶刃に倒れます
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七代目に刺客が送られ
会所の若者は、切り見世に引き釣りこまれて刺殺視察され
大黒屋からの全面攻撃です
いろいろ探し回ると車善七が声をかけてきます
大火のあとに死体を集めて供養して名前を売った人で
今は吉原の裏手に住んでるんですって
で、彼が配下をつかって、百面の銀蔵の住処を見つけてくれます
善七とは、2巻で、女郎が消えた事件で、知り合ってますね
で、踏み込むと、銀蔵はすでに吉原に入ってました
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銀蔵の狙いは七代目四郎兵衛の暗殺でした!
幹次郎、走る!
で、なんとか間に合いました!
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大黒屋が一ツ橋家を頼りにしていて、密書があるので
それを四郎兵衛たちが奪取
で、大黒屋は、用心棒の頭に、決戦が近いと報告
一気に居場所を替えたので、四郎兵衛たちはもぬけの殻に踏み込むことに
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吉原に戻った幹次郎は、小吉が、見番に食料が運び込まれ
女武芸者に男装させて連れ込んだ、と教えられ
ねぐらを吉原に替えた、って察します
なので、小吉爺様を使って、敵を分断
一組は小吉におびき出させて番頭のとこへ
で、幹次郎が相手の頭目と一騎打ちで成敗
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さて、切り見世に引きづりこま困れて殺された保蔵の実の弟の金次が、ここから参加です
で、汀女がさらわれ、大騒ぎ
拉致された時に汀女は切手(大門をくぐるための許可書)を落とし
次には、川から遊女の文が流れてきて、絞り込まれます
で、汀女は解放され
大黒屋は、見番を交代、ってことで、抹殺されるのでした
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3巻は、敵が執念深かったので充実した1冊でしたね
おすすめ(^^)
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